デ某の「ひょっこりポンポン山」

腎がんのメモリー(術後10年クリアーし"卒がん")、海外旅行記、 吾輩も猫である、人生の棚卸しなど。

こころ深くとどく絵

2018-07-28 23:45:19 | 人生の棚卸し
 わが家の居間に架かる絵「ポントワース風景」。かつて妻が精神的に落ち込んだ際、大阪・梅田の阪急百貨店の画廊で出遭い「こころ救われた」絵。わが家としては大枚!をはたき手に入れました。作者はジュウ・メイキ、水辺の風景が際立つ上海出身の画家です。
        実は「大丸百貨店」ですが、次のパラグラフの関係で恥見本?に本文はそのまままにします(笑)  

    

 先月、友人の画家から個展の案内をいただきました。前記の思い出深い百貨店の画廊です。颱風が来る前に!と、きょう出かけました。およそ20点、いずれもこの方の幻想的な、しかしリアルな絵の世界。少し凹んでいる私の心に深くしみとおりました。
                こちらは正真正銘!阪急百貨店の画廊です。
    
       
           ※ 7月25~31日まで 阪急百貨店7F画廊にて

 先日、ドキュメンタリー「大地の詩人たち」(NHK総合)を視ました。1960年1月の創刊から毎月休むことなく刊行され、今年5月に700号に達した北海道十勝の児童詩誌「サイロ」をめぐる記録・・・北海道の大地と子どもたちへの愛にみちた詩誌です。

    

 初期の原画の多くは坂本直行さん(坂本龍馬の甥のお孫さん)の挿絵。北海道のお菓子と言えば「六花亭」・・・如何にも北海道!が感じられ、しかも手頃なお値段で人気No.1のお土産です。あの優しい花柄の包装紙はじめ六花亭の包装の多くは坂本直行さんの作品です。

    

 児童の詩には時代!が色濃く反映されています。高度経済成長下、北海道の農業が立ち行かなくなった時代、東京オリンピックはじめ建設現場の労力として農民が都会に流れて行きました。そのリアルな感性が時代を超えて心にひびき心にしみ心をえぐります。

    

 東京オリンピックが開かれた1964年。その年のヒット曲は・・・坂本九「明日があるさ」、西郷輝彦「君だけを」、舟木一夫「君たちがいて僕がいた」、青山和子「愛と死をみつめて」、ピーナッツ「ウナ・セラ・ディ東京」、岸洋子「夜明けの歌」etc.




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8 コメント

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記憶にある時代 (遠音)
2018-07-29 08:22:59
岸洋子さんの歌声を聞きながらこれを書いています。
ゆくりとしみじみ心に届く柔らかな声ですね。

奥様をいやして下さった絵・・それを買ったデ某さんの優しさ・・とても良い絵ですね。
心が穏やかになりますね。
私も絵を見るのが何より大好きですが
よく考えると坂本直行さんの絵が一枚有るだけです。
TVが台風ニュースをひっきりなしに報道してくれていますが
デ某さんの所は如何ですか?何事も無いようにと。    したっけネ~
返信する
Re: 遠音さん「記憶にある時代」 (デ某)
2018-07-29 09:23:58

遠音さん
早速にコメントくださりありがとうございました

> 岸洋子さんの歌声を聞きながらこれを書いています。
> ゆっくりとしみじみ心に届く柔らかな声ですね。

かつて 仕事上のおつきあいがあった或る方が
「私には岸洋子の歌があれば他はいらない」と仰っていました。
彼女の歌を聴きながら なるほど・・・と思いますね。

> 奥様をいやして下さった絵・・・とても良い絵ですね。心が穏やかになりますね。

居間には結構!陽が射しますから 絵は少~しずつ色褪せてきます。
でも一代限りの絵ですからね、そのまま架けつづけます。

> 私も絵を見るのが何より大好きですが
> よく考えると坂本直行さんの絵が一枚有るだけです。
それって・・・凄い!ことではありませんか!
帯広に坂本直行さんの記念館があるそうですね。
敷地内に川が流れエゾリュウキンカの群生がある由、
記念館は「六花の森」と称されるそうなので、
遠音さんにお目にかかれなくても 六花さんにはお目にかかれそうです(笑)

TVが台風ニュースをひっきりなしに報道してくれていますが
デ某さんの所は如何ですか?何事も無いようにと。    

未明に通り過ぎました。
風は強く庭が荒れたものの 雨はそれ程でもなく・・・。
お蔭様で当方に被害はありませんでしたが、西にまっすぐ進む異例の颱風、
各地に被害がありませんようお心より祈りいたします。

> したっけネ~
ありがとうございました
遠音さんもどうかくれぐれも したっけね~!
返信する
聴かせる岸洋子 (風のフェリシア)
2018-07-29 13:10:14
「ポントワース風景」は春霞がかかったような風景画ですね。
柔らかなタッチが優しい春の微笑みのようです。
奥さまのために大枚!はたいて、なんと優しいデ某さん、春の微笑みのようです。
岸洋子さん、悲運の歌手ですよね。
「夜明けのうた」も「希望」も好きな歌でした。
返信する
Re: 風のフェリシアさん「聴かせる」 (デ某)
2018-07-29 14:56:05

風のフェリシアさん
コメントありがとうございました

> 「ポントワース風景」は春霞がかかったような風景画ですね。
> 柔らかなタッチが優しい春の微笑みのようです。

そこそこに大きな絵、
さざ波うつ水面も花も小径も樹木も空も・・・
ポントワースの河畔に佇んでいるような臨場感で迫ります。
優しい春の微笑み・・・ありがとうございます。

> 大枚!はたいて・・・春の微笑みのようです。
あくまで・・・私としては!の大枚です
心地良い はたき甲斐ある 大枚でした

> 岸洋子さん、悲運の歌手ですよね。
> 「夜明けのうた」も「希望」も好きな歌でした。

「希望」もいい歌でしたね。
「私の旅は終わりのない旅」「私の旅は返事のない旅」
そして「私の旅は今また始まる」。
1983年に収録されたBS2のYou tube.がありました。
https://www.youtube.com/watch?v=lTUnS3_rgOM
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ポントワース風景 (リーのママ)
2018-07-29 22:23:09
ポントワースってどこだろうと検索してみると、フランスの印象派の画家たちが多く住んだ街だと書いてありました。ピサロやセザンヌがポントワースの風景を描いているようで、紹介してありました。
穏やかな空気感と花の色に心惹かれます。見つめているとこの風景の中に溶けていきそうです。
心が落ち着く素敵な絵ですね。

「絵を見て心が癒される」ということにハッとしました。私は好きとか素敵とか、あまり好きじゃないとかそういう目でしか絵を見ていなかったなぁと。

好きな絵を居間に飾るって素敵ですね。
返信する
RE: リーのママさん「ポントワース風景」 (デ某)
2018-07-30 09:15:39

リーのママさん
コメントありがとうございました

> ポントワースってどこだろうと検索してみると

ママさんにそう言われて私も検索してみました(笑)
ほんと 無数に!ポントワースの風景が出てまいりますね。
川、樹木、花、小径、船・・・パーツで見るとよく似た風景がたくさん!

> フランスの印象派の画家たちが多く住んだ街だと書いてありました。
> ピサロやセザンヌがポントワースの風景を描いているようで、紹介してありました。

はい。ピサロの絵もありました。
如何にも印象派にふさわしい風景の街のように思います。

> 穏やかな空気感と花の色に心惹かれます。

画廊の方が「この絵を架けられる部屋は、いつも樹があり 水と光と花のある空間になります」と。
確かに・・・そんな気になりますね。

> この風景の中に溶けていきそうです。心が落ち着く素敵な絵ですね。

ありがとうございます。
絵であれ 家具調度であれ 人!であれ・・・ですね。

> 「絵を見て心が癒される」ということにハッとしました。
> 私は好きとか素敵とか、あまり好きじゃないとかそういう目でしか絵を見ていなかったなぁと。

好き!ということは大事だと思います、「理屈抜き」であれば猶更!
癒される、刺戟される、元気になる・・・それぞれに!ですね。

> 好きな絵を居間に飾るって素敵ですね。
好きな音楽を聴く、好きな作家の書を読む、好きな人と一緒にいる・・・須らく!
返信する
Unknown (みいこ)
2018-08-04 18:13:08
こんにちは、お久しぶりです。
7/27無事、退院して療養しておりました。

傷口が1か所、化膿してしまいチクチクと
傷むので消毒しながら家事をしています。
血液検査や尿検査の結果、内臓も支障が
ないようでそれだけでも有難いのですが・・

腎臓癌と告げられて手術に臨んだ訳ですが
8/2生体検査の結果、血管筋腫脂肪腫という
良性腫瘍だったのでビックリしてしまいました。
担当医は最初から癌の可能性が高いと断言
してたんですけど・・まあ有難い結果でした
ので丁寧にお礼を述べて帰りました

術後は激痛で、まるで生き地獄でしたので
もしかしたら別の小規模な手術でも良かった
のではと思いつつ、結果論なので諦めました。

今は右腎臓が完全に良くなるまで大人しくして
ストレッチや体操で萎えた筋力を元に戻そうと
思います・・酷暑が続きますのでデ某さんも
お身体にお気をつけてお過ごしください。

こちらのブログは画像ブログとして拝見しても
とても楽しく面白いので、これからも時々
寄らせていただきますね
返信する
Re: みいこさん (デ某)
2018-08-04 22:39:46

みいこさん
お久しぶりです。コメントありがとうございました

> 7/27無事、退院して療養しておりました。

その後どうされているかなぁと少し気を揉んでいました。
無事退院されたと伺いとても嬉しく思います。

> 傷口が1か所、化膿してしまいチクチクと・・・
> 血液検査や尿検査の結果、内臓も支障がないようでそれだけでも有難いのですが・・・
有難いのですが・・・と記されると え?もしや何か?・・・と どき!どき!

> 腎臓癌と告げられて手術に臨んだ訳ですが
> 生体検査の結果、血管筋腫脂肪腫という良性腫瘍だったのでビックリしてしまいました。
> 担当医は最初から癌の可能性が高いと断言してたんですけど...
私の知るかぎりは2例目、ほんと!嬉しいビックリです。何よりでしね
腎がんは術前に転移が判明していない限り事前の生検をしませんから、手術は止むを得ません。
血管筋腫脂肪腫は急に破裂して出血ショックを起こすこともあり切除して正解!だと思います。
腎がんではなかったこととあわせてほんとうに幸いでした

> 術後は激痛で、まるで生き地獄でした
それは大変でしたね
術後の痛みは人によりかなり差があるようです(私は カルカッタ、否、軽かったです)

> 今は右腎臓が完全に良くなるまで大人しくして...筋力を元に戻そうと思います
少しずつ無理なくゆっくりなさってくださいね

> 酷暑が続きますのでデ某さんもお身体にお気をつけてお過ごしください。
ありがとうございます
日本が、極東ではなく気候は中東並みになったような気がします。
退院されたばかりは免疫力も低いですから、みいこさんも十分体調にお気を付け下さいね。

> こちらのブログは画像ブログとして拝見しても
とても楽しく面白いので、
> これからも時々寄らせていただきますね
ありがとうございます
腎がんのカテゴリーからは外れていても
腎がんの方と心はいつも繋がっていると思っています。
腎がんサバイバーではなくなったみいこさんですが、
どうぞお気軽にお訪ねくだされば幸いに存じます
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