一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

共産党の下にある中国の仕組み

2024-03-05 09:22:13 | 日記
決して法律だけではないが、中国においては政治、経済、社会、生活がすべて共産党の下にあるのだ。共産党が決めたことは絶対である。白いものでも共産党が「黒い」といえば黑なのである。当然、自由や人権は存在しない。存在するとしたら共産党が決めた自由であり、共産党が決めた人権である。中国国民にとって共産党が全てなのだ。そうはいっても人間である以上、共産党に対して不満や考え方が異なる人もあるはずだ。そういう人たちは一体どのような気持ちで生活をしているのだろうか。少なくとも、家族、親族、友人、勤務先の人達との付き合いがあるはずだ。


人間関係が全くない人はいないはずだ。そういう人たちにとって中国という国をどのように考えているのだろうか。共産主義或は共産党に対してすべての国民が快く思っているはずがない。多少とも心の中に不満がある人たちは、我慢して生活をしなければならない。そのように考えたら、14億人の人達には不満分子を以て生活をしている人たちが1億人や2億人の人達はいるだろう。そんな人たちは、お金がある人は海外旅行をしたりしてうっ憤を晴らしているのかもしれない。お金がない人たちは、心の中に不満を溜めて生活をしているに違いない。


中国人にとって共産党は神様みたいなものだ。絶対に犯してはならない存在だ。そのような共産党の内部はどうなっているのだろうか。中国という国を実際に動かしている人たちは
数百万人いるかもしれないが、国の中枢にいて、国の舵を取っている人は、共産党幹部と云われている20人位の共産党幹部の人間だ。この人たちが実質的に中華人民共和国を統括している人たちだ。多くの部分をベールに包んでいる共産党幹部の20人位の人達は一体何を考えているのだろうか。勿論、諸民の事など頭の中にはないかもしれない。国を動かしているという気持ちが最優先しているのだから、もっと大きなことを考えているのだろう。


人間社会、国があれば必ず法律や規則がある。これを運用するのは大変な事である。しかし、中国にとって法律はすべて共産党が決めていることだ。国民が決めているわけではない。共産党の法律解釈が最優先される。解釈を決めるのは共産党なのである。国民は共産党が決めたことは絶対なのだ。法律の条文がどのように書かれていようとも解釈は共産党が決める。その解釈に疑問があろうとも共産党が解釈を下したら、それが正しい解釈となる。共産党には絶対的な権限がある。いわば共産党は神様のような存在なのかもしれない。絶対に逆らえないからだ。


このような国に生まれ育った中国国民の考え方にはどうしても偏りが出てしまう。仕方がない、と云えばそうなのかもしれないが、このような人たちが海外へ行って他の国の人達と話をしたら必ず食い違いが出てくる。致し方がないことだ。中国国民は生まれながら国で教育を受けている。その教育は完全に共産党が主導した通りの教育なのである。民主主義国家で教育を受けた人たちとは考え方に食い違いが出ても仕方がない。恐らく法律の解釈も民主主義国家とは異なることになるだろう。共産党に都合が悪い解釈など絶対にありえない。

自由や人権を奪われた人たちには自由社会は理解できないことが多いはずだ。監視カメラの中で生活する人たちは自由な社会は存在しない。

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