一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

歴史を捏造している中華人民共和国

2018-02-01 05:27:17 | 日記

歴史を捏造するのは何処の国でもあるわけではない。この100年間、歴史を捏造した国の多くが共産主義あるいは社会主義国家である。勿論、民族主義おっかなど一部の過激な思想に染まった国でも歴史を捏造していた事実はある。現在、GDPが世界第2位となった中華人民共和国、ここでも矢張り歴史の捏造が進められている。嘗て、ソビエトが同じように歴史の捏造が盛んに行われてきたが、中国も同じことをやらなければならなくなったのだ。

韓国が歴史を捏造していることは世界でも知られていることだが、中国も同じことをしようというのか。あの、文化大革命をどのようにしてなかったことにするつもりなのか。少なくとも世界を揺るがすような大きな出来事だった。最後は4人組とかいう人たちが総崩れをしていなくなっていった。まあ、消されたという言葉が正しいかもしれない。共産主義国家では気に入らない人間を消すのは得意技だ。

それでは文化大革命の何処が気に入らないのか。大体、これを大々的に行った中心人物が毛沢東だったという事が問題なのではないのか。毛沢東は中華人民共和国の創建の第一人者である。その人が文化大革命を始めたのだから誰も止めることは出来なかった、というのが事実だろう。若しもこれを止めるとしたら、周恩来しかいない。しかし、その周恩来にも毛沢東を止めることが出来なかった。

毛沢東は何故文化大革命を強行したのだろう。過去を完全に断ち切りたい、というのが本音ではないのか。共産革命をした中国は、都市部では何とか共産党の力を発揮できたが、農村部は昔の考え方が相当残っていた。農村部に共産主義を徹底的に呑み込ませるためには文化大革命という荒業が必要だった。それと同時に、都市部にいた不満分子を一掃するという事も必要だった。毛沢東が人民を先導して過去に拘っていた不満分子を全て取り崩したいという気持ちが強かった。

しかし、文化大革命は不満分子どころか必要な人間や歴史的な文化、重要な財産までも失うことになった。失ったものは大きく、取り戻すことは出来ないだろう。文化大革命を歴史から抹殺することで果たして中国に有益なことがあるのだろうか。幾らどのようにしても失ったものは再現できない。歴史を捏造すれば必ずその照り返しが出てくる。

コメント
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