東京下町・新小岩駅の不動産屋二代目のつぶやき

東京の下町・葛飾区新小岩で今年創業49年を迎えました不動産屋の二代目が気ままに書き綴った独り言ブログです。ブツブツ・・・

春の九州2~温泉編

2009年09月27日 09時00分00秒 | 街の話

今回一番のメインである別府温泉。コーディネートしてくれた福岡の友人(以下「福岡君」)は別府にとても詳しく、車中での質問にも明快に即答してくれる。四年半の福岡暮らしのおかげなのだろう。何て素晴らしいだろう。
ただ「由布院と湯布院の文字の違いは?」に答えてくれなかったが、それは別府ではないので仕方の無いことだと思う。私だって青砥と青戸の使い分けは分からないのだから・・・

車中では事前に編集に編集を重ねた二本のカセット(合計180分41曲)は会話に掻き消される。予想通りだ。後でじっくり聞いてくれ。太宰府に寄った後、別府に向けて高速道路を車が走る。会話も走る。程なくして、電光掲示板に「雪注意」の文字。寒い訳だ・・・フロントガラスに粉雪がへばりついては消えて行く。福岡君の予想通り16時に別府に到着。どんよりとした天気だが、雪は止んでいる。やはり「晴れ男」である。到着後、10分もすると熊本の友人(以下「熊本君」)が予想を反して到着。20時くらいかと思っていた・・・

再会を祝し、部屋で早速乾杯。すると福岡君が温泉巡りに連れて行ってくれた。行くならば「浴衣に丹前と雪駄」であると福岡君(以下「隊長」)。隊長に従わざるを得ず、仲居さんの制止も振り切り、寒空の下、ぞろぞろと出動した。フロントマンの呆れ顔を横目にホテルの自動ドアが開いた瞬間にこの出立ちを後悔するが、隊長はずんずんと進んで行く。すれ違う観光客は私たちを見て笑っている。そんな事よりも寒い・・・寒いよ!隊長!風邪ひきそうだ。


ホテルがある「鉄輪」エリアには大小様々な温泉場が点在しており、無人の温泉場では100円を入口の賽銭箱に投げ入れる。


最初に入ったのは隊長推奨の「むし湯」だった。高温のサウナ状態の小部屋に葉っぱが敷き詰められており、貸し出された浴衣を纏い、横たわる。長時間の入浴?は生命の危険があるとの事で、湯女のおば様が8分経過した時点で呼びに来てくれるシステムだった。腰をかがめて入ると、中は薄暗く、草の香りで充満している。思ったよりは熱くはなかったが、次第に息苦しくなり、私が一番に表に出る。



外に出ると温泉効果で体はボカボカしている。行きの寒さが嘘のようだ。目の前に無料の足湯があったが、隊長はもうひとつの温泉場へ向けて歩き出している。急がねば!
もう一軒は普通に歩けば、見落としてしまうような程、ひっそりとした佇まい。入口で100円を投げ入れ、扉を開けると脱衣場があり、すぐ横には仕切りも何もなく湯船と続いている。地元の方たちなのだろうか?複数の入浴者で埋め尽くされていた。「みんなのお風呂」と言った感じである。

隊長!夕食の時間まであと10分です!急ぎましょう!



夕食後、タクシーで北浜の繁華街まで出掛け、深夜にホテルに帰った。わずかな睡眠時間で翌朝を迎える。温泉効果なのか二日酔いもなく、とてもすっきりとした朝を迎えた。ホテルの露天風呂から別府湾を眺める。景色も気分も爽快である。



ただホテルの温泉は低温なので体がなかなか暖まらず、震えながら中湯・外湯を行き交う。



朝食を済ませ、改めて別府の街をホテルから見下ろす。一瞬火事かと見間違える程、至る所から湯煙が立ち込めている。こんな温泉街には何年ぶりだろうか?いいものだ。

次回はもっとたくさん温泉巡りをしましょう!隊長!

有限会社やな瀬不動産

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 春の九州1~食べ物編 | トップ | 春の九州3~阿蘇山経由熊本... »
最新の画像もっと見る

街の話」カテゴリの最新記事