ノイバラにツマグロハナカミキリ（春の麻機遊水地シリーズ６６）

ノイバラの花に来ていたツマグロハナカミキリ。やはりカミキリに出会うと嬉しいね。


昔はツマグロハナなどという種名は存在しなかった。長年の愛読書である「原色昆虫図鑑Ⅱ・北隆館」にはそんな名前のカミキリムシは記載されていない。
かつてはヤツボシハナの変異の１タイプだったのだが、いつの間にかツマグロハナとして独立していたのだ。


もっとも上記図鑑は発行が1970年、丁度50年前なのだから色々と変化してくるのは当然だろう。


ナンキンハゼの枝で囀るウグイス。


全身全霊で声を張り上げている。


マルバヤナギだろうか？　葉の付いた細枝に付属体のような極小の葉が幾つも存在する。


ヤセウツボ。外来の寄生植物だ。


伸びるとこんな感じ。背の低い草地で時々見かける。

4月、5月とまるまる2か月の間、横浜の職場には出社していなかったが、明日は久しぶりの出社となる。非常事態宣言は先週解除されているが、
個人的に更に１週間程自粛していたのだ。新幹線やＪＲ，私鉄、ホテル等ビビる場所も多いので、携帯除菌スプレーと消毒シートと予備マスクを
先程用意したところだ。

ハンショウヅル開花

キビタキの声の中で5月の里山モニタリング調査を実施した。　３密とは縁遠い健康的なひと時で気持ちがよい。


野生クレマチスの一種ハンショウヅルが開花していた。花は小ぶりだが雰囲気はなかなかなのだ。


最近増えてきた花の一つ、モモイロヒルザキツキミソウという長ったらしい名前だ。モモイロクローバーＺが略してモモクロだから、こいつは
モモツキでいいかな？　丁度ススメガの一種コスズメが吸蜜に来ていた。


トラマルちゃんか。グリグリと花に潜り込むように蜜を求めている。


朝露に濡れている背の高いニョイスミレ。


ヒヨドリも偶には登場させないとね。


ユニークな形状で分かり易いヘラオオバコ。

露出度の高いガビチョウ（春の麻機遊水地シリーズ６５）

藪の中が定位置だがこの時期には比較的姿を露わにしてくれるガビチョウ。


なんとなくひょうきん物的な感じがする鳥だ。


歩道上のアサマイチモンジ。


淡いピンクがイカすノイバラ。


文字通りのアカメガシワの葉芽。


キタテハ。越冬個体ではなく新鮮な個体。

晩春の水辺（春の麻機遊水地シリーズ６４）

遊水地の池に咲くアサザの花。この場所は日陰のせいか花の数は非常に少なかった。


カボチャ的ではあるが鮮やかな黄色の立派な花だ。


アサザの葉の上で休むクロイトトンボ。


連結したまま産卵場所を探してアサザの葉の上を飛び交う。




アジアイトトンボの異色型♀かと思うが、あまり自信無し。


これから暫くはトンボの季節が続く。

遊水地の雑草（春の麻機遊水地シリーズ６３）

ステイホーム中で遠出自粛の中、遊水地の雑草でも見てみようとやってきた。目立たないがアップで見ればワスレナグサ同等のキウリグサ。


キツネアザミ。名称にキツネと付くのは似てるけど違うというような意味合い、つまり偽物的な表現だがちょっと可哀そうかもしれない。


アカバナユウゲショウ。見ても特に感動しないが・・・。


アメリカフウロ。フウロソウの中でも一番不人気な種類だろう。


スズメノエンドウ。これも探す気で見ないと見過ごす程小さな花だが、それなりに良い色をしている。


スイバの茎を上下してアブラムシを探すナナホシテントウ。


５枚葉のオヘビイチゴ。

これだけ地味な自然観察も珍しいね。