昨年秋に採集(こちらから)したタニグチコブヤハズカミキリをリリースしに行ってきた。動きは元気だし、採集場所から10mと離れていない場所なので大丈夫だろう。
昨年10月から飼育していたので(飼育方法はこちらから)7か月程飼育したことになる。寂しい冬の間付き合ってくれたコブに感謝。
実は5頭(タニグチ3頭、セダカ2頭)でスタートしたのだが、今回のリリースまで生き延びたのは2頭であった。
生存率は40%ということになる。
頭上にはコブシの花。
フモトスミレが開花していた。
葉の裏はこのような紫色をしている。
せわしなく登場したのはオオセンチコガネ。いい金属光沢をしている。
元気に飛び去って行った。
ランナーを伸ばして広がっているのはミツバツチグリか? 今一つ自信無し。
コブの自然界での越冬生存率がどの程度か不明な為、今回の生存率が高かったのか否か分からない。ただこれまでの何シーズンかの
飼育経験によると、どうもセダカのほうが弱いようだ。自分の飼育経験では圧倒的にタニグチの生存率が高いのだ。
なお今回は人工ゼリー餌を一切使わず、枯葉(ハリギリ、麻機遊水地のノブドウ等)のみで飼育したが、特に生存率に大きな影響は
なさそうだ。まだまだ研究の余地はありそうだ。
明日から今シーズン2回目の山籠もりだ。朝4時起きなので今夜は早く寝ます。