キジの旦那「人間界は最近何だかきな臭い話ばっかだな」
ヤマセミ親爺「全くでさあ」
キ「元首相が撃ち殺されたり、統一教会信者が1億円献金して家庭崩壊だと?」
ヤ「コロナもまたぞろ増えだしてるしね」
キ「天気もこう不安定じゃかなわねえな。人間どもが温暖化にしちまったせいだろが」
ヤ「全くでさあ。ここ数年、晴れりゃ真夏日の連続だし。なんだかカミキリムシも減っちまった感じで・・。」
キ「最近エサの草の実や虫も激減だな。カミさんもああして一日中食い物探しだ」
ヤ「いやあご苦労なこって」
キ「オメエも一応自然観察指導員とかやってんだろ?何とかなんねえのか」
ヤ「いやあオレのような小せえ存在がバタバタしたところで何とかなるもんじゃねえです」
キ「ふん、デケえのはナリばかりか」
ヤ「おっと、そりゃナシですぜ。何十年も言われ続けてるんで・・。」
ムラサキサギゴケ。
キ「一つくらいイイ話はねえのか」
ヤ「まあ強いて言えばオオタニサンくらいですかね」
オオブキの葉で翅を休めるウスバシロチョウ。
ヤ「ところで旦那の世界は最近どうなんで?」
キ「今日はこんくらいにしとこう。その話はまた明日な」