今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

新居の「浄水」はホントに浄水か

2014年08月17日 | 計測

新居では普通の水道水のほかに、水道設備としての浄水器を設置し、浄水専用の蛇口をつけた(私個人は、そこまでこだわらないんだけど)。

せっかくなので、飲料や料理には浄水を使っている。

浄水器はもちろんメンテ費用がかかり、年1度の交換で1万円を超える。

こんな高価な設備なのだから、水質が水道水と違ってもらわないと困る。

正直、飲み比べても違いが分らない。

なので、例によって水質検査をした。

水道水と浄水のそれぞれサンプルを取り、

まずは残留塩素pH,Mアルカリ度を測る。

結果はともに、0.0,6.5,80とまったく同じ値。

まぁ、このへんは違いが出なくてもよろしい。

次に電気伝導度(≒ミネラルの溶存度)を測る。

水道水は21.9μS,浄水は21.3μS。ほぼ同じ。

まぁ、浄水は”ろ過”をしているだけなのだから、水道水より伝導度が上がることはない。だから、浄水の方がミネラルが豊富ということにはならない。
ちなみにこれらの値は、旅先の水道水と比べるとかなり低く、純水に近い。
強力な浄化処理の結果だろう。

また浄水器は、もともと少ないミネラル分は除去していないことも分る(パンフでもそう謳っている)。

いよいよ最後の酸化還元電位

水道水は+426mV,浄水は+249mV。

ここで明らかに差がついた。

電位は+に高いほど酸素が多く、-に高いほど水素が多い。

自然水の平均は+320mVで、+200以下が「還元水」といわれる。
殺菌処理が強いと+に大きくなる。

+426という水道水の値は、引越前の家の水道水+600よりは低い。
水道の浄水場が異なるためか(金町⇔朝霞)。

わが家の浄水器は、強く殺菌された水道水を還元水(水素水)方向に変換していることがわかった。
その値は、私が今まで測った水でいえば、奥武蔵の「吾野湧水」(+240),茶臼山高原の「矢作川水源水」(+270)に近い。いずれも人がポリタンク持参で有り難がって給水していく水場だ。

というわけで、浄水効果は合格点を与えよう。


2014年の夏の特徴

2014年08月17日 | お天気

8月半ばだが、日本全体的にはここんとこずっと天気がぐずついている。

停滞前線が丁度梅雨時期のように本州の真ん中に居座っている。

南の暖気と北の冷気がぶつかっているので、大気が不安定で短時間強雨などがおきている。

この天気のせいでお盆休みを楽しめなかった人も多かろう(顧問をやっている大学のワンゲル部も夏合宿だった)。

今年(2014)の夏は、エルニーニョのせいで冷夏になると予報されていた。

海水温の分布をみると、現在はエルニーニョは収まっているので、そのせいではない。

ただ、フィリピン東方の海水温が低く、そしてそれ以上に日本東方の海水温が低い(例年比)。

後者は、太平洋高気圧が発達しづらい原因になっている。

ようするに”黒潮”が不活発なのだ。

遠因は、太陽活動にあるのかもしれない…

22日頃に太平洋高気圧は本州に張り出すようだが、それも一時的らしい。

35℃を超える暑さにならないのはありがたいが、今年の夏はこんな感じで終わりそう。

引越後の整理整頓に追われている私には、どうせ夏休みはない。