山形県手をつなぐ育成会 日々徒然なること

育成会の事、関係ないことも勝手につぶやきます

オホーツク版「親心の記録」活用術

2013年03月23日 | 生活支援ノート
 山形版「親子をつなぐノート」(親亡き後に備えて)を作成しようとのきっかけは、オホーツク版「親心の記録」をみたからである。
 えがおときずな実行委員会(特定非営利活動法人 網走市手をつなぐ育成会)が編集した冊子である。
 タイトル ~大切な人のために残す~オホーツク版「親心の記録」。
 32頁構成になっている。
 30穴のプラスチックバインダー(白色)によって綴じてある。
 厚紙にカラー刷りの印刷だ。
 目次は次のとおり。

 1.基本事項
 2.健康管理・通院
 3.本人(障がい者)の特性・属性情報
 4.年金・手当・健康保険等
 5.福祉サービス利用
 6.財産と相続の考えかた(本人・親)
 7.「親なき後」の親の願い
 8.つながり・支援の輪
 9.思い出のページ

 写真をはる空白ページ、自分なりに記入できる空白ページも設けている。

 そして、オホーツク版の最大の特色は、「手引き」を付録としていることである。
 A5の15頁で構成されている。
 懇切ていねいに書き方の解説が記述されたものだ。
 さらに、このために要望に応じて各地域で「研修会」を開催している。
 オホーツク版「親心の記録」ツールを徹底的に活用する手立ての実施である。
 「手引き」を付けるだけでなく、さらにみんなで書いてみようと「研修会」を開催しているのだ。
 ここまですれば、100%活用できないが、60%ぐらいは活用できるようになるのでないか。
 ツールを配布して了とするのでなく、最低限項目に記入するところまで責任持って実施している。
 記入しなければ宝の持ち腐れになってしまう。
 作成委員はそうならないように、記入してもらうところまでお手伝いをしている。
 せっかく作った「親心の記録」にみんなが記入して、今の福祉サービスの問題に気付き、子どもの将来に真剣に向き合うことができるに違いない。
 そして、地域の育成会運動がより一層盛り上がる力になるはずだ。
 (ケー)
 


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山形版(*^▽^*) (網走市手をつなぐ育成会)
2013-03-31 22:34:01
山形県手をつなぐ育成会様へ
オホーツク版「親心の記録」の活用術
と題して書いていただきありがとうございます。
記入のための説明会や研修会を
いまは細々ですが続けています。
素敵な冊子と手引きを完成されることを
お祈りいたします♪
地域の皆さんの宝となり、安心のもととなると思います♪
今後ともよろしくお願いします(*^▽^*)
高齢者家族対象のノートづくり (山形県手をつなぐ育成会)
2013-04-01 16:15:16
 山形版「親子をつなぐノート」(親亡き後に備えて)と題して、親亡き後の心配に備える趣旨のもと作成したいと考えています。
 そのきっかけは、貴育成会作成のオホーツク版「親心の記録」です。
 それも、作って終わりでなく活用までも考慮に入れていることがすばらしい。
 作ったから書いてみてくださいと言ったところで、そう簡単に書く人はいないというのが実情です。
 これでは高齢者家族の心配を解消することにはつながらない。
 今、本育成会は高齢者家族が半分以上を占めています。山形県内市町村支部によっては、9割以上になっているところもあります。
 高齢者家族を対象にした事業展開にはこのノートづくりはうってつけと考えています。
 ただ、助成金をもらおうと申請したところから、本企画については不採択との回答がありました。
 助成金がなくても、それなりにやれるところから手をつけていくよう計画するようにしていくことですね。
 その節は、ご助言よろしくお願いします。(ケー)

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