水持先生の顧問日誌

我が部の顧問、水持先生による日誌です。

筋トレ(2)

2017年01月28日 | 学年だよりなど

 

    学年だより「筋トレ(2)」


 「記述模試」お疲れ様でした。来年は選択にあわせた模試受験になるため、一昨日の模試が人生で最高に難しいものになった人もいるかもしれない。ただし記述の難問を解くことは、力をつけるために最も効果がある勉強であることを、私大型の選択をする人も心にとめておいてほしい。
 次の「マーク模試」は、時間とのたたかいになる。「学力」をつけると同時に、「解答力」を高めていくことも今後必要だ。


 ~ センター試験は、二次試験と比べると、問題の難易度が高いわけじゃないけど、時間が足りなくなるくらい、問題をとくスピードが必要になる試験です。
 あと、問題をとく順番によっても、スピードは変わります。
 なるべく脳の思考の流れがスムーズにいける順番をみつけましょう。
 基本的には、知識型の問題を先にとき、思考型の問題は後回し。
 例えば、国語なら、漢文→古文→現代文。英語なら、文法問題→読解問題。
 化学なら、理論の原子構造→有機化学→無機化学→理論の計算問題。
 生物なら、知識問題→実験問題。といった具合です。
 決して1ページめから順番に解くのが必ずしも正解とは限りません。
 最初の方にある計算問題につまづいて焦って心を乱されたら、その後に控えている本来できるはずの知識問題も動揺して分からなくなる。
  … 自分が好きで得意で自信がある、と思い込んでいる分野に限って、絶対できるから!!と自分に言い聞かせて、完全に解けるまでのめりこんでしまう危険性が高くなります。
 好き嫌いなんか、試験本番で聞かれていません。
 問われているのは、問題がとけるか、とけないかのみ。
 だから、解きやすいタイプの問題から制覇していくのが、脳の回路的には最も効率がよいのではないかと思います。
 解く順番を変えるだけで、全問題にかかる合計時間は変わるでしょう。
 脳がスムーズに移行できる順番で解くことができれば、早く終わるはず。 (木村美紀メルマガ『木村美紀が明かす家庭教育の秘策』vol.160) ~


 先日行われたセンター試験を解いてみて、やるべきことのイメージがわいただろうか。
 一年後に何点とるか「予定」を決めなければならない。
 まず、解くための知識量が絶対的に不足しているという問題点がある。これは、一朝一夕に解決できるものではない。「いつまでに」「何を」という観点でリストアップしてみよう。
 身につけた知識量をどう活用していくか。これは、毎回の模試で、どういう解き方をするのか模索していく必要がある。どういう順番で解いたか、時間配分は成功したか、頁のめくり具合はうまくいったかなど、細かいことを記録しておこう。
 あわよくば叶えたい「夢」「目標」ではなく、確実にこなす「予定」として設定しよう。

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