富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

令和元年伊勢崎市赤堀小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月30日 15時25分20秒 | 世界遺産伝道師協会

令和元年伊勢崎市赤堀小学校での活動報告

 

令和元年11月20日(水)伊勢崎市赤堀小学校で三年生86名対象の学校キャラバンを行いました。

此方の学校は毎年お声がけいただき伺っているお馴染みの学校です。

本日参加のH岡さん、S場さん、N木さん、K井さん、S沢さんと安田の六名は集合時間の午後一時より大分早くに全員が揃って、本日の会場に充てられている体育館で準備を始めることができました。

K井さんが知り合いの先生からの依頼で、私物の伊勢崎銘仙の着物や羽織を持参して、長テーブルに展示用に並べました。

授業始まりの午後二時少し前に三クラスの児童が体育館に集合して、全員で挨拶してから全体を二つのグループに分けて始まりです。

講話担当はS場さんで、自作の解説をパワーポイントで行いました。

世界中にはどんな世界遺産があるのかから始めて、群馬県の世界遺産『富岡製糸場と絹産業遺産群』の価値は何なのか、特に赤堀小の地元伊勢崎市にある世界遺産『田島弥平旧宅』はどこが凄いのかを話しましたが、意外と地元の宝物を知っている児童は少なかったようです。

富岡製糸場の解説では「ちょっと工場の中を見てください」と、トラス構造の模型を示しながら話しました。時には子どもたちと同じように床にしゃがみこんで一生懸命伝えましたので、皆さん熱心に話を聞けました。

座繰り体験は二台の座繰り器を使って、H岡さんとN木さん、K井さんとS沢さんで行いました。

「お鍋の暑いお湯には充分注意してください」と伝えてから、二人一組となって座繰り器のハンドルを回す人、みご箒で流れるプールを作る人を交替して行いました。

H岡さんは座繰り器の後ろ側にまわって、どんな仕組みで動いているのかを説明しましたら「うまくできているなぁ」と感心する子どもがいました。

床に座りこんで仲良く二人一組で糸巻き体験もできました。

86名と人数は多かったものの、全員最後まで熱心に取り組んで貰えました。

普段はなかなか元気の良い子どもたちの様で「この子たちがこんなにちゃんとできるなんて、ほっとしました」「安心しました」などと声を掛けて下さる先生もいらっしゃいました。

伝道師からは「皆さんいい子でしたよ」と返しましたが、喜んでいただけて良かったとこちらもほっとしました。

本日担当の広岡さん、S場さん、N木さん、K井さん、S沢さん、お疲れ様でした。煮繭と雑用係はY田でした。  (Y田:記)

 

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令和二年館林第十小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月26日 17時09分21秒 | 世界遺産伝道師協会

令和二年館林第十小学校での活動報告

 

令和二年1月9日(木)、館林市立第十小学校で四年生対象の学校キャラバンを行いました。本日は、新しい年になって初めての学校キャラバンです。

当校は昭和53年に第六小学校と第八小学校の一部地区が分離して、第十小学校として新設開校しました。四年生は三クラス85名と大所帯です。

玄関を入って右手の壁には、平成28年に『校旗を作ろうプロジェクト』に応募した校旗が飾ってあります。

座繰り体験は『ブースカルーム』と名付けられた部屋で二台の座繰り器を使って行い、一台はH岡さんとS沢さん、もう一台はY澤さんとN木さんにお願いしました。

S沢さんが繭糸の説明をしながらハンドル操作を教えている傍らでH岡さんは、今、目の前の座繰り器で引いているこの生糸が、世界遺産にどの様につながっているのか、どんな役割をしたのかを話しながら進めていました。特にご当地館林は正田醤油との関連で、美智子上皇后が皇居で養蚕をされた話を盛り込みましたが、四年生には少々難しそうで、却って先生には参考になった様子でした。

N木さんとY澤さんもなかなかのコンビネーションで、N木さんがお鍋の中の繭の状態を確認しながら交代でハンドルを回す手助けを、吉澤さんは座繰り器の後ろ側に回って器械の仕組みを説明したり繭の特性を話したりしました。

中には、お鍋の中で踊るように動く繭に大変興味を示して、じっと動かずに見つめている子どももいました。「これからもお蚕さんのことを忘れないでいて下さいね」と伝えました。

S場さん担当の講話は、パワーポイントに自作の映像を映して、時折クイズ形式の質問を交えて皆さんを和ませながら進めました。世界遺産にはどんなものがあるのかを先ず話して、世界遺産になった群馬の絹産業がどのようにして発展していったか、生糸の大量生産と安定した品質の向上を成し遂げるためにどの様な努力をしたのか、四年生の理解度を考慮し少し難しい表現で話しました。

          

全体の状況を見ながらこちらに関心を向けるような言葉を挟んで伝えましたので、最後まで熱心に聞いてもらえました。

当日はとても強い風が吹いていまして、機材の積み下ろしにも支障を来たすほどでした。先生方もお手伝いしてくださいまして、私たちの車が校門を出るまで見送っていただき恐縮してしまいました。

本日の担当は櫻場さん、Y澤さん、H岡さん、N木さん、S沢さんとY田でした。皆様お疲れ様でした。     (Y田:記)

 

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伊勢崎市三郷小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月18日 15時28分58秒 | 世界遺産伝道師協会

伊勢崎市三郷小学校での活動報告

 

令和元年11月18日(月)伊勢崎市三郷小学校で三年生対象の学校キャラバンを行いました。

当校の創立は、富岡製糸場の操業明治五年の二年後、明治七年との事で、今年は145周年となる歴史ある小学校です。

本日担当のH岡さん、S場さん、N木さん、K井さんとY田の五人は開始一時間前には全員揃って、準備に取り掛かりました。

校長先生、三年生担任の先生も本日の会場である体育館に早めに様子を見にお出でになりました。

その時のことです、担任の先生とS場さんがお互い「あれっ?」という感じでして、偶然ですがS場さんが現役の時の教え子であることが分かりました。お互い「変わったね」「先生も変わりましたね」と言葉を交わしていました。

又、校長先生とK井さんも前任校の境小学校時代からのお知り合いでした。

このような偶然が重なって、とてもフレンドリーな会話が飛び交うことに、H岡さんは少し戸惑った様子でした。

当校の三年生は三クラスの120名近い大所帯で、学校にとって今回が初めての取り組みでした。

何時も通り二つにグループ分けして、講話と座繰り体験を交替して行いました。

二台の座繰り器を使いましたが一台に約30名の児童ですから、担当のN木さんと金K井さんはベテランとは言え、全員に等しく体験してもらうのは大変でした。そんな時に全体の子どもたちの様子を見て座繰り器の仕組みを説明したり、糸巻き体験をしてもらったりと、手持無沙汰で遊んでしまう児童が出ないように、こちらに引きつけるような声掛けしてくださるH岡さんの存在は大変大きかったと思います。

世界遺産課から様子を見に来てくださったN島文さんにも、糸巻き体験のお手伝いをしていただきました。

S場さんの講話は、USBメモリーに入れてある自作の解説に『三郷小学校の皆さん』の文字を入れて、内容も三年生が理解し易いように表現方法を変えて伝えましたので、終わりまできちん静かに聞いてもらえました。

「みんなが静かに聞けたのでおまけを見せます」と言って、今では使われなくなってしまった『桑畑』の地図記号や、『糸』の文字の成り立ちなども見せました。

全員が集まって終わりの挨拶の時、感想を言って貰いました処「昔の人は凄いと思った」「やってみたら本当に糸が引けたのでびっくりした」「すごく楽しかった、又来てください」「家に帰って話したくなった」「細くても丈夫な糸でびっくりした」などの声が聴けました。

後日、担任の先生からお礼の文章が世界遺産課へメールで届きました。

要約しますと「子どもたちが、講話にも座繰り体験にも興味を持ち、生き生きと取り組んでいる様子を見ることができ、子どもたちにとって素晴らしい学習ができたことを大変嬉しく、心よりお礼申し上げます。

三年生の学習では、理科での昆虫の成長の学習やカイコの飼育や、社会での地域学習とつながり、この後取り組む機織り体験などにつなげてゆきます。学習の幅を広げられる活動であったと担任共々成果を感じています。

来年度も継続したい旨と、丁寧に教えてくださった感謝のお手紙を子どもたちから差し上げるべきところなかなか思うように時間が取れず心苦しいこと、ご指導いただいた伝道師の方々によろしくお伝えください」とのことでした。

このように喜んでいただきとても有難いことです。

参加してくださった伝道師の皆様にも転送いたしました。

本日参加してくださったH岡さん、S場さん、N木さん、K井さん有難うございました。  (Y田:記)

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館林第八小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月11日 13時57分12秒 | 世界遺産伝道師協会

館林第八小学校での活動報告

 

令和元年11月14日(木)館林市立第八小学校で四年生86名対象の学校キャラバンを行いました。

当初本校からは、10月の富岡製糸場と桐生織物参考館への修学旅行の事前学習としての実施をご希望でしたが生憎調整がつかず、見学後の開催となりました。

昨年は普通教室で実施しまして、10分の休み時間内で机と椅子を片付けて座繰り器を設置するのはとても慌ただしかったので、今年度はご無理なお願いをして、事前準備のできる空き教室をと希望しました。その結果、体育館を使わせていただく事になりまして、講話と座繰り体験を同じフロアーで行いました。

今日もいつも通り86名の児童を二つのグループに分けて、講話と座繰り体験を交替で行いました。

児童数が多かったので、座繰り体験では二台の座繰り器を使って行いました。一台はN島進さんと渋S沢美代子さんで、もう一台は広岡誠さんと吉澤朗夫さんでペアーになっていただきました。

一台の座繰り器に20名以上の児童が集まることになりますから、混乱しないように、飽きてしまう児童がいないようにと、ここは座繰り担当をした四名の皆さんの経験と力量が頼りです。

S沢さんはゆっくりと説明しながら急がせることなく順番に体験を進めて、傍らではN島(進)さんが色付きの厚紙で作った糸巻きと煮繭した繭を渡して、繭の特性などを話し、児童からの質問にも答えながら『糸巻き巻き』をしてもらいました。

H岡さんは穏やかに座繰り器の仕組みを説明しながら体験を、吉澤さんはご実家が養蚕農家でご自身もその中で育った経験から、実際目で見たお蚕さんの生態を話して聞かせました。

講話はS場さんが交代したグループごとに二回、自作の解説をパワーポイントの映像で伝えました。

皆さんは既に富岡製糸場を見学していますので、時折『クイズ』を交えながら、良質な生糸を安定して大量生産するために、四か所の構成資産が夫々担った役割を、四年生が理解できるように丁寧に説明しました。

無事に終了し全員そろって終わりの挨拶の時「あっ、富岡製糸場にいた人だ」とY澤さんに向かって声を掛ける児童がいました。富岡製糸場の解説員でもあるY澤さんですが、当校が製糸場見学の時、たまたま解説員として他の見学者に解説をしていたのだそうです。Y澤さんも覚えていたようでした。

本日の活動は午後の授業時間に組み込まれていましたので、後片付けを済ませて帰路につく頃には辺りは既に薄暗くなっていました。夕方のラッシュ時間と重なって予想以上に時間が掛かってしまいましたが、往きと違って帰りは集合時間に遅刻の心配はありませんので気楽です。自宅に帰り着いたのは午後六時半を回っていましたが、館林への往復が無事終わったことでほっと一安心しました。

本日参加してくださったN島(進)さん、H岡さん、Y澤さん、S場さん、S沢さん、お疲れ様でした。    (Y田:記)

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高崎市多胡小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月11日 13時44分26秒 | 世界遺産伝道師協会

高崎市多胡小学校での活動報告

                                

令和元年10月10日(木)高崎市立多胡小学校で三年生対象の学校キャラバンを行いました。

当校の歴史は古く、昭和30年の町村合併で吉井町立多胡小学校となり、平成21年の高崎市への合併で高崎市立多胡小学校となって、昨年創立145年を迎えました。

又、この地域には古くから栽培されている桑の品種『多胡早生』があって、当校の校章にもなっています。

今日座繰り体験をする三年生9名は、高崎市が2020東京オリンピック・パラリンピックに向けて、ホストタウンとなったポーランドとウズベキスタンチームの選手の皆さんにプレゼントするための市民養蚕に参加しましたので、9月には百頭のお蚕さんを育て、無事出荷しました。

割り当て時間は一校時の45分間でしたので、H岡さんは先ずこれから体験する座繰りは、群馬絹産業のどの部分に当たるのかを解説し、更に富岡製糸場ができた明治五年の翌年明治六年にこの多胡小学校が開校したことも付け加えました。

皆さんは既に九月には養蚕を経験していますので、あのお蚕さんが作った繭から真っ白な糸が引き出される様子を見て「どこから糸が出るのですか」「ずっとつながっているのですか」などと驚いていました。

お蚕さんのお世話は、平日は学校で児童たちが、週末は先生がご自宅にホームステイさせて一生懸命育てましたので、皆、お蚕さんが大好きになったそうです。

体験時間が終わって、廊下の水道で後片付けをしていましたら、丁度居合わせた六年生が「この学校の人数は少ないですが、とても良い学校です」と話しかけてきました。「そうですよね、長い歴史あるとても良い学校ですね」と返しましたが、自身が通う学校を誇らしく外来者に伝える言葉に、素晴らしい教育が行われている歴史ある学校の伝統を感じました。

本日はH岡誠さんとY田節子の二名が担当しました。  (記:Y田)

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渋川南小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月11日 13時10分01秒 | 世界遺産伝道師協会

渋川南小学校での活動報告

 

令和元年10月23日(水)渋川南小学校で六年生30人対象の学校キャラバンを行いました。

当校は毎年六年生の富岡製糸場見学に向けての事前授業として、世界遺産の講話と座繰り体験を行っています。

当日はエレベーターが故障してしまっているとの事で、先生方もお手伝いしてくださって、三階まで階段で機材を運び込みました。

会場は例年通り講話は三階の六年一組の教室で、座繰り体験は教室につながっているオープンスペースで行いました。

当校を毎年訪問して感じることですが、木材をふんだんに使った校内はとても柔らかく温かな雰囲気で、教室と廊下を区切る仕切りが無いために、開放的な空気を感じます。

今日も、座繰り体験の順番待ちの時間を少なくするため、30人の児童を二つのグループに分けて行いました。

講話担当のS場さんは六年生対象に手を加えた自作のパワーポイントを使って講話を行いました。

話し方も余り子供向けの表現よりも少し大人向けの語彙を使って、世界遺産の定義から講話を始めました。

富岡製糸場の解説では現地見学に向けて、歴史的な価値がどこにあるのか、どこが見どころなのか、丁寧に話しました。

H岡さん担当の座繰り体験は、繭から引き出された糸が小枠に巻き取られてゆく座繰り器の仕組みを、予め説明はせずに、児童の皆さんと確認しながら、交代して体験を行いました。

糸が出終わり鍋底に沈んでいる蛹を網杓子ですくいましたら「何をしているのですか?」と質問され、「役目が終わったので片付けています」と答えますと、「それ、やります、やらせて下さい」と積極的に網杓子を持って上手に蛹をすくい取る児童もいました。

今日は3・4校時を使ってのキャラバンでしたので、この後は給食の時間となります。白衣と帽子を被った給食当番さんは配膳に取り掛かりましたが、私たちの後片付けの様子を見た手の空いている主に男子児童が自発的に「お手伝いします」と、三階から一階の玄関まで機材を下すお手伝いを引き受けてくださいました。

温かな校舎の造りと思いやりのある優しい子供たちのお陰で、心身共に癒されて学校を後にしました。

本日の担当はH岡誠さん、S場善文さんとY田節子でした。皆様大変お疲れ様でした。   (Y田:記)

 

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深谷市上柴東小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月10日 14時42分51秒 | 世界遺産伝道師協会

深谷市上柴東小学校での活動報告

 

令和元年10月18日(金)深谷上柴東小学校五年生対象の学校キャラバンを行いました。

此方の学校でキャラバンを行うことになった経緯は、9月30日(月)に上柴西小学校で行った活動の様子が地元紙に掲載されまして、それをご覧になった同校の校長先生が、是非本校でも児童に体験させたいとのことで、依頼がありました。

同校は既に10月24日の富岡製糸場見学が決まっていまして、是非その見学の前に事前学習させたいとのお考えから、申し込みをされたそうです。

本日は79名の児童を二つのグループに分けて、一つのグループにはH岡誠さんが講話を、もう一つのグループは二台の座繰り器を使って、J保千代子さんとK井拓美さんが座繰り体験を行いました。

H岡さん担当の講話では世界遺産となった富岡製糸場見学に向けて、建物の説明は現地にお任せするとして、そこで何が行われたのか、それがどのような影響を与えたのか、その結果何が評価されたのか、富岡製糸場だけにとどまらず、他三か所の構成資産にも目を向けて話しをしました。

今日は五年生ですので、H岡さんは講話の内容や表現にも高学年向けに工夫を凝らしての講話でした。

座繰り体験は、神保さんと金井さんがそれぞれ座繰り器を担当し、二名の学校ボランティアさんにもお手伝いいただいて、行いました。

皆さん、講話はとても静かに耳を傾けていましたが、座繰り体験ではリラックスして和気あいあいと、楽しく賑やかに行いました。

途中、学校ボランティアさんに「ちょっと来てください」と呼ばれて行ってみますと、小枠に巻き取られる生糸が中央に偏ってしまっていました。あや振り棒のピンが外れてしまったのが原因でしたので、直ぐに復旧できましたが、この様子を見ていた児童からは「この棒のお陰で平均に巻けるのですね」と感想も寄せられて、図らずも生きた学習ができました。

広い会場をと希望しまして、体育館を使わせていただいたのですが、二台のIHヒーター、煮繭用のポットなど電気の容量が多すぎたのでしょうか、電源が止まってしまって、慌てて煮繭中のポットを下げて校舎棟まで走って行ったりしましたが、二校時90分の授業時間を皆さん、飽きずに熱心に取り組んでくださいました。

学校キャラバンでは、可能な限り座繰り体験の順番待ち時間を少なくしたいとの思いから、講話担当の方には申し訳ないのですが、児童を二つのグループに分けて、二回講話をしていただいています。本日も広岡さんは二回講話をしてくださいました。

本日の担当は、H岡誠さん、J保千代子さん、K井拓美さんとY田節子でした。皆様大変お疲れ様でした。   (Y田:記)

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太田市沢野中央小学校での活動報告(学校キャラバン)

2020年04月09日 15時39分29秒 | 世界遺産伝道師協会

太田市沢野中央小学校での活動報告

 

令和二年2月28日(金)太田市立沢野中央小学校で四年生65名対象の学校キャラバンを行いました。

当校は平成15年開校の新しい学校で、教室棟と管理棟が分かれている構造でした。

職員室に挨拶に伺いますと、とても取り込んだ様子でして、それもその筈です、昨日2月27日に安倍総理から新型コロナウイルスのため全国一斉休校の要請が出されたのです。大島校長先生にお会いしましたが、太田市は休校にするかまだ通達が出ていないので、3月2日の月曜日からのことは未定ですとの事でした。

これからどのような経緯をたどるのか不安になりましたが、座繰り体験は二台の座繰り器を体育館に設置して、本日も又、M田順一さんにお願いして五齢のお蚕さんも展示できました。

講話は向かい合いのミーティングルームで準備を済ませました。

9時50分の開始時間になって、先ず全員で体育館に集合して挨拶を済ませてから、二つのグループに分かれて講話と座繰り体験を行いました。

本日の講話はY澤さんの担当で、先日の伊勢崎市境小学校での経験を生かして、DVDではなくUSBメモリーにして持参しました。世界遺産にはどんな物があるのかから始めて、富岡製糸場と絹産業遺産群はどんな価値があって世界遺産になったのかを解説してから『お蚕のウソ・ホント』と題してクイズも取り入れたりして進めました。

座繰り体験は二台の座繰り器をH岡さん、N木さん、K井さんの三人で行いました。当初の予定ではK原さんも参加メンバーでしたが、例のコロナ禍による学校一斉休校対応のため、急遽不参加となってしまいました。

座繰り体験では「繭を足す時、もっていかれる感じがした」あや振り棒の先の青いガラスを「糸が引っ掛からないように付けてある」などの感想を聞かせてもらいました。又、ハンドルを一回回すと小枠が四回転半することも、ゆっくりハンドルを回して自身の目で確かめ納得できました。

今日の四年生の皆さんは、昨年養蚕を経験し、今年は機織りを体験して、富岡製糸場見学にも行って来ました。それを踏まえて本日の座繰り体験で絹産業の全てが完結できましたと、担任の先生は強調されていました。

大島校長先生もお忙しい中、体育館にお出で下さいまして、新田町のご実家では昭和45年頃まで三世代で養蚕されていたとお聞きしました。

この先学校が休校になるのかどうか気懸りではありましたが、二時限の授業時間が無事終了しました。

本日の担当はH岡さん、Y澤さん、N木さん、K井さんとY田の五名でした。皆様お疲れ様でした。

又、伝道師協会の今年度の学校キャラバンは本日をもって全て終了いたしました。ご参加くださいました伝道師の皆様、大変お世話になりまして有難うございました。心よりお礼申し上げます。 (Y田:記)

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