高崎市立東小学校学童クラブでの広報活動
8月29日(木)高崎市立東小学校学童クラブにて小学生児童を相手に広報活動を行いました。
今年7月に行なったイオンモール高崎での活動の際に、学童クラブ責任者からK藤支部長がお話を受けたところから本日の広報活動につながりました。
当学童クラブでは25名の児童を預かっていますが、今日は6名が都合で出席できず19名の児童の参加でした。数年前5名の児童から始まったものの、児童数の減少で一時は小学校ともども存続できるかどうか、という時期もあったそうですが、学校のすぐ隣にマンションが建設され児童数も増加してきました。空き家となっていた民家を活用しているため手狭になっていますが、新設のマンションも建設中で近々広い場所に移れる計画だそうです。
まず、2階にある2部屋のうちの1部屋で近藤会長が紙芝居を使用して世界遺産と富岡製糸場についてお話をしました。学童の児童たちは1年生から3年生までで、理解してもらうように話すのは大変難しいものです。それでも、児童たちは世界遺産のお話のとき、ピラミッドがエジプトにあること、また今年の新たな日本の世界遺産が富士山であることも知っており、これでひとまず安心です。富岡製糸場の話では、まず上毛かるたの登場です。東京から移り住んだ私は上毛かるたの威力をあらためて認識するとともに、すばらしい郷土教育にいつも感心しています。「日本で最初の…」「繭と生糸は…」に対して児童たちの反応は俊敏でした。話が荒船風穴に及ぶと、「風穴」というものも知っており、参加伝道師一同「おおっ!」とうなり声を発してしまいました。子ども達は我々の想像以上によく知っています。
45分間のお話でしたが、始まる前は「30分くらいもてばよしとしよう」と言っていました。ところが、みんな身を乗り出して話に聞き入り、ついに当初予定の45分間を乗り切りました。
10分の休憩をはさんで、第2部のぐんまちゃん繭クラフトの時間となりました。3グループに分けての体験です。みんな繭の中身に興味があり、中から死んだ蛹が出てくると、「気持ち悪い」と言う子、「お母さんに見せる」と言って持ち帰る子など反応はさまざまです。中には自分の番が終わってから一旦1階に行ったあと2階に戻ってきて、他の子ども達が捨てた蛹を集めて持ち帰る子もいました。
子ども達が終わったあとは学童の先生方の参加です。どうも、子ども達がやっている間、早くやりたくてうずうずしていたのかも知れません。その一方、子ども達よりへただったらどうしようと、不安と戦っていたのかもしれません。でも、子ども達や先生方が描くぐんまちゃんの顔はさまざまで、多くの個性的なぐんまちゃんが出来上がり、活動は無事終了することができました。子ども達には繭に対する興味、世界遺産に対する興味、富岡製糸場に対する興味がより湧いてきたように感じられました。このような子ども達の笑顔に接すると活動の苦労も報われたのかな、とつくづく感じられます。
参加伝道師は近藤会長・J保・O田(三)・H岡・M井(か)・Y島・K藤(基)各伝道師の7名でした。
(M.K. 記)