学校キャラバン 館林市立第八小学校での活動報告
令和4年10月4日(火)館林市立第八小学校で四年生2クラス71名対象の学校キャラバンを行いました。
当校近くには県立館林美術館や日本遺産に認定され白鳥飛来で有名な里沼『多々良沼』があり、豊かな自然に恵まれた場所にあります。
そして来年は開校150年になる歴史と474名の児童が在籍する大きな学校です。
先ず全員で今年四月に赴任されたH校長先生を校長室にお訪ねし、ご挨拶いたしました。
本日の講話は各教室で、座繰り体験は体育館で行いました。
二クラスありますのでH岡さんとY沢さんが交代して講話を担当しました。今月24日に富岡製糸場見学の事前学習であることを踏まえて、どのような価値があって世界遺産になったのか、どこに注目して見学するのが良いのか、又、三か所の世界遺産群との繋がり、座繰り体験との関連について丁寧に説明しました。
製糸場見学が決まっていますので児童の皆さんはとても熱心に耳を傾けていました。
座繰り体験はK井さんとS沢さんがそれぞれ座繰り器を一台ずつ担当して、講話担当のH岡さんとY沢さんも空いている時間はお手伝いしました。
お鍋の中で踊るように動く繭から糸が引き出されてゆく様子に皆驚き「えっ不思議」「どうしてつながっているのですか」「いつ切れますか」などと素朴な質問が次々と出てきます。
皆さん、お蚕は育てていないので当然の疑問ですが、H岡さんが持参した写真を示しながら、約二日間休まず連続して糸をはき切るお蚕の生態を説明しました。説明している私たちでさえ、神秘的とも思えるお蚕の一生ですから、児童の皆さんが驚くのは無理ありません。
交代で接緒も体験して「あっつながった」「いつの間にか糸が無くなっている」「もう一度やりたいやりたい」などと盛り上がりました。
小枠に巻き取られて次第に厚みを増す生糸にそっと手を触れて「すべすべだー」「どうして濡れているのですか」との声も聞こえました。
割り当てられた3・4校時が終了し、体育館に全員集合して、日直さんの「注目、礼」に続き「今日はありがとうございました」と全員大きな声でご挨拶いただきました。
毎年訪問している当校ですが、今年の四年生とは今日限りのご縁ですので「製糸場見学楽しんできてくださいね」と心から願って声を掛けました。
当校のホームページには「学校キャラバンのお陰で、子どもたちは学校での学習と体験学習とを確実に結びつけていました」との記述がありました。有難いことです。
手早く二台の座繰り器を片付けて校長室にご挨拶し、帰路につきました。
本日の担当はH岡誠さん・Y澤朗夫さん・K井拓美さん・S沢美代子さんとY田節子の五名でした。皆様遠路お疲れ様でした。 (Y田:記)