平成23年8月30日(火)、高崎市中大類町の高崎健康福祉大学で、富岡製糸場世界遺産伝道師協会の5人が日本調理科学会平成23年度全国大会で「富岡製糸場と絹産業遺産群」についての世界遺産活動を実施しました。
8時半に大学に集合し、伝道師協会のこのような活動に活発に参加してきたベテランの5人が息を合わせて、活発な活動を展開しました。この学会はおよそ5百人の規模ということでしたが、パンフレットは400部近くでました。
参加者は四国の徳島や、中国地方では山口、広島、岡山など近畿の各県,中部地方では愛知、富山などの各県、関東甲信越各県、東北は少なく、北海道の参加者もいました。女性の参加者が圧倒的に多く、繭2個セットを配りながら生糸のこと、富岡製糸場について、そして絹産業遺産について荒船風穴、田島家住宅、高山社跡、富岡製糸場のパネルを使っての解説に、しっかりと耳を傾けてくださいました。
会場は1号館2階の企画展示・特別展示の部屋で富岡シルクブランド協議会と隣り合わせの位置で、良い雰囲気で活動ができました。活動時間は8:30~16:00の長時間でした。
大会事務局で準備した富岡製糸場へのツアーは不発でしたが、個人で富岡製糸場に行くにはどうすればいいのか?と問いかけてくる方が何人もいました。すでにこの大会の参加前に見に行ってきた人もいました。
学会だけでなく、富岡製糸場への関心はかなり強かったと思います。世界遺産登録への関心も全国的に高まっているようにも感じました。このような全国的な集まりに今後とも参加させていただき「富岡製糸場と絹産業遺産群」について語らせていただける機会を多く作って行きたいですね。
大会運営にあたられた健康福祉大学の担当者、および、本日の活動に参加された伝道師・県職員の皆様、大変に有り難うございました。