「かぶら文化講座」で講演
11月7日(火)13:30~15:00、富岡製糸場西置繭所で「かぶら文化講座」が行われ、伝道師協会副会長として「世界遺産『富岡製糸場と絹産業遺産群』について」と題した講演を行いました。
「かぶら文化講座」は富岡市、下仁田町、南牧村、甘楽町の市町村教育委員会が連携し充実した学習サービス提供を行うことが趣旨です。
「ふるさとを愛し、ふるさとを理解し、新たな地域社会・文化の創造を目指して」をテーマに、今年度5回の講座が行われ、今回は最終回での講座となりました。
講座ではまず、世界遺産について、現在世界ではウクライナやパレスチナガザ地区など戦争状態となっているなか世界遺産は「平和の砦」としての意義を持つことを知ってもらい、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の概要を振り返り、メインとして世界遺産としての価値のうち「生糸の大量生産技術」や富岡製糸場の繰糸機械の変遷から「技術革新」と「技術交流」について解説し、最後に「ぐんま絹遺産」を話題とし、地域に眠る絹遺産や絹遺産の伝承について伝道師協会の活動も含め伝えました。
約50人の受講者は熱心に耳を傾けていただいた様子も伝わり、改めて、世界遺産についての理解が深まったことと思います。(K原実 記)