富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

「かぶら文化講座」で講演

2023年11月29日 09時20分02秒 | 世界遺産伝道師協会

「かぶら文化講座」で講演

 11月7日(火)13:30~15:00、富岡製糸場西置繭所で「かぶら文化講座」が行われ、伝道師協会副会長として「世界遺産『富岡製糸場と絹産業遺産群』について」と題した講演を行いました。 

「かぶら文化講座」は富岡市、下仁田町、南牧村、甘楽町の市町村教育委員会が連携し充実した学習サービス提供を行うことが趣旨です。
「ふるさとを愛し、ふるさとを理解し、新たな地域社会・文化の創造を目指して」をテーマに、今年度5回の講座が行われ、今回は最終回での講座となりました。

 

講座ではまず、世界遺産について、現在世界ではウクライナやパレスチナガザ地区など戦争状態となっているなか世界遺産は「平和の砦」としての意義を持つことを知ってもらい、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の概要を振り返り、メインとして世界遺産としての価値のうち「生糸の大量生産技術」や富岡製糸場の繰糸機械の変遷から「技術革新」と「技術交流」について解説し、最後に「ぐんま絹遺産」を話題とし、地域に眠る絹遺産や絹遺産の伝承について伝道師協会の活動も含め伝えました。

約50人の受講者は熱心に耳を傾けていただいた様子も伝わり、改めて、世界遺産についての理解が深まったことと思います。(K原実 記)

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臨江閣(和のコトAsobi2023)での伝道活動

2023年11月27日 08時56分18秒 | 世界遺産伝道師協会

臨江閣(和のコトAsobi2023)での伝道活動

令和5年11月5日(日)臨江閣での久しぶりの活動です。
前橋観光コンベンション協会からの依頼で“和のコトAsobi2023”が開催されるにあたり、座繰体験の活動を行いました。

今回のイベントの目的の中に、前橋市における絹文化やその歴史を見直すという項目もあり、イベントの期間は、11月4日と5日の2日間でしたが、我々の活動は、5日の午前中のみの限られた時間で行いました。

座繰機は、前橋観光コンベンション協会が前橋市の文化財保護課より借用し、臨江閣別館2階の大広間の一角に運び込まれていました。

朝の準備は、活動場所の確保、電源、水源の確認から、座繰機の設置場所にシートを敷き煮繭をしながら、座繰機の設置を行いました。

大広間では、他の体験(着物の着付け、イラスト体験(似顔絵等)箏の演奏と体験等々)もあり、10時過ぎからは、大変にぎやかな様子になりました。

我々の座繰にも子供から大人まで様々な年代の方が、興味を持って、楽しまれていきました。いつもより、大人の女性が多かったようです。おかげさまで行列もできました。

繭から生糸ができる様子を食い入るように見ている方も多かったようです。

今回の活動への参加は、N木多恵子、S澤美代子、N屋和幸の3名でした。

どうもありがとうございました。(N屋 和幸 記)

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甘楽町産業文化祭伝道活動

2023年11月24日 10時11分19秒 | 世界遺産伝道師協会

甘楽町産業文化祭伝道活動

令和5年11月3日(金・祝)9:00~13:00「甘楽町産業文化祭」が、甘楽ふれあいの丘(陸上競技場)を、会場にして晴天の下開催されました。

広い会場には 各種団体・商店・フリーマーケットのテント村が立ち並びました。

伝道師協会スタッフは8:00に集合して手際よく活動準備を行いました。

世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」広報活動はパネル解説・チラシ配布・まゆクラフト・座繰り無料体験です。

座繰り体験は繭を煮て保温の為ヒーターを使用致しますが、消費電力が大の為、ブレーカーが落ちる事が有りますので使用禁止となり、簡易カセットコンロを準備いたしました。

座繰り担当者が自宅で繭を煮て持参しカセットコンロに鍋を掛け、湯を沸かして行いました。

9:00特設ステージで開会式終了後、花火の打ち上げがあり、これを合図に全店一斉にスタート開始となりました。

4資産パネル展示前に長机2台並べ、チラシ・パンフセット(メインチラシ・個々4資産チラシ・子供チラシ・セカイトチラシ)を置きご自由にお持ちください。表示を行なったところ、お客様は遠慮なくお持ち帰り頂きました

用意した150部のチラシ・パンフセットが終了致しました。

パネル前に、おいでになられたお客様は世界遺産のパネルに指を差し

・ここはまだ行った事が無い!

・ここは工事が終わりましたか?などなど質問がありました

・富岡製糸場の基礎、石切山(連石山)はうちの所有の山です。とおっしゃる方も居りました。さすがに地元!

座繰り体験を懐かし~いと、言いながら座繰りハンドルを回すおばあちゃん

ぐるぐる回すちびっ子・・・いろいろな方が体験されて行きました。

まゆクラフト体験では、ぐんまちゃん作りは人気が高く、ちびっ子・おねえさん・ママ・お母さんが作られ笑顔でお持ち帰りになりました

特設ステージでは5月に伝道師協会有志会員で見学に行った甘楽町秋畑 稲含神社の民俗芸能太々神楽連の{蚕種の舞い}が今年も披露されました。

地元の人気歌手中野新太郎歌謡ショーもあり作成したまゆクラフトぐんまちゃんを差し上げると、「富岡製糸場伝道師協会さんから素敵なプレゼント頂きました」と、声高らかにまゆクラフトぐんまちゃんを手にかざしてアピールして頂きました。

秋晴れの天気に恵まれ気温も26℃(11月なのに真夏日)に上昇しました。

15:00終了となりました。ありがとうございました。

本日の活動はY村和子・M寺清江・U原一美・J保千代子・O笠原信之・I川武男伝道師でした。 (I川武男 記)

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「富岡市立額部小学校」で学校キャラバン

2023年11月24日 10時02分05秒 | 世界遺産伝道師協会

「富岡市立額部小学校」で学校キャラバン

 令和5年11月1日(水)、富岡市立額部小学校で4年生1クラス16名を対象に学校キャラバンを行いました。

 12:10、駐車場に集合した3名の伝道師で生活科室に機材を運び込みました。その足で校長先生に挨拶に伺い自己紹介をした後、本日の予定について説明しました。校区に住む宮下さん、本校に在学していた神保さんから親しみを込めた挨拶があったため、昨年は勤務の関係で行き会えなかった校長先生も心がほぐれたようでした。

 13:15ピッタリに学校キャラバンを開始しました。挨拶の後は伝道師の自己紹介です。児童は紹介する伝道師の方に向きを変えながら顔を見つめています。「私は額部小学校の校区に住んでいます。」と紹介するM下さんに視線が集まります。J保さんが「4年生まで額部小に居たんです。」と紹介すると、うなずく児童もいました。

 O形による15分間の講話が開始です。養蚕 製糸 織物 と板書し、そこに蚕種・カイコ・繭・座繰り・製糸機械の写真と荒船風穴・田島弥平旧宅・高山社跡・富岡製糸場の写真をリンクさせながら話を進めます。すでに製糸場の見学をして来ている児童にとっては、よい復習の時間になったようです。発問すると反射的に答えが返ってきました。

 休憩を挟んでM下さん、J保(明)さんによる座繰り体験です。
繭から繭糸を取り出して見せると、皆の目が一点に集中します。こうして繭を引き出し生糸にする原理を伝え、お湯につけておくとのりが溶けて糸が出てくること、高温に注意することも付け加えます。


2人一組での座繰り体験を進め、みご箒とハンドル操作をする2人のタイミングが合ったところを見計らい、「上手上手!」の声と拍手の賞賛が届きます。

 時間に余裕があったため糸結びを全員に体験してもらいました。
繭を鍋に落とし繭糸を絡ませると、児童は不思議そうに糸車に巻き取られて行く方向を見つめています。難しいと思ったのが割と簡単に片手でできた安心感もあるようです。
さらに時間があったため「もう一度やりたい人!」と、声をかけると「ハイ、ハイ!」の声が多数。ハンドル操作、みご箒、糸結びに分かれ、時間いっぱいチャレンジしました。担任には一人で座繰りに挑戦してもらいました。「先生すごい!」と、ひときわ大きな声援がとびました。最後に巻き取った生糸を担任がハサミでカットしてもらい、座繰り体験を終了しました。

 機材を片付け、校長室に挨拶に伺い児童の反応の良さや担任と児童が一体となり取り組んでいた様子等を伝え、丁重にお礼を言い気分よく校長室を後にしました。

 本日参加の伝道師はM下禮子、J保明子、O形の3名でした。  (O形 榮一 記)

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(伝道師協会)「煮繭と座繰り」講習会報告

2023年11月22日 14時17分32秒 | 世界遺産伝道師協会

(伝道師協会)「煮繭と座繰り」講習会報告

 11月5日(日)、日本絹の里の染色体験室で「煮繭と座繰り」の講習会が行われました。この時期としては暖かい曇り空の一日でした。

 絹の里の座繰り器保有台数は8台ですが、今回の受講者は7名でした。うち5名は昨年と今年に伝道師になった方です。皆さん本当に熱心に取り組んでいました。宇都宮市や川口市からの参加もあり頭が下がります。そしてY田副会長が一日手伝ってくださり大変助かりました。

午前9時に開講、講師は毎回お世話になっている元県蚕糸園芸課絹主監で、現在は碓氷製糸にお勤めの狩野寿作先生です。そして絹の里に勤務の髙橋さんが補助をしてくださいました。

最初に狩野先生作成のテキストに沿って、座繰り器の歴史や種類、多条繰糸機、自動繰糸機、座繰り生糸の特徴、座繰り糸の挽き方、用語説明と続き、受講者は聞き漏らすまいと真剣です。

続いて順に2名ずつ煮繭を行いました。繭が湯によく沈むように落とし蓋をすることや、火を止めた後、差し水をして温度差で外のお湯を繭の中にある程度浸透させることなどの説明に受講者は熱心に聞き入りました。

糸を最も引き出しやすい状態の繭にする工夫を考えて煮繭をすることが肝心だと説明されました。座繰り中に糸が切れた場合の効率的なつなぎ方の実習も行いましたが、これが思ったより難しく何度も繰り返して取り組んでいました。

座繰りではミゴ箒などで繭糸を引き出す「索緒」、操糸中に別の糸を補填する「接緒」が重要だと先生は強調されます。鼓車の役目は水分を切ることと糸同士をしっかりくっつけるということだそうです。

左手でハンドルを一定速度で回し、右手でミゴ箒操作と、ぎこちない動きの受講者も次第に慣れた手つきになっていきます。ただ、糸が切れるとつなぐのに苦労し大分時間がかかる受講者もいました。座繰り中、繭の入った鍋の湯の温度が下がらないように、鍋の下に置く電熱器が、絹の里には5台です。たまたまY田副会長が「学校キャラバン」で使用した電熱器を2台車に積んでいたのを貸してくださり、本当に助かりました。

使用する繭は毎回「ぐんま200」で、座繰り器の小枠に純白の糸が巻き取られ、次第に厚くなっていきます。12時過ぎ、小枠を座繰り器からはずし、糸が乾かないように小枠ごと流しの水に浸しました。各自使用した道具類を洗い、床も拭き上げて1時間の昼食休憩です。受講者はロビーで和やかに歓談していました。

 午後はまず「揚げ返し」の実習です。2台の揚げ返し器にそれぞれ4人、3人が付き、床に置いた小枠から揚げ返し機の大枠に巻き取ります。座繰り器と同様、ハンドル操作を一定速度にすることが肝心です。

巻き終わると最初と最後の糸口がわかるように一緒に結び(くち留)、カセの形がくずれないよう「あみそ」をかけます。かけ終わったら揚げ返し機からはずしたカセを竿にかけて乾かします。その間に各自の挽いた生糸の繊度(デニールで表示)計算の仕方などを学ぶ最後の講義がありました。

暫くして竿からはずした純白に輝くカセに両腕を通して皆さん嬉しそうです。自分で挽いた生糸ですから喜びもひとしおでしょう。充実した一日になり、参加して本当に良かったという感想を聞くことができました。

 受講された皆さんには終日熱心な取り組みでお疲れ様でした。今後の伝道活動の幅が広がり、一層の活躍が期待されます。

最後に、熱心に指導してくださった狩野先生、髙橋さん、便宜を図ってくださった職員の方々、一日受講者のお手伝いをしてくださったY田副会長に心より感謝いたします。(I上 雄二 記)

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秋のバラフェスタでの伝道活動(11/3)

2023年11月22日 09時36分46秒 | 世界遺産伝道師協会

秋のバラフェスタでの伝道活動

令和5年11月3日、秋のバラフェスタ、敷島公園ばら園内にある蚕糸記念館での伝道活動です。

今回の秋のバラフェスタ(10月14日から11月5日まで開催)では、3回目の活動です。

今日は、朝から群馬マラソンがあるので交通規制があるということで、メンバーは、早めに集合しました。

ところが、お客様も交通規制にかかるのは当たり前のことで、朝11時ころまでは、ばら園そのものもほとんど人影がない状態でした。

11時頃から少しずつ人がみえだして、我々のところにも午前中やっとお客さんが来た状態でした。

しかし来たお客様は逆にゆっくりとされ、いろいろなお話をされていきました。

また 体験もゆっくりとされて満足されていたようでした。

午後は、少しお客様も来てくださいました。

また 群馬マラソンのボランティアをしてきたというT山伝道師も駆けつけてきました。

今回の活動への参加は、N木多恵子、S田道代、A見隆、N屋和幸の4名でした。

また お客さんを集めるために放送に呼び込みと文化財保護課のY田さんには、大変お世話になりました。

どうもありがとうございました。(N屋 和幸 記)

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秋のバラフェスタでの伝道活動(10/29)

2023年11月16日 09時57分51秒 | 世界遺産伝道師協会

秋のバラフェスタでの伝道活動(10/29)

令和5年10月29日、前橋市のばら園内にある蚕糸記念館での座繰体験桑の木クラフトの伝道活動です。

座繰体験は、ばら園に訪れた家族、知り合いのグループなどたくさんの方に体験を楽しんでいただきました。

家族で参加した方の様子は、

“子供さんが体験しているのをスマホでパチリ、お母さんのもパチリとお父さん。

そのお父さんは、体験を遠慮していましたが、照れながら座繰機の前に座り体験、そしてその姿をお母さんがパチリ、…………“

とてもほほえましかったです。

また K川さんからクイズです。

1個の繭からとれる生糸の長さは、

  ①10m ②100m ③1000m  から選んでくださいと!!

答えを聞いて 生糸の長さに皆さんびっくりしていました。

桑の木クラフトは、いつものA見さんらしく、豊富な体験話をしながら、体験している子供たちは、家族と楽しそうに進めていました。

今回の活動への参加は、K川尚允、S澤美代子、A見隆、A井春枝の4名でした。

また今日も文化財保護課のY田さんには、大変お世話になりました。

どうもありがとうございました。(A井 春枝 記)

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第37回上野村ふるさと祭りで活動

2023年11月15日 08時49分32秒 | 世界遺産伝道師協会

第37回上野村ふるさと祭りで活動

恒例の上野村ふるさと祭りが、10月29日(日) 9:00~15:00 上野村ヴィラせせらぎ特設会場で、人気歌手 「香西かおり」さんを、お迎えして5年ぶりに開催され、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」広報活動に、5名のスタッフで参加いたしました。

セカイト前にAM7:00集合 昨日準備した資材を積んで、出発 富岡→下仁田町→南牧村→なが~いトンネルを抜けメロディーライン(お雛囃子)を聴きながら走ると 会場に8:00到着 準備活動を全員で行いました、快晴に恵まれましたが、時折 肌刺す風はとても 冷たく感じられました。

黒澤村長が開始前に「陣中お見舞い」に来て下さいました。

"ありがとうございます。

周りの山々は、紅葉が始まり、カエデやもみじ・つつじが、赤・黄色に色付き 秋到来を告げています

広い会場は、地元農産物や各種食品販売のテントが処狭しと 立ち並び、正面野外ステージには、紅白の幕が張り巡らされ お客様は超満員 超満席 お祭りムードを盛り上げています。

この日は上野村の人口が3倍になると、言われています。

伝道師協会のテントも、好位置にセツトして頂き、世界遺産パネル・まゆクラフトコーナー

パンフ・チラシコーナーのテントで、広報伝導活動を行いました。

9:00村長の開会挨拶から 親子連れのお客様がおいでになられ、展示された世界遺産パネルに目をやられ、世界遺産の解説や蚕や繭のお話を伝道師から聞かれ まゆクラフトなど 楽しんで、関係パンフをお持ちになられました。

時折場内スピカ―で、各種参加出店の案内が放送されました!

私達の富岡製糸場世界遺産伝道師協会の案内が一番大きく聞こえた?のは

"筆者だけか・な!"

14:00~15:00上野村ふるさと祭りのメインイベント「香西かおりショー」が、始まり お客様は野外ステージ前に全員移動してしまいました!

空っぽになったテントの、後片付けをして、私たちも早朝からの活動のご褒美に 香西かおりショーに参加させて頂き 解散致しました。

 

本日の活動はY井恵美子・M寺清江・Y村和子・I川武男伝道師でした。(I川武男 記)

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「富岡市立高田小学校」で学校キャラバン

2023年11月13日 13時58分37秒 | 世界遺産伝道師協会

「富岡市立高田小学校」で学校キャラバン

 令和5年10月20日(金)、富岡市立高田小学校で3年生1クラス17名を対象に学校キャラバンを行いました。

 12:25、4名の伝道師が体育館西側の駐車場に集合しました。昨年もお世話になった教頭先生が、伝道師が挨拶に伺う前に出迎えてくださいました。皆で機材を入口まで運び、教頭先生の案内で校長室にあいさつに伺いました。簡単に自己紹介をし活動予定を伝え、準備に取り掛かりました。

 13:25、集合した児童とのあいさつ、伝道師の自己紹介で、キャラバンがスタートしました。目安は講話30分、休憩10分、座繰り45分です。

 講話担当はK藤(基)さんです。児童は膝の上に担任手作りの「ワークシート」を置き近藤さんに注目しています。パワーポイントを使い、写真資料や動画などを豊富に取り入れた講話はテンポ良く進んでいきます。「カイコを飼ったことある?」と問うと、「かわいかった。」と、すぐ返ってきます。「製糸場の機械は何で動かしたの?」には、「作った。」「フランスから持ってきた。」と、動力源ではなく機械そのものの製作に考えが及んだ答えでしたが、間髪入れずに返事が返ってくるのは驚きです。K藤さんはその反応を見ながら、富岡製糸場と絹産業遺産群の大切さをしっかりと児童の心に伝え、時間ピッタリに講話を終了しました。

 休憩を挟んで宮下さん、桐淵さんが担当する座繰り体験です。座繰りの手順や注意点を聞く児童は、早く体験したいという気持ちで座繰りを見つめています。

 3人一組になり、M下さんの「ハンドルはゆっくり、みご箒は速く回して!」のアドバイスで、児童は交代しながらスムーズに作業を進めます。さらに、繭糸結びの体験も加わり、児童の興味は繭に集まりました。

「上手上手。」と、K淵さんが声をかけ応援します。45分の座繰り体験は、皆で巻き取った生糸を担任がハサミを入れて終了しました。切る音をしっかり聞き取ろうとする児童の好奇心に満ちた表情は、幾度見ても心が騒ぎます。「皆さんへのプレゼントです。」と、伝えると「やったー!」の声が聞こえました。

 1時間半という長丁場の活動にも飽きずに取り組んだ児童たち。一人の児童のワークシートに「富岡製糸場となかまが力を合わせて生糸ができるようになった」と書いてあったように、富岡製糸場と絹産業遺産群の価値の本質を捉えているような気にさえさせてくれた高田小学校の児童たちでした。

 機材を片付け、お礼のあいさつに校長室に伺い、各自が児童の意欲的な取り組みについて校長先生にお伝えしました。校長先生からも丁寧なお礼の言葉をいただき、本日も充実感を胸に校舎を後にすることができました。

 本日参加の伝道師はK藤基晴、M下禮子、K淵秀子、O形の4名でした。 (O形 榮一 記)

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「旧富岡倉庫前広場」令和5年10月の活動報告

2023年11月13日 09時33分18秒 | 世界遺産伝道師協会

「旧富岡倉庫前広場」令和5年10月の活動報告

10月22日(日)天気(晴)晴れて過ごしやすい日になりました。おかって市場では市があり、賑やかな広場です。本日最初のお客様は、お一人で参加の方、館林市からでした。桑取りの頃の話や、以前、繭を煮た時の匂いの話などされました。広場にはたくさんの人がいらしているので、お客様が増える事を期待していましたところ、だんだんとお客様がいらっしゃいました。

「駅からハイキング」にいらした年配のご夫婦が繭クラフトを楽しまれていました。目の位置、口元の描き方で繭クラフトぐんまちゃんが全く違う印象になり、笑顔が見られました。

ご家族6名でいらした方々、2才の男の子は、サインペンでたのし気に顔を繭に描いていました。

鳥取県から団体でいらした方々(高崎市へソフトボールの試合に来られたそうです)、これから製糸場へ行かれるので、メインパンフレットをお渡ししました。繭のシルクたんぱくの事に興味を持たれていました。世界遺産4資産の説明もさせていただけました。(O塚初子 記)(活動伝道師 Y野まゆみ K澤壮子 U原一美 O塚初子)

お客様のご感想ノートより

・とてもきれいな繭ですてきなキーホルダーを作らせて頂いてよかったです。(^^♪ありがとうございました! (群馬県2名)

・家族4人全員で作らせていただきました。それぞれ個性のあるぐんまちゃんが出来上がりました。有難うございました。(群馬県4名)

・富岡、思っていたより楽しめるところが多かったです。心が休まりました♡(千葉県2名)

・小田原から「駅からハイキング」に来ました。富岡は3回目です。世界遺産に触れて素晴らしい体験

でした。(神奈川県2名)

・まゆ作りのぐんまちゃん楽しかった。ぐんまちゃんがかわいく出来ました。有難うございました。(新潟県3名)

・実物の繭に初めて触れることができ嬉しかったです。次回は妻と娘も連れてきたいです。(愛知県1名)

・ありがとう。かわいいおみやげができました。孫ちゃんに。(大阪府2名)

・初群馬です。富岡製糸場のことがわかって良かったです。(鳥取県19名)

🏠福島県2名(1組)・栃木県3名(1組)・群馬県20名(8組)・千葉県2名(1組)・神奈川県8名(2組)・新潟県6名(2組)・長野県4名(2組)・愛知県1名(1組)・大阪府2名(1組)・鳥取県19名(1組)

10月お客様総数と都道府県内訳

  活動1回(お客様総数:計67名20組)(都道府県内訳:1府9県)

秋に社会科見学で製糸場を訪れた小学生が、製糸場に来た事がない両親を連れてきてくれました (伊勢崎市と前橋市の2組のご家族)。素晴らしい事ですね。本日はセカイト2階で活動させていただきました。お世話になりました皆様に感謝を申し上げます。(U原一美 記)

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