富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

藤岡市“ふじの咲く丘”ふじふれあい館広場で「富岡製糸場と絹産業遺産群」のチラシ配布

2010年04月30日 20時58分09秒 | 世界遺産伝道師協会
 春の連休が始まる4月29日(木)藤岡市藤岡にある。ふじふれあい館広場で、西毛県外支部によるチラシ(富岡製糸場と絹産業遺産群)配布を行ないました。

 当日は、野外ステージでフレッシュプリキュアショーが開催されており、ショーを見に集まった観客と藤を見にきた観光客で会場内はにぎわいを見せた。

 これまで、野外での広報活動では、時間に関係なく広報活動していましたが、今回は、ショーの開演中(午前・午後)の活動は休みになりました。

 限られた活動でしたが、チラシを受け取った方からは、「有難う」「ご苦労さまです」「富岡製糸場は見てきました」「富岡から来たのですか」など・・・活動に関心を持たれた方も多くいました。

 ショーの休憩を利用して伝道師4名による活動でしたが、会場を訪れた方に世界遺産運動を伝える事が出来たと思う。(T.F記)
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旧六合村に横浜との交流記念碑を建立

2010年04月27日 22時40分10秒 | 世界遺産伝道師協会
「養蚕の縁で交流、群馬・旧六合村に証しの石碑/横浜」という見出しで神奈川新聞4月25日の電子版「カナロコ」http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1004250009/はギタリストで写真家の篠崎洋子さん(横浜市磯子区)が中心になって村民とともに、横浜との交流の記念碑を建立し、5月3日に除幕式が行われると伝えています。
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平成22年度富岡製糸場世界遺産伝道師協会総会・第一回研修会を開催

2010年04月27日 22時15分25秒 | 世界遺産伝道師協会
平成22年度富岡製糸場世界遺産伝道師協会総会・第一回研修会を開催

平成22年4月25日(日)、前橋市の上毛会館を会場に「平成22年度総会と第一回研修会」が開催されました。
平成22年度総会は10時から中嶋弘副会長の司会で、伝道師協会近藤会長、新任の井野県企画部副部長の挨拶に続き、来賓の群馬県文化財審議会委員村田敬一先生、シルクカントリーぐんま連絡協議会の各団体(ぐんま島村蚕種の会事務局栗原知彦様、富岡製糸場を愛する会高橋伸二会長)のご挨拶をいただきました。
挨拶の中で、近藤会長は県内での面的な活動の展開に取り組むこと、村田先生は製糸場西繭倉庫の耐震について調査したこと、バッファゾーンについて富岡市内の建造物の文化財登録も必要と話されました。
総会は、中島良員副会長を議長に選任、第一号議案「21年度事業報告及び収支決算」と築比地監査の監査結果報告、第二号議案「役員の選任について(案)」は全役員の留任、第三号議案「平成22年度事業計画及び収支予算(案)」が承認されました。22年度の事業計画及び予算につき3名の会員から「富岡市との連携が弱いと思いますが」「21年実績比通信費の積算根拠は」「今年度は推薦書完成の正念場とのことだが、正念場に対応する事業はどれか、県とのかかわりは」との質問があり、近藤会長、設楽会計幹事が回答し、予定時間を少し超過した11時15分閉会となりました。
研修会は11時25分から、文化財保存計画協会代表(日本イコモス国内委員会事務局長)矢野和之先生が「市民が支える文化遺産」と題して講演されました。
講演内容については、日本の文化財保護制度・技術はヨーロッパと比べ遜色ない高いレベルにある。1950年制定の文化財保護法第一条総則に、保存と活用、国民の文化的向上に寄与、世界文化の進歩に貢献と謳ってある。日本は文化財保存の先進国であるが、文化財保護に関わる予算は国家予算の0.1%で、韓国は0.9%と日本の約10倍、中国は国家戦略としてお金をつぎ込んでおり、大変危機感を持っている。
文化遺産は資産であり、価値を正確に評価することが必要で、「歴史上の価値」「芸術上の価値」に加え「活用上の価値」と価値の多様化がどんどん起こってきている。これは大事なものかも知れないとの意見が市民の中から出てくることが大切として、伝道師協会の活動もそうした中にあると位置付けられました。
「産業遺産」は文化庁も教育委員会も事業省庁ではないので、事業として活用する事ができる部局として通産省が認定している。
地域のアイデンティティを代表する遺産群として、群馬には古墳群があり大切にした施策が取られている。「富岡製糸場と絹産業遺産群」も群馬が群馬である証明として、市民が支えるということが世界遺産を保存・管理する上で重要とされている。
世界遺産からの影響では、シリアルノミネーションについて、群馬の絹産業遺産群をストーリーとしてどう証明できるか、真実性と完全性というのは日本になかった概念、バッファゾーンの思想は文化財保護法45条(環境保全)にあるが抜かずの宝刀であった、平泉は景観法でバッファゾーンを担保した最初の例であり、これが主流になるであろう。
まちづくり・観光のキ-ワ-ドは、歴史・伝統・文化・自然で住民参加が重要、住民が文化遺産の保存・継承・活用の担い手である。群馬県は文化遺産・文化資産の宝庫であり、アイデンティティを認識し、共有の思想と地域の誇りを取り戻し世界に発信する、これは行政だけでは出来なくて市民の力が大切である。
文化財は市民によって支えられ、いろんな価値観の人が価値観を共有していくことが大切である、と日本及び世界の文化資産を各地の事例を紹介しながら、わかり易く講演されました。
予定時間を超え、矢野先生の熱き思いを感じた研修会となりました。
会場を移し13時過ぎから総会・研修会に参加された全員が参加し、昼食会となりました。昼食タイムの中で、松浦課長より「世界遺産をとりまく情勢」について以下の話をされました。
「2月に国際シンポジウムがあったが、5人の専門家全員の感想として、富岡製糸場は登録に問題がないということであった。意見が分かれたのは絹産業遺産群で、どうスト-リ-をつくっていくか、外国人にもわかるようにしていかなくてはいけない、欧州人とアジアの人では見る目が違う、どれとどれを組み合わせてスト-リ-をつくっていくか。国は慎重になっており、今年の推薦は1箇所になるかもしれない。次の次も想定している」。
松浦課長の話を受け、近藤会長から「松浦課長は世界遺産になるかならないかを心配しているのではなく、何と何を組み合わせていくのかを心配しているのであり、頑張っていきましょう」との言葉で締められました。
これまでの総会と違い、昼食を摂りながら懇親を深める企画は大変好評でした。
(文責:K.K)

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ビエント高崎「春の上州どっと楽市」で西毛県外支部世界遺産広報活動

2010年04月24日 21時22分44秒 | 世界遺産伝道師協会


ビエント高崎「春の上州どっと楽市」で西毛県外支部世界遺産広報活動

4月24日(土)、心配されていた空模様も天候に恵まれ、ビエンド高崎(高崎問屋街センター)展示会場と問屋町公園で、春の上州どっと楽市が開かれ、会場内で世界遺産広報活動を行いました。

この楽市は、高崎卸商協同組合が毎年春と秋に一般消費者を招いて行なう大販売会、会場周辺には露天が立ち並び、大勢の来場者でにぎわいを見せていた。

西毛県外支部は、公園に設置されたテントに集り、9時からチラシの配布が始まった。パネルは、昨年秋に実施された問屋町公園、ミニSLの乗車会付近に設置、子ども連れや老夫婦がパネルに目を止めてくれた。

パネル説明も、「富岡製糸場はいつ世界遺産になるのですか」「富岡製糸場と絹産業遺産群全部が世界遺産になるのですか」など、問われ丁寧な説明にお礼も言われ、説明の楽しみを感じた。

伝道師は、他の支部からの応援もあって、8名で休息を取りながらの活動、チラシ配布も「頑張って」の励ましの言葉で、昼ごろまでに1000枚配布できました。来場者の方に「富岡製糸場と絹産業遺産群」のPRが出来たと思う。(T.F記)


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荒船風穴の石垣が崩落

2010年04月21日 21時16分54秒 | 世界遺産伝道師協会
荒船風穴の一号風穴が崩落しているのが、3月末に発見されたと4月17日の上毛新聞が報じていました。

一号風穴は保存がよかったのに!と残念でならない。天候不順で雨も多かったことが影響しているのではないかと書かれていました。

これから、季節も良くなり、行楽シーズンに訪れる人も多くなるのに良い状況で見学していただけないのは残念です。

国の史跡でもあり、早期の復旧が望まれますが、明治時代の石垣の積み方ができる職人が地元にいるのか心配です。

緊急に国の補助金がついて、事業が実施されるよう期待したいと思います.

崩落箇所は幅5.1メートル、高さ2.5メートルに及ぶという規模ということですので、見学者は注意が必要です。
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群馬の養蚕信仰69“猫山はどこへ”

2010年04月18日 19時30分26秒 | 世界遺産伝道師協会
“猫山はどこへ”

 林の奥から、たくさんの話し声が…月光の下で多くの猫たちが集まって話し合いをしていたと言う伝説があります。

 そこには猫観音という石宮も建てられ、御神楽殿もあり、祭りがあったといいます。
蚕や繭を食べるネズミの害を防ぐということで信仰されていました。

 今では、その面影すら見つかりません。夜中なら猫の集会が見られるかもしれません。
 
 昭和58年度製の二之宮かるたに、‘ね’猫山に立った開田記念碑 とありますが、この碑だけ、ひっそりとあります。

駐車場あり。

〔前橋市飯土井町地内〕(Y.I記)

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前橋市東公民館で「『富岡製糸場と絹産業遺産群』と絹の果たした役割」の講演会

2010年04月15日 22時38分27秒 | 世界遺産伝道師協会
 前橋市東公民館「館報編集委員会」では、館報シリーズとして、「東が村だったころ」を連載しています。越屋根のある民家も現存していることもあり、昔の暮らしを知ろうと、4月15日に世界遺産運動中の『富岡製糸場と絹産業遺産群』と絹の果たした役割について講演会を開催いたしました。

 開催にあたって、年度初めの多忙な時期にも関わらず、近藤功会長に講師をお願い致しましたところ、こころよくお受け下さいました。

 このことについて、上毛新聞の「お知らせ」欄にも載せて頂きました。その結果、東地区以外に居住している方が、3名、伝道師協会からも6名の方が出席してくださいました。

 自治会の皆さんも開催の意義について説明を致しましたところ、積極的に多くの方たちが出席してくださり、当初、募集人員を50名としたところ、総勢で91名となり予定した学習室が狭く、急きょホールに変更をする嬉しい事態が発生しました。

 当日は、世界遺産推進課の秋山さんにパソコン・プロジェクターの準備や操作などを手伝って頂きました。

 講演内容は、パーポイントを使って分かり易く解説して頂き、参加者の皆さんは十分に理解をして頂いたようです。

 参加者からは、蚕を飼ったことがあり、昔の苦労を思い出したとか、共同飼育所では、皆さんと楽しく過ごしたとか、一年の締めくくりの研修旅行が楽しかった。などと懐かしそうに話していました。

 出席者からアンケートを頂きましたところ43名(47%)から回答を頂きました。世界遺産運動については、全員が知っていました。世界遺産に登録されると思うかについて、最初から「登録される」と答えた方が21名(49%)、講演前には「分からない」、講演後は「登録される」と答えた方が9名(21%)、講演後も「分からない」と答えた方が12名(28%)でした。
 
 感想をお聞きした欄には、(1)流通面「中居屋重兵衛」・「原三渓」の業績を…(2)近藤先生の話が分かりやすく楽しい時間でした。(3)絹の役割を再認識した。(4)世界遺産への盛り上がりがない、県人として何ができるか。(5)また、知っていただく方法がないか。(6「)登録されることを祈ります。等でした。

 結果:講演会を開催して、世界遺産に対しては、理解度は高く、近藤会長の講演内容が分かりやすく、ご理解して頂いたと思います。なお、今後の企画として、「富岡製糸場と絹産業遺産群」バスツアーなどの希望もありました。
(K.O記)
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ぐんまの養蚕信仰68“蚕に願う絹笠さま”

2010年04月15日 09時53分40秒 | 世界遺産伝道師協会
“蚕に願う絹笠さま”

馬場の絹笠大明神。
蚕が上質の繭を作ってくれるように、お願いしたといいます。

高さ1.5m。明治25年3月建立。

昭和9年道路拡張の際、場所を移動しようとしたら、土地の所有者の夢枕に「他のところへやらないで…。」と美しい女性が言ったとか。

撮影時は、子供の目線でしたが(住宅工事の為)、現在は元の位置に戻り、台座の上から、人々を見守り続けています。
駐車場なし。

〔安中市磯部 馬場地内〕(Y.I記)

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群馬の養蚕信仰 67

2010年04月13日 23時08分00秒 | 世界遺産伝道師協会
“紺周郎さま”

世に言う「いぶし飼い」を広めた、利根郡片品村針山の永井紺周郎・いと夫婦の頌徳碑です。

馬に乗って村から村へ巡回指導したといいます。

碑には、たくさんの建立者の名があります。

片品南小学校が昭和59年に発行した〔花咲かるた〕にも、「‘よ’養蚕の師で名高い永井紺周郎・いと」と紹介されています。郷土の誇りです。

駐車場あり。
〔渋川市赤城町勝保沢諏訪神社〕
(Y.I記)
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東毛支部の世界遺産運動が桐生市の広報紙の表紙になりました。4月3日も活動し盛況でした。

2010年04月11日 12時00分01秒 | 世界遺産伝道師協会
4月3日の東毛支部活動

4月3日(土)、東毛支部ではいつものように、桐生市本町1丁目にある森合資会社事務所棟前の歩道でPR活動を行いました。

雨の心配はなかったものの風が強く、パネルを置くイーゼルが倒れてしまうため、歩道にある柵にひもで縛って固定しました。

前10時前には天満宮の骨とう市へ行き交う人たちで賑わい始め、チラシ配りやパネルの解説にも精が出ます。歩行者は県外の人も多く、遠い所では新潟のロータリークラブのグループがいました。桐生ロータリークラブとの交流の一環として、桐生の町を案内してもらっているということでした。

今回の参加伝道師は3人といつもより少なめでしたが、無事に3時間の活動を終えて午後1時に散会となりました。

Y伝道師が、「4月号の桐生市広報の表紙に先月の伝道活動の写真が載っている」と言って広報を持ってきてくれました。

私たちの活動が知られてきていることを実感するとともに、これからも地道な運動を続けたいと新たな気持ちになりました。
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