富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

「旧富岡倉庫前広場」令和5年6月の活動報告

2023年08月31日 10時38分59秒 | 世界遺産伝道師協会

「旧富岡倉庫前広場」令和5年6月の活動報告

 6月4日(日)天気(晴れ)
よい天気に恵まれ、快く活動できました。富岡市役所前シルクル広場では「富岡市国際交流まつり」が開かれ、国際色豊かに出店。ゲームや踊り等々終始賑やかでした。関西からの御家族連れが2組、群馬の事、世界遺産にとお話が尽きず、楽しくぐんまちゃん作りをして帰られました。途中私もシルクル広場へ。中国のテントの中で漢詩を語り、ジュ―スをご馳走になり、民族色豊かな雰囲気を味わってきました。本日の活動には、富岡在住の方もたくさんおいでになり、世界遺産を通じての楽しいおっしゃべりタイムができました。本日は富岡市国際交流祭りが開催されてとてもとても賑やかでした。(K澤壮子 記)(活動伝道師 J保明子 K澤壮子 U原一美)

 お客様のご感想

・富岡市銀座通りの元富士屋の夫婦です。ゆっくり話ながらぐんまちゃん作りをしました。(群馬県2名)

・3歳の娘といっしょに作れて楽しかったです。(群馬県3名)

・とても楽しい旅になりそうです。若返りました。楽しいお話有難うございました。(兵庫県3名)

・楽しかったです。有難うございます。また来ます。(大阪府3名)

・レッツゴーグンマチャン!!!(アメリカ2名)

🏠群馬県16名(8組)・大阪府3名(1組)・兵庫県3名(1組)・アメリカ2名(1組)(計24名11組)

 

 6月18日(日)天気(晴れのち曇り)
予報ほどには気温も上がらず、15時まで活動できました。午前中はお客様が少なかったのですが、お昼頃から、製糸場帰りの方や、これから行く方など、お客様は途切れる事なくお立ち寄りいただきました。時間がないという方には、繭クラフトを差し上げてパンフレットをお渡ししました。少しでもお客様と言葉を交わせる事が貴重でした。繭クラフトにプラスで、サナギを出した繭を差し上げると、女性のお客様に好評でした。酒井広志伝道師がお寄り下さって、富岡製糸場の事等のお話を伺いました。有難うございました。セカイトの金田様がチラシ等を置く台を作成下さいました。早速テーブル上に置いてお客様へのPRに活用させていただきました。有難うございました。(S田道代 記)(活動伝道師 Y野雅史 S田道代 K澤壮子 U原一美)

お客様のご感想

・偶然出会った楽しい時間と体験、素敵な思い出になります♡♡♡ サンキュー!(群馬県4名)

・近所お散歩中に休ませてもらいました。有難うございます。(群馬県1名)

・製糸場の帰りです。コクーンのルーツが「片倉」に驚きました。(埼玉県2名)

・みんなで蚕について勉強できました。有難うございます。(東京都4名)

・高崎に泊まって製糸場見学しました。維持管理の話が印象的でした。(広島県1名)

🏠群馬県8名(5組)・埼玉県5名(2組)・東京都4名(1組)・神奈川県6名(2組)・広島県1名(1組)

(計24名11組)

 

6月25日(日)天気(晴、午後から気温ぐんぐん上昇しました

本日セカイト2階で初めての(お試し)活動。2階北側で行いました。長テーブル2、イス4、繭クラフトパネル2(1階北側出入口と2階に設置)、イーゼル1(1階北側出入口の繭クラフトパネル用)、繭クラフト用の繭、繭クラフト見本繭、サナギを出した繭、切っていない繭、各種繭入れ、黒と赤のサインペン、繭クラフト作成シート、蚕のぬいぐるみ2、お客様ご感想ノートとボールペン、チラシ(メインチラシと子供用チラシ)等を持っていき、10時に始められるように用意。セカイトのスタッフの皆様にお世話になりました。

 10時に開始すると、すぐにお客様が立ち寄って繭クラフトを作っていかれました。製糸場に行く前に寄る方が多いので、10~11時半頃は途切れる事なくお客様が来られ、皆様、思いのほか、熱心にお話をされ、伝道師にも質問いただき、5~10分よりも長い時間過ごしていかれました。感想もたくさん書いていただきました。作ったぐんまちゃんの他、お土産に、カットした繭もさしあげました。セカイトに立ち寄る方は、関心の高い方が多いなと感じました。K澤壮子伝道師が、旧富岡倉庫で、繭クラフト用の、繭切りと、のりづけ作業をしていただきました。お疲れ様でした。O笠原伝道師が立ち寄られ、差し入れをいただきました。有難うございました。(S藤裕子 記)(活動伝道師 M寺清江 S田道代 S藤裕子 K澤壮子 U原一美)

お客様のご感想

・スタッフさんもやさしく丁寧にぐんまちゃん作りを教えてくれました。かわいいおかいこぐんまちゃん作れました。セカイトに飾られている特別支援学校のお花を見にきました。(群馬県3名)

・初めての体験で、大丈夫かと心配になりましたが、教えていただき無事に完成できました。有難うございました。(埼玉県1名)

・繭の話を聞き、とても感動致しました。有難うございました(埼玉県3名)

・バックにずっとつけて大切にします。記念になりました。有難うございます。(埼玉県2名)

・蚕の一生、糸ができるまでよくわかりました。風穴の冷気があったことも富岡の強みだったのですね。養蚕業について知る事ができて、とても興味深かったです。祖父母の家の2階で養蚕をしていたとの事で身近に感じます。(東京都3名)

・趣のある、いい建物で、蚕の一生がわかりました。(東京都2名)

・初めて繭と蛹を触りました!とても貴重な経験になりました。(大阪府5名)

🏠宮城県2名(1組)・群馬県7名(3組)・埼玉県13名(5組)・東京都7名(3組)・千葉県5名(1組)・大阪府5名(1組)(計39名14組)

 

6月 お客様総数と都道府県内訳

6月 3回 お客様総数:(計87名36組)  都道府県内訳:1都1府7県 アメリカ

🏠宮城県2名(1組)・群馬県31名(16組)・埼玉県18名(7組)・東京都11名(4組)・千葉県5名(1組)・神奈川県6名(2組)・大阪府8名(2組)・兵庫県3名(1組)・広島県1名(1組)・アメリカ2名(1組)

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伊勢崎市立三郷小学校での学校キャラバン報告(R4.12.15)

2023年08月28日 09時07分55秒 | 世界遺産伝道師協会

伊勢崎市立三郷小学校での学校キャラバン報告

令和4年12月5日(月)伊勢崎市立三郷小学校で三年生4クラス111人対象の学校キャラバンを行いました。

当校は伊勢崎市の北部三郷地区にある創立150年を迎える、児童数680名を超える大きな学校です。

本日は4クラスですので、講話2クラスは各教室で、座繰り2クラスは体育館で、3・4校時を交替して行いました。

体育館に二台の座繰り器を設置して準備を始めました処、煮繭の段階で体育館のブレーカーが落ちてしまって、煮繭ができない状態になってしまいました。先生方が手だてを尽くしてくださいましたが復旧せず、別の電源をあちらこちらと探した結果、家庭科室をお借りして3校時開始時刻に何とか煮繭を間に合わせました。

一台の座繰り器をK嶋静江さんとH岡誠さんで、I上雄二さんとU田由希江さんでもう一台の座繰り器を担当していただきました。諸般の事情で本日予定していた伝道師に不都合が生じまして、I上雄二さんには急遽参加をお願いしました。

一台の座繰り器に26~27名の児童が集まりますので、各担当者はハンドルを回す回数を20回程度にして、先ず一巡してから希望者に二回目の体験をしてもらい、二台の座繰り器は共に小枠に巻き取られた生糸を切り離す時は、出来るだけ多くの児童が体験できるように、少しずつ交替して鋏を入れるように工夫していました。

皆さんは共に譲り合う習慣が身についているのでしょうか、混乱することも無く和気あいあいと楽しく体験ができました。

U原一美さんにも急な参加依頼で初めて学校キャラバンをお願いし、座繰り体験の終わった児童に厚紙の糸巻きを使って【糸巻き巻き】の指導をお願いしました。U原さんを囲むように児童が集まって糸巻き体験をして、手持無沙汰で遊んでしまう児童は見当たりませんでした。

各教室で行った講話は、M田悟さんとY沢朗夫さんが担当しました。事前の確認では外部からのUSBメモリーの使用可能とのことでしたが、吉澤さんが持参したUSBが使用できなくて、急遽黒板に要点を書いて実施しました。

  • 世界遺産になった理由②世界遺産四か所の名前と場所③世界遺産の活躍 まとめとして絹産業とは養蚕→製糸→織物を指して、群馬はその全てが存在する県であることを付け加えました。

後半の講話はM田悟さんが2クラス合同で行いました。養蚕のことを主体にした講話で、黒板に【蚕】と書いて、天と虫が組み合わされてできた文字で、しかもその上には【お】が付いて、とても大切に育てていたことを話しました。映像を見せながら、小さな蚕には、子供の赤ちゃんと同じに細かく刻んだ桑を与えたことや、小さなお蚕はとても感染に弱いので、マスク・頭には帽子を・白衣を着てお蚕の世話をしている映像も見せました。五齢になって半透明になった状態を熟蚕【ズー】になったと言って、その後本能でまぶしに入って糸をはいて繭になる過程を説明しました。

三年生は一学期にお蚕を育てて「マロン」とか「シロ」とか名前も付けたそうです。

本日は突発事態もありましたが、何とか無事時間内に終了となりました。

持参したUSBメモリーが使用できなかったY澤さん、急遽2クラス合同での講話となったM田さん、急な参加依頼を受けて下さったI上さん、U原さん、110名の児童に皆等しく座繰りを体験させて下さったK嶋さん・H岡さん・U田さんお世話になりました。

本日の担当はK嶋さん、I上さん、H岡さん、M田悟さん、Y澤さん、U田さんとY田でした。

皆様お疲れ様でした。(記:Y田)

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前橋市立桃木小学校での活動報告(R4.11.21)

2023年08月24日 09時25分31秒 | 世界遺産伝道師協会

前橋市立桃木小学校での活動報告

令和4年11月21日(月)前橋市立桃木小学校で四年生2クラス48名対象の学校キャラバンを行いました。

当校は前橋市の北東部に位置し、開校は昭和53年4月1日で、学校名は近くを流れる桃木川からとったそうです。

本日の会場は座繰りを体育館で、講話は教室で行いました。

講話担当のM田悟さんは教室で準備を、座繰り担当のH岡さんとN木さんは体育館に座繰り器を設置して、それぞれ午後の授業開始に備えました。

本日の四年生は富岡製糸場見学・養蚕共に未体験ですので、講話担当のM田さんは、世界遺産は豪華な物や、きれいな物ばかりではなくて【富岡製糸場と絹産業遺産群】のように、国の近代化を支えた物も立派な世界遺産なのですと伝えました。製糸場の大きさを分かり易くするために、本校舎の長さ80メートルと比べて具体的に実感できるようにも話しました。

富岡製糸場は全国から工女さんを募集し機械製糸を教えて、その人たちが故郷に帰って機械製糸を広めたため、日本は世界一の生糸輸出国になったことも伝えました。

又、製糸場は蒸気で機械を動かしたので、工女さんたちは両手を使って能率よく仕事ができました。しかし、これから体験する上州座繰り器は蒸気の代わりに自分の左手を動かして糸を巻き取るので、右手だけで繭を足したり温度調節をしたりするので、その違いを実感してくださいと伝えました。

講話の終わりに担任のH先生から「分かり易く説明してくださったM田さんに拍手」と声が掛かりました。

H岡さんとN木さん担当の座繰り体験では、乾燥した繭からは糸は引き出せないことを示してから、N木さんが煮繭した繭からみご箒を使って糸口を引き出して見せますと「おー」「えっ、どうして」「やりたい、やりたい」などと驚きの声が上がりました。皆さん、初めはこわごわハンドルを回しますが、直ぐに慣れて「自分の手だけでもできるんだ」「これ作った人凄いよね」と関心を示して貰えました。

H岡さんは順番待ちの児童に自作のお蚕の一生の写真を見せて、養蚕を経験していない子供たちにも分かるように、どのように繭が作られるかを丁寧に教えました。

又、見学にお見えになったI校長先生のネクタイを例にして「ネクタイ一本作るのに何個の繭が必要でしょうか?」と問いかけますと10とか50とか500とか声が掛かって「ネクタイ一本は約150個でできています」と伝えて「150個の繭ですからお蚕さんは何頭でしょう」と聞きますと少し間をおいて「150頭」と答えて貰えました。

お鍋の中の少し色のついたお湯に手を入れて「すべすべ」することを実感して貰い、これが化粧品のもとになることも伝えました。「絹の魅力がよく分かりました」と嬉しい感想が聞かれました。

本日の授業時間は午後の5・6校時でしたので、私たちが後片付けをしていますと、下校する児童の皆さんから「有難うございました」とご挨拶をいただきました。

後日当校の【学校日記】には「繭から伸びた糸が他の糸にあっという間に絡む様子を体験」との記述がありました。

本日はM田悟さん・H岡誠さん・N木多恵子さんとY田節子の四人が担当いたしました。

皆様お疲れ様でした。(記:Y田)

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「境采女公民館」で伝道活動

2023年08月15日 14時44分53秒 | 世界遺産伝道師協会

「境采女公民館」で伝道活動

 7月27日(木)、伊勢崎市の境采女公民館で行われた「ふるさと学習体験教室」に招かれ、世界遺産の講話、座繰り体験、繭クラフト、桑の木クラフトを行いました。参加者は采女小学校と周辺小学校の4年~6年生でした。

夏休み中にもかかわらず、猛暑やコロナ禍の影響もあるのか、参加者は生徒12名と母親1名と少なめでした。伝道師は8時過ぎには到着し準備を始めました。会場入り口には2本のノボリと6枚のパネルをセットし雰囲気は上々です。

伝道師の紹介の後、1階のホールでY澤伝道師から世界遺産についての分かり易い講話があり、児童は興味深く聴き入っていました。続いて同ホールで繭クラフトと桑の木クラフト、少し離れた第2研修室では座繰りとローテーションを組んで児童は移動しながら体験しました。

参加者が少なく時間に余裕があるので、繭クラフトも一人で2個作る児童が何人もいました。今回が伝道活動初参加のA井伝道師(昨年11月入会)も繭クラフトを熱心に指導し、終了後に「楽しかった、参加して良かった」という感想を述べていました。座繰り体験も一人当たりの時間が多くとれて多めに生糸が得られたので、K井伝道師が用意してきた紙製の木の葉等を間に差し込むとアートのような美しい模様ができ、生徒は大喜びでした。

暫くぶりの活動参加となった桑の木クラフト担当のA見伝道師は、変わらず終始にこやかに児童に語りかけながら、ていねいに桑の木のお守りを作っていました。生徒も仕上げに塗ったニスが乾くのを待ち遠しそうにしていました。鞄などに下げることを想像しているようでした。

2階の展示室には、昔の生活用具や養蚕用具などが整然と並べられ、「NPO法人境いきいきアイ」の2名の方が各用具の名称と使い方を分かり易く説明していました。児童達は感心したり不思議がったりしながら聴き入っていました。正午前には全ての体験が終了し、参加した児童からは楽しい半日だったとの感想が聞けました。

猛暑の中を参加、精力的に活動された伝道師の皆さん、お疲れ様でした。今回の活動参加者はN屋、A見、H岡、K井、Y澤、A井春、A井、I上の8名でした。

 最後に、この活動を伝道師協会に依頼してくださった采女地区事業推進委員会と、活動に際して終始便宜を図ってくださった采女公民館の皆様に感謝いたします。(I上 雄二 記)

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世界遺産広報活動inとみおか夏まつり

2023年08月10日 16時58分42秒 | 世界遺産伝道師協会

世界遺産広報活動 in とみおか夏まつり

令和5年7月29日(土)12:00~20:00恒例の とみおか夏祭りが、宮本町駐車場メイン会場にて、開催されました。

富岡市が誇る伝統的なお祭りであると共に、市民にとっては大人も子供も参加できる、夏の恒例行事として、定着しています。コロナ感染対策も一段落して 地域の団体や商店が多く参加 会場内は大賑わいです。

富岡製糸場世界遺産伝道師協会も参加させて頂き、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」広報活動(座繰り体験・まゆクラフト体験・パンフレット配布・パネル解説)を行いました。

座繰り体験で、お客様は、まゆから糸がでる不思議な体験に歓声を上げ まゆクラフトは、多くの親子連れが、体験して楽しんで行かれました。
座繰り・まゆクラフト体験で サナギを見つけ魚の餌にと、お持ち帰りされるお子さんや夏休みの宿題に役立てようと、世界遺産パンフを手にお持ち帰り頂き、絹の文化をお楽しみ戴けたようでした。
特に今回は 実物のまゆ玉を添付して差し上げ 大好評頂きました。

富岡シルクレデイ 安中観光キャンペーンガールの 美女の皆さんも駆け付けて頂き 座繰り・クラフト体験をされて行かれました。

どんどん上昇する気温38℃の中 榎本富岡市長をはじめ セカイト(世界遺産センター)宮川所長、陣中お見舞いありがとうございました。

猛暑の中の一日でしたが、熱中症も出ず16:00活動終了致しました。

この後 会場ステージは 伝道師協会のヘリテイジ仮面ショウ。
やぐらを囲んで、盆踊り大会が18:00迄開催されるようです。
一足先に会場を後にしました。

活動参加者はY井恵美子・S藤裕子・K澤壮子・Y村和子・Y野雅史・O笠原信之・I川武男(敬称略 順不問) 伝道師7名でした。ありがとうございました。

〈I川武男 記〉

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第21回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座報告(令和5年7月22日)

2023年08月07日 08時34分18秒 | 世界遺産伝道師協会

第21回富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座報告

 富岡製糸場世界遺産伝道師養成講座が、7月22日(土)に群馬県庁裏にあるぐんま男女共同参画センター3階の中研修室にて開催されました。

センターの開場は、8時45分と言われていましたが、私が8時半ごろに行ったときには、既に役員はもとより受講者も何人か開場を待っている状態でした。

開場と同時に各役員は、あらかじめ決められた役割をこなしながら準備作業に携わりました。

受講者は、新人6名 また既に伝道師になられている方のうち2名が再度受講したいという事で総数8名の受講者で行いました。

笠原副会長の司会で始まりました。

最初は、近藤会長の挨拶です。

世界遺産登録に至るまでの歴史に触れ、伝道活動の基本は、一人一人に丁寧に接触することが基本との話をされ、さらに来年登録10周年を迎えるにあたっての心構え等を挨拶の中で語られました。

次に世界遺産センターの宮川所長の挨拶です。

世界遺産センターの現況、伝道師協会とのかかわりの話と最近取り組んでいる世界遺産カードの紹介がありました。

いよいよ 講座の開始です。

講座のスケジュールは、

講義1「世界遺産の基礎知識と日本の世界遺産」世界遺産センター 今井主任

講義2「蚕糸絹業の基礎知識(繭・製糸・絹・織物・染色等)」 土屋理事

講義3「『富岡製糸場と絹産業遺産群』の価値と概要」笠原副会長

講義4「伝道活動について・伝道師の心得」井上理事

確認テスト

結果発表&修了証授与

となっています。

講義1では、世界遺産センターの紹介から始まり、世界遺産の基礎知識として、世界遺産条約と世界遺産リスト、世界遺産保存の義務、登録プロセス、登録の基準等の話ですが、

特に登録後は、保存の大変さ大切さを重点に話をされました。

講義2では、土屋理事の自己紹介もあり、県庁の担当時代に6年間伝道師協会と歩まれた思い出にまた懐かしい方々のお名前も出て、我々伝道師もつい昔を思い出していました。

また 今は、碓氷製糸株式会社で活躍されています。

講義では、蚕糸業の基礎知識と養蚕の歴史と現状及び蚕の生態の話をされました。

常に、蚕糸業にかかわってきたのが感じられる内容でした。

昼食をはさんで、司会は、安田副会長に代わりました。

講義3では、一番に伝道師として確認すべき内容です。

4つの資産がどう絡んで世界遺産になったのかよく理解できる内容だったと思います。

最後に講義4では、伝道活動そのものの説明です。講師の自らの経験を踏まえて、伝道師としてどうあるべきかが良く伝わるものでした。

最後は、確認テストです。

全員が問題なく合格し、修了書の授与もつつがなく行われました。

終わったあとの受講者は、全員満足した様子で頼もしい限りでした。

新人伝道師の誕生です。

早く活動する場を増やして、仲間として、一緒に活動したいものだと感じました。

伝道活動は、今後も続きます。頑張って 前に進みましょう。

今回の講師の皆さん どうもありがとうございました。

また 準備から運営に協力していただいた役員の方々 世界遺産センターの方々どうもありがとうございました。

(記 N屋和幸)

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「鬼石夏まつり」で伝道活動

2023年08月02日 12時24分27秒 | 世界遺産伝道師協会

「鬼石夏まつり」で伝道活動

夏の風物詩 「鬼石夏まつり」が4年ぶりに7月15日(土)~16日(日)お祭り広場をメイン会場にして14:00~22:00開催されました。

明治18年から続く鬼石夏まつりは5地区から山車が引き出され、市街地を巡行する坂道で一気に山車を引き上げる新田坂の駆け上がりと、5台の山車が一堂に会してお囃子を競演する寄り合いが見どころ、

新田坂の駆け上がりは大阪岸和田の山車になぞらえ東の「だんじり」と呼ばれています!

夏を告げる関東一の祭囃子と呼ばれているほど活気にあふれ、鬼石夏まつりが終えると一気に梅雨が明けると言われています。

町内を交通規制して車の進入禁止。特に今年は露店の数が多く、焼きそば・かき氷・チョコバナナ・風船・ヨウヨウつり・金魚すくい・等々 長い露店通りテント村が出来ました。

世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の広報活動をさせていただきます会場は、前回にお借りした「情報センターおにし館」です。フロア続きの隣が軽喫茶室(鬼カフェ)になっております。藤岡市が生んだ零戦設計技術者 堀越二郎の会の皆様の零戦のミニ模型の展示解説と、ご一緒に同館を使用させていただきました。

富岡製糸場と絹産業遺産群のパネルを展示まゆクラフトぐんまちゃん無料体験コーナーを設置、入り口にテーブルを設置して化粧袋にまゆ玉を添付して、各種の関係パンフを入れて、テーブルに積み、「世界遺産のまゆプレゼントですよ」!とお客様に手渡し、入館の呼び込みをいたしましたところ、沢山のお客様の入館があり、翌年には、世界遺産登録10周年迎える「富岡製糸場と絹産業遺産群」のお話・蚕の話などご質問が沢山ありました。

 

構成資産、高山社跡の地元なので、高山社跡のパネルに人気がありました。

ゆかた姿のお子さんが手にチョコバナナを持ってお母さんとまゆクラフトぐんまちゃんを作って行かれ、祭りの広場を世界遺産パンフと、まゆクラフトぐんまちゃんを吊るして何人もの人が歩かれていました。会場前通りは、なが~い山車の巡行通路で休憩の場でもあり賑わいを増してお客様が入館いただきました。

祭りは5台の山車の寄り合いお囃子・宵祭り・花火大会(16日)と22:00まで、続きます!16:00から宵祭りがお祭り広場で始まり、お客様が移動してしまいますので17:00活動を終了致しました。

藤岡市文化財保護課世界遺産係針谷さん最後までお付き合い頂き、陣中お見舞いありがとうございました。

用意したパンフ400部セット配布終了致しました。

零戦堀越二郎の会・鬼カフェの皆様大変お世話様になりました。ありがとうございました。

活動は15日(土)11:00~17:00 I川武男・S藤和男・Y井恵美子・M寺清江・Y村和子

   16日(日)11:00~17:30 I川武男・S藤和男・Y野雅史・O笠原信之・Y村和子

   以上10名の伝道師でした。(敬称略・順不問) (I川武男記)

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