富岡製糸場世界遺産伝道師協会 世界遺産情報

「富岡製糸場と絹産業遺産群」は日本で初めての近代産業遺産として2014年6月25日付でユネスコ世界遺産に登録されました。

富岡製糸場と絹産業遺産群広報活動 「藤岡まつり」で活動

2018年07月31日 15時54分32秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡製糸場と絹産業遺産群広報活動

「藤岡まつり」で活動

7月22日(日)、藤岡市「藤岡まつり」にて、世界遺産「富岡製糸と絹産業遺産群」の広報伝道活動を行いました。活動は中央公園のテントとテーブルをお借りし、座繰り、まゆクラフトぐんまちゃん体験、チラシカタログ、パネル解説の各コーナーを設置し、8名全員が新調の緑のユニフォームにて、10時に活動をスタートしました。

藤岡まつりは、諏訪神社と冨士浅間神社の祇園を引き継いだもので、諏訪神社宮神輿は、藤岡で絹を買い付けていた三井越後屋が、安永9年(1780)に日本橋の仏師に注文して奉納したものだそうで、「ぐんま絹遺産」になっています。私立甲種高山社蚕業学校跡もすぐ近く、伝道活動にも力が入ります。

メインステージでは土師の辻子ども相撲大会やダンス大会が盛大に行われたこともあり、小中学生が大勢やってきて、座繰りやまゆクラフトを体験してくれました。座繰りコーナーには、昨年も体験したというお姉さんが、初めて体験する1年の妹さんを連れてきてくれました。同じ場所で活動を続け、高山社の当時の姿を伝えていくことの意義を考えました。

また、ベトナムや中国の若いグループにも座繰りを体験して頂くことができ、お国のシルクについて片言ながらお話しができました。ベトナムの青年からは、4~5齢の蚕を食用にしている写真を見せて頂き、とても美味しいとのこと、少し驚きながらもタンパク質と桑の成分の多さを示すもの、世界の蚕の文化を広い視野で捉えるべく大変勉強になりました。

最後には、高山長五郎の子孫の折茂さんがご挨拶にいらしてくださり、感動の締めくくりとなりました。記録的な酷暑の中、全員体調を崩すこともなく、活動を終えることが出来ました。これも7名お互いに気遣い合い、快活にチームワークを発揮したからこそ、特に巧みな話術で皆さんを盛り上げて下さった先輩伝道師、また差し入れのお気遣いを頂いた影山副理事に感謝致します。

関係者の皆様には大変お世話になりました。藤岡市文化財保護課には2週連続でお力添え頂き誠に有難うございます。

本日の活動は、I川(武)、I田、S藤(和)、S井、J保(千)、N島(常)、Y井、K池でした。(K池志津子 記)

 

 

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「鬼石夏まつり」で世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」伝道活動

2018年07月30日 16時38分26秒 | 世界遺産伝道師協会

「鬼石夏まつり」で伝道活動

7月14日(土)15日(日)埼玉県児玉郡神川町に隣する、藤岡市鬼石町の「お祭り広場」で世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群の広報活動を行いました。

 

連日38℃の猛暑とアスファルトの照り返しの会場で、初日(14日)(土)9:00~16:00はI川理事を筆頭にI井規雄、Y井恵美子、S藤和男4名 (15日)(日)11:00~16:00小池志津子、Y田節子、I川武男、S藤和男4名 計8名の伝道師で活動を行いました。

この鬼石地域は、町内を流れる「神流川」を隔てただけで、埼玉県児玉郡神川町渡瀬集落となります。この地にある「現 家」は明治35年から昭和14年まで、富岡製糸場で操業をしていた「原合名会社の故郷、本家の地でもあります。

このような緑に囲まれたエリアで、藤岡市髙山社顕彰会」のメンバーと連携して「世界遺産富岡製糸場と絹産業遺産群」の啓発活動を行いました。

何と言っても、猛暑の炎天下では、来場者は少なかったけれど、お祭りステージに出場

した女性グループや、鬼石町芸術村で活動する外国人のメンバーが、訪れ、まゆクラフト体験、富岡製糸場と絹産業遺産群のパネル解説や髙山社跡をデザイン化した団扇の配布など、多面的な視点で伝道活動ができました。

(S藤和夫) 記

*鬼石夏祭り

毎年7月中旬に夏の風物詩として、「鬼石夏まつり」が開催されています。

鬼石夏まつりは夏を告げる「関東一の祭囃子」と呼ばれるほど活気にあふれ、5台の大きな屋台が、鬼石町を練り歩きます、その歴史はなんと江戸時代の後期からと言われております。

特にお祭り広場前の急こう配を大きな山車が一気に、駆け上がる様は壮大です

14日(土)20:20からの「宵祭り」には人口が一夜にして、三倍に膨れ上がると、言われております。

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「群馬県蚕神総合調査報告会」を開催

2018年07月25日 22時42分27秒 | 世界遺産伝道師協会

「群馬県蚕神総合調査報告会」を開催

 

 7月21日(土)午後1時30分より、前橋市文京町2丁目、群馬県生涯学習センターの4階第1研修室で「群馬県蚕神総合調査報告会」を開催しました。

 ここに「群馬の蚕神」として、その「報告会」を持つことが出来たことは、昨年の8月1日に25名の調査員(伝道師)で発足した「蚕神総合調査」のプロジェクトチームが約1年に及ぶ中で調査の実施・調査票の作成と取りまとめ・原稿の作成と校正等々を経て纏めた結果です。

 この日は35度を超す暑い一日でしたが、会員(伝道師)や一般の方々を含め120余名という多くの参加を得ることが出来ました。

 午後1時30分には、この蚕神総合調査プロジェクトチームリーダーの町田睦伝道師の司会で「報告会」が始まりました。

 はじめに富岡製糸場世界遺産伝道師協会近藤 功会長からは「あいさつ」として、『当協会は平成16年から「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界遺産登録を目指して県民運動の中心的存在として活動をして来ました。当時は、こちらから語り掛けるとほとんど「あり得ない」との逆風の中を世界遺産の価値を語り続け、平成26年にカタールのドーハで開催された世界遺産委員会で登録を実現することができました。世界遺産登録運動を続ける中で、かつて群馬県が誇った養蚕業の衰退で隆盛時に行われていた「蚕」に関わる民俗行事も忘れ去られようとする状況にある。「運の虫」と呼ばれる蚕の飼育の厳しさや難しさから、心のよりどころとして「蚕神」を祀る養蚕信仰を大切にしてきた。伝道師の中には世界遺産登録運動の過程で忘れさられそうな「蚕神」の調査を個人的にでも纏めたいという動きがあり、協会として部分的な調査ではなく群馬県全体の実態把握と群馬県の養蚕業の発展と養蚕信仰の分析などができたらと考え、プロジェクトチームを作り、チームリーダーの下、飯島康夫新潟大学准教授の指導を受けつつ調査に取り組むことにした。この調査事業を推進するのにあたり、サントリー文化財団の助成事業に応募しましたが、採用を見送られました。そこで、この調査事業は、群馬県内の養蚕農家の激変は、養蚕信仰の調査を後ろに追いやれない状況と調査を担当する伝道師の高齢化も相まって調査時期として待ったなしの状況でしたので、平成27年にサントリー文化財団か頂いた地域文化賞の副賞を資金に実施することにしました。印刷製本費は、これで何とか捻出できましてが、調査研究費にまでは手が回らず調査員(伝道師)は手弁当で過酷な環境の中を奔走しました。すでに人が近寄らなくなり荒廃した荒れ野の中や崖の上等々厳しい場所も多々ありました。この結果から見学コースも作成し、これらを世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の基盤を支えた養蚕業への熱い思いを感じることで、地域振興の一助になればと思っています。  この「報告書」は、調査員の苦労の賜物であるだけでなく、会員(伝道師)全体の汗の結晶です。また「報告書」が地域の関心のある方々に活用いただき、役立つことを期待しています。』と述べました。

 続いて、新潟大学人文学部准教授飯島康夫氏の「養蚕信仰と群馬の蚕神」と題しての講演を前に、飯島先生の略歴を町田リーダーより紹介しました。

 講演は、『群馬の蚕神総合調査の意義は「この時期に調査し記録することにある。」として、次のような内容で話されました。

1.養蚕業の隆盛と養蚕信仰

・養蚕信仰とは、蚕が無事に成長し、多くの繭が取れることを願う豊蚕・豊繭の祈願と報謝である。

 ・養蚕信仰の背景は「運の虫」と言われ「蚕があたる」「蚕がはずれる」で養蚕農家の盛衰を左右する。  

 ・養蚕は当たれば良いので、豊蚕を確実にするため、蚕神への信仰が隆盛し多様化した。

  従って、この蚕神総合調査は「養蚕守護の神仏」をモノから明らかにすることにある。

2.群馬の蚕神―蚕神総合調査の成果からー

・養蚕農家の豊蚕の願いが切実であればあるほど、多くの神仏が蚕神として機能する。

・養蚕信仰の由来のひとつは、天竺より、うつぼ舟で豊浦に漂着し、養蚕の始まりとされる「金色姫伝説」は茨城県つくば市神郡にある蠶影神社を本社として、群馬県を含む関東地方を中心に広く信仰される。

・絹笠信仰の起源は不明である。

3.養蚕信仰の諸相―地域の祀り・家の祀りー

・蚕神を祀る単位としては、養蚕を営む地域の家々(ムラ、組、講)と養蚕の経営単位としての家ですが、この蚕神調査で報告された多くの神仏は、地域で祀られる神仏である。

・基本となる家で祀る蚕神として重要なのはオシラサマで、蚕室となる座敷の大黒柱に祀られる。

この蚕神総合調査による資料の集積は群馬の蚕神信仰研究の重要な基礎資料となることは間違いない。』と締めくくられました。

 講演後、伝道師協会近藤会長より飯島先生に対して丁重なる謝辞が述べられました。

 ここで10分間の休憩の後、午後3時から蚕神総合調査プロジェクトチーム町田 睦リーダーによる「目で見る群馬の蚕神」と題して調査結果の報告です。

今回の総合調査で「蚕神」と確認された件数は456件です。

1.県下の蚕神にみる特徴

(1)  蚕神が多い地域は数から見て中・西毛地域で、養蚕が盛んであったことを窺える。

(2)  文字塔が189基と圧倒的に多い。

(3)  本県は内陸部のため気象災害(雹害・凍霜害)による蚕霊碑が多く見られる。

(4)  蚕神の建立された年代は、大きく2つの建立期があったことが分かる。

(5)  蚕神名の多いものは、順に「蚕影山」「絹笠大明神」「蚕影大神」「蚕影神社」「蚕影大神」と、いずれも蚕影信仰系の神名で占められている。

(6)  仏教系の蚕神として「馬鳴菩薩像」が中国から伝わったとされ、県下の寺院に木像12体、石像4基、文字塔2基、画像1件の所在を確認した。

(7)  建立年の記銘率は全体では77%で、銘記率の高い蚕神は文字塔が87%、石祠が80%となっており、木像や木祠は30%と低くなっている。

2.蚕影信仰と絹笠信仰

(1)  本県における蚕神信仰の状況は蚕影信仰と絹(衣)笠信仰が主で、文字塔や石祠等「モノ」として現存している。

(2)  蚕影信仰と絹笠信仰の本県における分布状況は6対4で蚕影信仰に係る蚕神数が多いことが認められる。

3.「群馬の蚕神」の活用策

(1)今回の総合調査で確認された特徴ある蚕神を多くの方々に親しんでもらうため、自動車で巡る「群馬の蚕神巡りコース」を設定し、地域の活性化に役立てる。

(2)今回の調査で得た多くのデータ等の資料については、来春、新たに設置が予定されている「世界遺産センター」(富岡市)で保管するとともに、一部資料については一般に公開する。

(3)蚕神総合調査を「蚕神総合調査書」として記録に残すとともに、県下に残る蚕神の

   保存と活用を図るための基礎資料とする。

3.群馬の蚕神巡りコースの設定

(1)  県下の12地域(12コース)を設定(25市町村)

(2)  チラシの作成と配付

(3)  インターネットによる公開。

(4)  市町村等に案内板・説明板の設置を要請。

このような内容で町田リーダーによる調査の報告が行われました。

以上で本日の「報告会」は、全てが予定どおりに取り運ばれ、午後4時を少し回っての閉会となりました。

参加された多くの方々には納得された面持ちで帰途に着かれる様子が印象に残りました。

上毛新聞記事

(N島  進 記)

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富岡銀座まちなか交流館「平成30年6月の活動報告」

2018年07月25日 11時15分13秒 | 世界遺産伝道師協会

富岡銀座まちなか交流館「平成30年6月の活動報告」

 

◯6月2日(土)本日ご来場された、東京都日野市からのご夫妻「馬に見えないなー。」と、おっしゃりながら繭クラフトをされ、お孫さんが学校で蚕を飼っていました、と話されました。伝道師のI田みち子さんが、交流館の繭クラフトで使用しているテーブルの上に敷くテーブルクロスを2枚作り持参くださいました。又、伝道師中島副会長様・S井広志様が冷たいペットボトル等差し入れをして下さいました。(M下禮子 記)大変暑い日でしたので差し入れ大変有難く、交流館スタッフの方といただきました。又、I田様手作りのテーブルクロスは早速使わせていただきました。皆様のお心遣い本当に有難うございます。(U原一美 記)(活動伝道師 I田みち子 M下禮子 U原一美)

・昼休み時間に寄りました。繭クラフト素晴らしいですね。(群馬)

・富岡製糸場見応えありました! 繭で作るぐんまちゃんも親子で楽しめました!!(東京)

・楽しかったです。とても親切なお姉さま達で。今日は私の60才の誕生日でしたので嬉しいです…とても良い記念になりました。ありがとうございました。(神奈川)

🏠群馬・埼玉3・東京2・神奈川3・広島・不明(計11名・組)

 

◯6月3日(日)フリーマーケットが市役所であり、朝から沢山のお客様で市役所~駅周辺は大賑わい、駅東無料駐車場は満車状態でした。昨年までは「もみじ平総合運動公園」で行われ、今年は新しい市役所で行なわれたとの事。フリーマーケットにいらしたお客様は交流館にはほとんどお寄りにならなかったようでした。本日は、1組来館されてお帰りになると、次のお客様がいらっしゃるといった状況でした。K澤壮子様が交流館保管はっぴを定期的にお洗濯して下さっています。有難うございます。(U原一美 記)(N嶋 弘 K澤壮子 U原一美)

・思いがけず体験出来て良かったです。(秋田)

・秋田の方とお話しでき、楽しかったです。(茨城)

・5才の子供も楽しく作ることができました。ありがとうございました。(群馬)

🏠秋田3・茨城・群馬6・埼玉・千葉・大阪(13)

 

◯6月9日(土)昨日に続き真夏日。照り返しが強く、道を歩いていると早く建物に入りたいと交流館に来たけど涼しい!!と言いながら繭クラフトを作っていかれる人、「まちなか交流館はここで良いですか?」とやってくる人などそれぞれでしたが、家族連れがほとんどでした。バス25台でしたが、立ち寄る団体客はゼロ。北は北海道から、石川県。又、横浜からのお客様が多く見られました。年配の方は、三姉妹とご主人、兄弟で、ご夫婦、仲良しグループ、子供さんの試合が富岡であり、又明日も来ますと話す桐生のお母さん等々。これから製糸場へ行くのでその前に寄ったという紳士は、「ここで説明を聞いて良かった。」と話してくれました。(O田三枝子 記)(S藤裕子 O田三枝子)

・初めて体験して楽しく作れました。ぐんまちゃんかわいいです。(北海道)

・初めての姉妹旅で富岡製糸場に来ました。とっても楽しい体験とおしゃべりができました。(埼玉)

・熱中して作って楽しかったです。良い思い出になります。見てまた思い出せて嬉しい!!(東京)

・楽しくストラップ作りしました。まゆの手ざわりを楽しみました。(神奈川)

🏠北海道2・岩手・群馬2・埼玉・東京2・神奈川4・石川(13)

 

◯6月10日(日)梅雨に入り小雨模様の天候で来館者は比較的少なかった。しかし来館者の多くの方が熱心にパネル解説に聞き入ってくれ、繭クラフトも楽しそうに体験してくれた。パネル解説では四つの資産がなぜ世界遺産になったのか、また、四つの資産の役割等、マクロな視点からの解説も重視した。新しい発見をし、うなずいてくれる顔を目にするとこちらもうれしい気持ちになる。団体客から来館している人が多く、家族連れは少なかったように思う。繭クラフトに男性が興味深そうに真剣に取り組んでくれたことが印象に残っている。繭クラフト作りから、蚕糸業、ひいては世界遺産に少しでも関心を持ってくれればと思う。来客者が途切れた時は特に「荒船風穴」について情報交換などした。(I井規雄 記)(K渕秀子 U原一美 I井規雄)

・楽しい作業で、親切に対応していただきました。(茨城)

・I井様のお話しは、ご自身が見聞きされた実体験で勉強になりました。(群馬)

・北九州門司から参りました。まゆの貴重な体験ありがとうございました。(福岡)

🏠茨城2・群馬・千葉5・東京・福岡(10)

 

◯6月16日(土)梅雨入りしてはっきりしない天候が続いていますが、本日は温度も低く肌寒いような感じがしています。午前中は、実家が富岡で埼玉県本庄市から3人のお子さんと若いお母さんがクラフトに挑戦されて、素晴らしい繭クラフトが完成しました。午後は千葉より家族7人(3世代)が来られ、お蚕様を見たことがないので、富岡製糸場に来られ、ガイドツアーにも参加され、交流館にも寄られ繭クラフトにも参加されました。(K池 昇 記)(I田みち子 I川武男 U原一美 K池 昇)

・浦和から来ました。町なかガイドの方に駅から案内していただき、いろいろ説明してもらい、たのしい時間を過ごすことが出来て良かったです。ありがとうございました。(埼玉)

・たのしくできました。さなぎがでてきてびっくりしました。(埼玉)

・かいこががになってでる時、やわらかい方からでるのを初めて知った。発見があって楽しかった。ありがとうございました!!(千葉)

🏠埼玉3・千葉(4)

 

◯6月17日(日)今日は梅雨の晴れ間の予報だったが太陽が顔を出さなかった。昨日に続き肌寒い日でした。開館早々2名のお客様に忙しい一日になるか?と思いきや、その後、お客様はパラパラと。午後2時半、家族連れがドドッーっと来館し大賑わいでした。(S川文子 記)(N嶋 弘 Y村和子 S田道代 S川文子)

・いつも、通り過ぎていたのですが寄らせていただきました。思っていたより早く作れるので他の方にもすすめられます。親切に教えていただきありがとうございます。(群馬)

・直接繭に触れることが出来、感動でした。(埼玉)

・二度目の富岡です。前回は富岡製糸場の見学しかできませんでしたが、今日は製糸場の周りをぶらぶら散策。散策の途中にこちらのサロンで「ぐんまちゃん」作り。笑顔で群馬の紹介をして下さって、素敵な出会いのひとときを味わいました。繭の事を詳しく説明していただき有難うございました。(山梨)

🏠群馬2・埼玉3・千葉2・東京3・神奈川2・長野2・山梨・(15)

 

◯6月23日(土)梅雨入りしてはっきりしない日が続いています。今日もお昼頃から小雨が降ってきました。交流館の外通りもあまり人も歩いていません。来館者も少なかったです。お昼頃見えた中学2年生は、蚕に興味を持ち、今年の夏休みの研究課題にしたいと熱心に話しを聞いてくれました。また、来館者の半分以上の方は、世界遺産は富岡製糸場だけだと思っているようです。ここで解説を聞くなかで4資産のつながりを理解してくれました。(Y田孝三 記)(K澤壮子 I田みち子 I井規雄 Y田孝三)

・初めてまゆを触ることができ思い出になりました。ありがとうございました。(福島)

・たくさんのまゆの話を聞かせてくれて、夏休みの自由研究にしたいと思います。(神奈川)

・家族で立ち寄りました。お話しも楽しく、良い時間を過ごせました。(神奈川)

🏠埼玉・千葉・東京2・福島2・神奈川4(10)

 

◯6月24日(日)昨日までの雨模様が一転し、爽やかな青空がのぞきました。しかし客足はのびず午前・午後ともに何組かのクラフト作りは行いましたが待ち時間も多かったように思います。いらっしゃったお客様は、じっくりと味わって作りお話しをして喜んで下さったようです。川崎から来た女性は「製糸場のガイドさんや、座繰り体験など、みんなよい方でした。」と、とても和やかに語って下さいました。本日はお子様連れのお客様はゼロでした。(M田夕香 記)(N嶋 弘 O形榮一 U原一美 M田夕香)

・繭という字を見て、工作をして、乾燥した虫と糸を手でさわって、感触も工作も楽しみました。ありがとうございました。(岩手)

・楽しく体験させていただきました。出身地のお話しもできて、とても楽しく過ごせました。(長野)

・繭の中身のさなぎを見て意外な大きさにびっくりしました。楽しく体験できました!有難うございます!!(岐阜)

🏠岩手2・群馬・神奈川・長野・岐阜(6)

 

◯6月30日(土)昨日梅雨明けし、今日は本当に暑さが厳しい一日でした。交流館の前の通りはあまり人通りがなく、お客様はあまり寄らない状況でした。午後になっても日差しは益々厳しくなり、寄って下さった方々はとにかく休めて良かった…との声でした。今日寄って下さった方々は県内の方が多くて、中には初めて富岡製糸場に来ました、との方もいらっしゃいました。(M寺清江 記)(K澤壮子 S藤和男 M寺清江)

・色々と教えていただくこと沢山で、良かったです。気づき発見ありがとうございました。(群馬)

・皆さん、美男・美女で、とても良くしていただきました。(群馬)

・地元の情報が聞けてありがたかったです。(東京)

🏠群馬5・東京(6)

 

◎お客様の都道府県内訳:北海道2・岩手3・秋田3・福島2・茨城3・群馬18・埼玉12・千葉10・東京11・神奈川14・石川1・長野3・山梨1・岐阜1・大阪1・広島1・福岡1・不明1(計17都道府県+不明1 計88名・グループ)

 梅雨寒で気温の低い日や一転して高温の日、そして早い梅雨明けとなり気温の変動の激しい月でした。各地からいらしたお客様有難うございました。交流館スタッフの皆様お世話になりました。(U原一美)

 

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富岡製糸場世界遺産伝道師協会絹遺産研究会 7月例会報告

2018年07月24日 15時38分38秒 | 世界遺産伝道師協会

絹遺産研究会 7月例会報告

 

 昨年8月より活動している「群馬県蚕神総合調査」プロジェクトも終盤を迎えてきました。調査報告書のゲラ刷りが10日午前中に出来上がるというので、町田プロジェクトリーダーより最終校正作業手伝いの依頼があり、急遽例会日に実施することになりました。

 

 7月10日(火) 絹遺産研究会員および蚕神調査員有志の13名が13時10分から県庁10階101会議室に集合し作業しました。

 

 近藤会長も激励に駆けつけ、「登録4年目の伝道師協会の活動の中でも注目されており、すでに報告書が出来上がる前に購入希望者が多く、100部程増刷を検討しなければならない状況となっている。最近伝道活動への参加者が減少してきており、この活動を起爆剤として、世界遺産登録5周年に向けて伝道活動を盛り上げていきたい、」との挨拶がありました。

 

作業は調査担当した地区を中心に欠席者の調査地区は分担して456件すべてについておこないました。当初予定の16時には終わらず、101会議室は借用時間17時ギリギリまで利用させて頂きましたがそれでも終わりませんでした。

今日中に何とか仕上げなければならいということから都合つく8名が昭和庁舎1階に会場を移し18時に作業を終了しました。

11日(水)に印刷屋さんに持ち込み出来上がりを待つことになりました。21日(土)の配布日が楽しみです。

 

 作業にご協力いただいた皆様ありがとうございました。

 

(T比地規雄)

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富岡製糸場世界遺産伝道師協会 平成30年8月の活動等予定  

2018年07月24日 15時20分29秒 | 世界遺産伝道師協会

伝道師協会 平成30年 8月の活動等予定

  

○  8月 4日(土)~ 5日(日)10:00~15:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活     動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館   

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) U原 一美

 

○  8月 4日(土)~ 5日(日)10:00~17:00 「世界遺産キャンペーン」で伝道活動(パンフレット配付、パネル解説、桑の木クラフト体験、生きた蚕の展示、クイズラリー、お楽しみ抽選会、ヘリテイジ仮面ショー)

場所:高崎市棟高町 イオンモール高崎店

活動責任者:伝道師協会会長 近藤  功

 

○  8月11日(土)10:00~16:00「群馬サファリ―パーク」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配付、繭クラフト体験)

場所:富岡市岡本 群馬サファリーパーク

活動責任者:伝道師協会理事(西毛・富岡担当) I川 武男

 

○  8月11日(土)~12日(日)10:00~15:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館   

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) U原 一美

 

○  8月18日(土)~19日(日)10:00~15:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館   

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) U原 一美

 

○  8月19日(日)11:00~16:00 「はにわの里夏まつり」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布、繭クラフト体験)

場所:高崎市井出町 はにわの里                    

活動責任者:伝道師協会理事(会計担当) O田 三枝子

 

○  8月19日(日) 10:00~16:00 「ぐんまちゃん家」で伝道活動(繭クラフト体験、パネル解説、パンフラット配布)

場所:東京都中央区銀座7-10-5 群馬県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家」

活動責任者:伝道師協会理事(企画調整担当) K下部 邦彦

 

○  8月25日(土)~26日(日)10:00~16:00 「シルク博in下仁田」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布、座繰り体験、繭クラフト体験)

場所:甘楽郡下仁田町下仁田 保険センター   

活動責任者:伝道師協会理事(甘楽・下仁田担当) I井 規雄

 

○  8月25日(土)~26日(日)10:00~15:00 「富岡銀座まちなか交流館」で伝道活動(パネル解説、パンフレット配布・解説、繭クラフト体験、タッチパネルモニター解説)

場所:富岡市富岡 富岡銀座まちなか交流館   

活動責任者:伝道師協会理事(富岡銀座まちなか交流館担当) U原 一美

 

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JR上尾駅「ググッとぐんま観光キャンペーン」で世界遺産伝道活動

2018年07月11日 20時26分28秒 | 世界遺産伝道師協会

JR上尾駅「ググッとぐんま観光キャンペーン」で伝道活動

ググッとぐんま観光宣伝推進協議会主催の標記キャンペーンが7月6日(金)JR上尾駅で開催され、世界遺産の伝道活動を行いました。本日はN島進、S藤和男、Y村和子、Ò田三枝子、I井規雄の5名が担当し、事務局として石原主幹さんが参加しました。

午前11時開始ということで準備の時間を勘案し、現地集合という形をとりました。開始1時間ほど前には全員が集合し、所定の場所で早速会場設営に取りかかりました。伝道会場はJR上尾駅構内の中央連絡通路の一番外側で構外に直接接する場所でした。当日はあいにく雨天で前日と打って変わって肌寒い日になってしまいました。しかし伝道者は寒さもなんのその、みんなで協力して今日一日充実した伝道活動ができるようパネル設置、座繰りの組み立て、繭クラフト準備を懸命に進めました。繰糸鍋用の水が近くになく、また湯を沸かすための電源もなく、電源のあるところから湯を沸かして持ってくるという事態も生じました。またパネル設営では風雨が強くなり、準備の段階で次々と倒れるといった伝道には障害となる状況にもなってきました。通路を行き交う人も寒さの中、雨具を持って足早に通行しており、このような中をいかに足を止めてもらい伝道に当たるか方策を脳裏に浮かべつつの準備でした。上尾の駅長さんやほかの団体の人も倒れるパネルを心配し、いろいろ手伝ってくれ温かな心を感じ取った瞬間でした。

準備にいろいろ支障もありましたが、午前11時開始には余裕をもって終了しました。周囲を見渡すと群馬県のたくさんの観光団体ののぼり旗が林立し、それぞれの市町村が法被姿でわが市町村の観光のピーアールを始めていました。「ぐんまコンシェルジェ」の女性や町村のマスコット人形が登場し会場を盛り立てていました。

 さて、パネル解説では、解説のあと「ありがとうございました。がんばってください」という応援メッセージを多くの人から聞いたことが印象に残っています。群馬県の世界遺産を県外の人も誇りに思っていてくれることを知り、こちらもうれしくなりました。家路に急ぐ中、風雨を心配しながらもわざわざ足を止めてくれた人にこちらからも感謝したい気持ちでいっぱいです。

概して富岡製糸場のみが世界遺産ととらえたり、やや無関心な人も見られたりするなどさらに4資産の相互の関係や価値等伝道活動を深めていく必要性も感じました。

蚕そのものについても知らない世代が多くなっており、養蚕経験のない人がほとんどといった状況の中、いかに工夫して伝道していくか課せられた課題であると感じました。

 チラシ配布については両手に荷物や傘等持ち、家路を急ぐ人も多く見られ十分な配布はできない状況でした。

 座繰りでは年配の人も体験のない人が多く、「みごぼうき」の説明から入ったり、右手と左手の操作の仕方を音頭を取って教えたりして体験者と一体になって伝道に当たりました。

体験してくれる人も並んで順番を待つほどでもなかったので、一人ひとりに時間が掛けられ、臨場感をもった伝道ができたのかとも思います。糸が小枠に巻き取られる様子を見て、「すごいね」と感動し、伝道者に対し、「すごい人に出会った」「これが出会いというものか」「名前を教えてくれ」と貴重な体験に感極まる年配の夫婦も見られました。このご夫婦は座繰りの魅力に浸っているようでしばしその場に滞在しておられました。これからも「感動を伝えられる」伝道でありたいと念じました。

体験者には巻き取った生糸をおみやげに持って帰ってもらったが、うれしそうに手に持ち、なごり惜しそうに帰って行く姿が印象的でした。

 まゆクラフトは前述のような天候と状況のため挑戦してくれる人が余りいなかったのが現実でした、伊勢崎市出身で90歳になるおばあさんが自分の養蚕の体験を懐かしそうに話しながらまゆクラフトに真剣に取り組んでくれたことが印象的でした。

 昼食に構内の食堂で食べた麺類が冷え切った体を温めてくれ、午後の英気を養ってくれましたが、風雨がますます激しくなり危険なのでパネルを取り外し午後2時30分にはすべて片付けて伝道を中止することにしました(外の観光団体も同じ)。

世界遺産課石原主幹さんには最初から最後までいろいろとお世話になりありがとうございました。

天候に左右された上尾での伝道でしたが、それぞれが体験した思いを心に浮かべながら一緒に電車に乗り込み、家路に就きました。皆さんかぜなどひかなかったかと思いつつ筆を置きます。                             (I井規雄記)

 

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