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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

マーラー 交響曲第9番/クーベリック&バイエルンRSO

2007年01月16日 01時07分17秒 | マーラー+新ウィーン
 昨夜は夜遅かったこともあり、第一楽章だけを聴いて文を書いたのですが、今夜は中間2楽章を聴いてみました。こちらは「ボヘミア的」と称される民族的というか、トラッドな旋律とリズムをメインした音楽ですから、チェコ出身のクーベリックはいつものペースで非常に魅力的な音楽を作っています。この点はさすがとしかいいようがないです。第2楽章の第1主題の軽やかで馥郁たる香りは、まさにクーベリックの独壇場で聴いていて、ちょいとエキゾチックではあるものの、東欧の田園風景のようなものが眼前に思い浮かぶような音楽を展開しています。第3楽章も、メインとなる主題のやや分裂しかかったようないかにもマーラー的なところは、あくまでもスケルツォという音楽的なレンジの範囲でほどほどに表現し、トリオの田園的なところで、クーベリック的の持ち味を全開にしているという感じです。この楽章は実は非常に刺激的な音楽だったりする訳ですが、そのあたりは、ある意味で「初期型マーラー」のロジックで処理しているあたり、いかにもクーベリックという感じでしょうか。
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マーラー 交響曲第9番/クーベリック&バイエルンRSO

2007年01月15日 23時56分57秒 | マーラー+新ウィーン
 クーベリックのマーラー全集の一枚。彼のマーラーは私が20代の頃、全集が廉価盤として分売されていたせいもあり、1,4,7番など、とてもよくお世話になったものですが、この9番は確か初めて聴く演奏です。第1楽章は演奏時間が25分ということから分かるとおり、かなり早いテンポであっさりと一気に演奏しています。先日聴いたバルビローリの演奏が割とこの曲に内在する情念的な部分を山あり谷あり的な演出でクローズアップしていたとすると、こちらは「交響曲の第1楽章というフォーマット」を意識した演奏ということがいえるかもしれません。

 つまり、その後に続く3つの楽章とのバランスに配慮していて、あまり巨大なハイライトをここではつくらない、あまり爆発してはいけないのだ....という配慮があったのかもしれませんね。まぁ、そういう意味ではこの楽章自体がひとつの交響曲として聴いてしまえる私としては、正直あっさりしすぎかなぁ....という感はあります。もちろん、クーベリックらしい中庸の美みたいな良さは随所に感じられますし、例にちょいと控えめだがトラディショナルな旋律を格調高く歌うことにかけては、余人をもって代え難い彼のことですから、そういう意味では今風なマーラーとはちょいと違うマーラーを感じさせくれる演奏ではあります。
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FFXI <戦ナ75,赤70,白50,暗47,黒侍40,忍37,獣30,狩シ24,モ竜召詩コ15>

2007年01月14日 23時31分23秒 | GAME
 この週も黙々と赤のレベル上げ、Lv65-68あたりは先週に続いて定番のゼオルム火山。それ以降はレベル上げの最終地点であるカダーパの浮沼に狩り場を移して、先ほどLv70に到達しました。前回Lv62以降、全てオードリーダで上げたナイトの時のペースを上回る極めて快調なペースです。
 前者はイモ虫やクラスターは、基本リフレ回して(たまにヘイストも)、ディスペルかけるというパターンでしたが、最後の方ではいよいよ詩人さんが釣りをするメリポ風なパターンで乱獲がはじまりまして、この狩り場はこれが始まるもうおしまい。後者はインプにカエルとけっこうな状態異常がかけてくるモンスが相手になりますが、このレベル帯だと単品の経験値がおいしいため、遠いビビキーなどいかずに、私はここの方が狩る方が好きですね。もっとも前衛でやっていた時とは大違いで、状態回復は満載だし、かつ後衛2という構成にも多いので、何人も回復しなければならないし、もうひとり後衛さんと時にターゲットはかぶったりもするので、けっこうしんどいものがありますが。まぁ、ぼちぼと慣れていきたいと思います。
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G.エメリック/ザ・ビートルズ・サウンド最後の真実

2007年01月13日 19時23分03秒 | Books
 ようやくアマゾンから届きました。「リボルバー」からラスト・アルバム「アビィ・ロード」まで、プロデューサーのジョージ・マーティンの片腕として、ビートルズのレコーディング・エンジニアとして有名なジェフ・エメリックによるビートルズ録音現場の回想録です。ソフトカバーではあるものの、優に5cmはあろうかというボリュームで、先ほどエルヴィス・コステロの序文と、前振りみたいな「トゥモロウ・ネバー・ノウズ」のところだけ読んでしまいましたが、時間があれば一気に読んでしまいそうなくらい、おもしろいです。アビイロード・スタジオでビートルズ側はコンソールの向こう側にいる人間にどんな無体な要求を出していたのか、いろいろなエピソードが読めそうです。
 なにしろ、私はビートルズに関して、むやみに神格化とたり聖人化したりする読み物にはどうも納得できないクチなので、「ビートルズに対する悪意が感じられる」との評もあるこの本のスタンスは割と抵抗ありません。とりあえず、まだ読み始めたばかりですが、マーク・ウィソーンによる「ピートルズ・レコーディング・セッション」と並ぶ、第一次資料になりそうな本であります。
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マーラー 交響曲第9番/バルビローリ&ベルリンPO

2007年01月12日 23時22分27秒 | マーラー+新ウィーン
 マーラーの第9番は、ここ数年20~30代の頃に聴きまくったのが祟ったのか、いささか飽きたところがないでもないですが、やはり好きな曲です。で、この曲の眼目といえばやはり両端に配置されたり緩徐楽章ということになるんでしょう。特に30分はかかろうかという第1楽章は、それ自体単一の交響曲といってしまってもいいくらいに、山あり谷ありの豊富な情報量をもった音楽ですが、ハープとホルンなどが絡み合う短い序奏とそれに続く天上的な雰囲気と妙に解脱したような諦念がいりまじった主題が魅力で、これがとにもかくにもソナタ形式のほとんど限界ともいえるような膨張した規模の中で、様々な情念的展開をともなっては現れては消えていくところが聴きどころになっていると思います。また、第4楽章はブルックナーの第9番の第3楽章なども通じる、魂が浄化し、現世と告別をするような様を描いたような音楽で、第1楽章には頭一つ及ばないと思いますが、やはりマーラーの描いた最も魅力的な音楽のひとつだと思います。

 さて、今日はバルビローリ指揮のベルリン・フィルによる演奏を聴いてみました。この演奏確かCD初期の頃に購入して、当初ずいぶんとお世話になった演奏ですが、実に久々に聴いてみたところ、第1楽章はやや情念的な部分に傾き過ぎて、もう少し平衡感のようなものが欲しいようにも感じましたが、バルビローリのイタリアの血を感じさせるやや大きな身振りでうたわれる第4楽章はこの曲の告別的なところがよく出ていてなかなか傾聴に足る演奏だと思いました。また、これが録音されたのは60年代後半といえば、「カラヤンの楽器」としてほぼ独占的されていたことからすれば、この録音はその数少ない例外として、ベルリン・フィルの歴史的資料としての価値も大きいかもしれませんね。
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ニューイヤー・コンサート1996/マゼール&ウィーンPO

2007年01月11日 23時13分28秒 | クラシック(一般)
 96年のニューイヤー・コンサートを収録したアルバムです。マゼールはウィーン常任時代にもかなり種類の同コンサートのライブを出していますし、ここ10年くらいは先日書いたように数年ごとに登場してますから、この手のアルバムも両手で数えられないくらいありそうですが、個人的には昨年取り上げた83年のものと並んで気に入っているアルバムです(ウィーンの芸術監督時代の演奏はほとんど廃盤のようですが)。理由はといえば、マゼールは珍しい序曲やオペレッタの関連曲とかとりあげることが多く、それが自分の好みにあっているということ。あと、ウィーン関連の曲についてマゼールはとてもそつなくこなすので、あまりあれこれ考えることなく、演奏をとても安心して聴いていられることなどがあげられます。

 去年取り上げた83年の演奏だと「ベネチアの一夜」、「インディゴと40人の盗賊」といった曲がそうでしたし、このアルバムだと「くるまば草」、「入れ江のワルツ」、「理想の女神」といった曲がそれにあたります。「くるまば草」は沸き立つようなリズムに始まり、ゆったりとしたワルツのリズムが転調を重ねていくあたりが魅力。後者「入れ江のワルツ」は、私の大好きな「ベネチアの一夜」序曲の本体から引用した旋律で作ったワルツらしく、私はこのオペレッタ当然序曲しか知りませんが、その序曲を構成したいた旋律がもあれこれ登場する楽しいです。あと「理想の女神」はけっこう珍しいかも。この序曲は「こうもり」タイプではなくて、ロッシーニみたいなスネアのロールに始まり、あちこち寄り道しながら暫時盛り上がっていき、段々と壮麗なワルツになっていく展開がおもしろいです。最後のロッシーニ風な怒濤の盛り上がりでもって締めるところなかなか楽しくて、捨てがたい一曲となっています。
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気になるヘッドフォン E4C

2007年01月10日 01時26分02秒 | PC+AUDIO
 SONYのMDR-EX90SL、新型ウォークマンを挟んで、ETYMOTIC RESEARCHのER-6iとカナル型のヘッドフォンを続けざまに購入していますが、MDR-EX90SLはウォークマンで聴く音質としては一番妥当だが音漏れが盛大なので電車では使い物ならず、ER-6iはウォークマンではピアノが歪んでダメということで、結局、純正のノイズキャンセル・タイプを使用している訳ですが、このヘッドフォンの音、悪くはないんですが、なんかしまりのない寝ぼけたような音が気になることがなくもないです。
 そんな訳で、今気になるのはシュアー社製のE4。この会社はアナログ・プレイヤーのカートリッジで有名で、私もその昔ここのカートリッジを愛用していて、型番は忘れましたがシルキーな高域と適度に膨らんだ中~低域があっさりとまとまったバランスなのが印象的でした。一応、カナル型としては定評ある製品でもあり、現在、相当欲しくなってます。市場価格で三万弱といったところでしょうか。もはやウォークマン本体を上回るお値段ですが、一体どんな音を聴かせてくれるだろうと興味津々なんですよね(笑)。
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SONY NW-S706F(Walkman) その3

2007年01月09日 23時09分48秒 | PC+AUDIO
 iPodの「iTune」にあたるのがSonicStageCPというソフトです。iPodでもWalkmanでも本体で音楽を聴くためには、CDをパソコンでリッピングするなり、ネット上で音源を購入するなりして、それをパソコン内に蓄積して、そこから本体へ転送することが必要になる訳ですが、そのためのソフトがこれになるという訳です。SonicStageというソフトは以前バイオをつかっていた時に本体にプリインストールされていたため、以前リッピングソフトとして何回かつかったことはありますが、動作が遅いこと、もって回ったようなくどいインターフェイスに嫌気をさしたものですが、Walkmanとの連携が前提となったこの新しいヴァージョンは、動作こと相変わらず遅いものの、iTuneをよく研究したのか、かなり直感的に操作できるように進化していましたし、悪名高い「Atrac以外は相手せず」的な方針からMP3などもリッピング、転送できるようになっているのは高く評価できるところです。また、このソフトからWalkmanユーザーが個々に聴いた曲の頻度をウェッブ上に転送し、それほブログとして公開できたりするのはなかなかおもしろいところからもいれません。ただ、転送やリッピング中は他の動作ができなくなるくらいに動作が緩慢になる点やWalkmanを認識できない時があるなど、全般的にやや不安定なのところは、要改善ですかねぃ。
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カラヤン&ウィーン・フィルの芸術

2007年01月08日 18時17分52秒 | クラシック(一般)
 カラヤンが40年代にウィーンフィルと組んで録音されたEMIの音源群からCD4枚に抜粋された一種のベスト盤です。多分CD初期の頃に発売されたもので、この他にフィルハーモニアとベルリン・フィルとして、フィルハーモニアとのベートーベン交響曲全集などがあったような気がしますが、このアルバムにはモーツァルト、ブラームス、チャイコスキー、Rシュトラウスなどが収録されていますが、ディスク4にはヨハン・シュトラウスを中心としたワルツ集になっていて、個人的にこのディスクは愛聴盤です。

 カラヤンはほとんど生涯に渡ってウィンナ・ワルツを再録音しつづけましたが、おそらくいくつかの例外を除けば、これが初録音ということになるのではなるのではないかと思います。録音は40年代終盤で音質も十分聴ける範囲を保持していますし、演奏も序曲やポルカなどでは青年期らしい覇気がみなぎる、ストレートな推進力を表に出しつつも、ヨゼフの2つのメロディアスなワルツでは、後年の彼にも通じるロマンティックで甘美な歌い回しを見せたりなかなか楽しませます。ただ、このディスク残念なのはカラヤンのこの手のワルツ集では常連である「こうもり」と「ジプシー男爵」が含まれていないこと。

 という訳で、やはりカラヤンが40年代中盤にウィーンを振った2曲を他のディスクからもってきて、実はこんなディスクを自分用につくってありまして、今もこれを聴いているところです。カラヤンはこの後、40年以上だって、ニューイヤー・コンサートという形でウィーンとワルツ集をつくる訳ですが、それに準じた曲順ってのがミソですかね。


01.「こうもり」序曲
02.ワルツ「天体の音楽」
03.ポルカ「雷鳴と電光」
04.皇帝円舞曲
05.常動曲

06.「ジプシー男爵」序曲
07.ワルツ「ウィーンかたぎ」
08.ワルツ「うわごと」
09.トリッチ・トラッチ・ポルカ
10.ワルツ「美しく青きドナウ」
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FFXI <戦ナ75,赤65,白50,暗47,黒侍40,忍37,獣30,狩シ24,モ竜召詩コ15>

2007年01月07日 02時11分00秒 | GAME
 元旦にLv60に到達して勢いに乗る(?)、赤魔道士のLv上げですが、このあたりから次のレベルまでに必要な経験値が2万を超えてくる分、モンスターを狩る速度も速くなってくるのも特徴でしょうか。Lv60-62はワジャームの芋虫やプークトラップの他、エジワの芋虫、バフワラのプーク、旧エリアではビビキーの鳥など狩って、Lv63以降はゼオルム火山の芋虫に以降、ここで数回キャンプして本日早くもLv65に到達しました。ちなみに赤魔道士は本当にフレキシブルな立ち回りが要求されまして、後衛が白赤、白黒赤、赤赤、あと赤ひとりとか(笑)、同じような立ち回りが2度続けて起こらないところが、おもしろいというか苦労する点ですね。あと、リフレとヘイストの順番を忘れてしまうのも困りものです。どうも2時間過ぎあたりから集中力がなくなって、ぼやっとしていると誰までやってたっけと忘れます(笑)。
 ともあれ、こうなれば、あとはもうラクチンなアトルガン・エリアのみでカンストまで一気に突っ走れます。リーダをやるもよし、誘われ待ちをするもよし、既に戦士とパラ忍で2度経験した道のりですから、カンストしてまで先は見えてきました。今月中にはカンストできるでしょう....ってほんとかね(笑)。
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The BEATLES / Love

2007年01月06日 23時22分42秒 | Beatles
 昨年暮れに出たビートルズの「新作」。内容はマルチ・マスターにまで遡って抽出されたビートルズの各パートを組み合わせて、ジョージ・マーティンと息子のジャイルズが「新しいサウンド」を作り上げた一種のリミックスアルバム。ひと昔前の言葉でいうと、メガミックスということになるんでしょうかね。こういうことに関してはメンバー以上に原点主義を貫いてきた厳格なマーティンがこんなものを作り上げることこと自体驚きですが、「イェロー・サブマリン」「レット・イット・ビー....ネイキッド」と、まぁ、こういう試みが出る下地はあったんでしょう。とりあえず、今、さっき全編をざっと聴いてみましたが、全体の印象としては、もう一歩ぶっちぎった仕上がりにても良かったかなという感じです。

 やはりジョージ・マーティンが絡んでいるだけあって、既に確立された評価を得た作品については(抱きしめたい、ヘルプ、サムシング、イエスタディ等々)、やはりいじくることに抵抗があったのか、ほとんど音質アップを狙ったリミックスに留まっていて、リンク・トラック的な部分に裏名曲的な作品のメガミックスを収めているというところです。おもしろかったのは、曲のドラム・パートをリプレースして、別の曲からそりをルーピングして使う手法を駆使したものですね。7曲目の「ドイブ・マイ・カー/ホワット・アー・ユー・ドゥーイング/愛の言葉」、「ウィズイン・ユー/トァモロー・ネバー・ノウズ」といったところは、まぁまぁおもしろかったけれど、どうせならもっと過激にやって欲しかったってところでしょうか。なお、私が購入したのは5.1chのDVD-Audio盤もついているパッケージでこちらについてはまた後日。
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ETYMOTIC RESEARCH ER-6i

2007年01月05日 23時08分05秒 | PC+AUDIO
 新しいウォークマンは先日も書いたとおり、操作性はともかくとして音質面で、けっこう気に入ったのですが、「あれでもう少し冴えた音だったらもっといいのに....」、と思わないでもなかったので、このところこの手の製品に対する物欲が高まっている折でもあり(笑)、再びはモノは試しとばかりに、エティモティックリサーチというアメリカの会社のやはりカナルタイプのヘッドフォンを購入してきました。ネットで調べてみると、この手のカナル型のヘッドフォンは、この他にもUltimate Ears、あとお馴染みSHUREとかいろいろ出ているようですが、ネットでの世評から類推するに、STAX的な音みたいな表現をしている方もいるくらいですから、きっとこの会社の製品が一番「冴えた音」がするだろうとにらんで、購入したものです。このシリーズには更に上位機種としてE4シリーズもあるようですが、三万円台中盤とかなりの値段なのに怖じ気づいて、とりあえず一万円台中盤のこちら選んでみました。

 さて、実際につかってみると、三段キノコのような独特の形状は耳の上を引っ張って、ぐいとばかりに耳奥につっこむような形になっていています。これにかなり抵抗を感じる方もいるようで私も心配だったのですが、これだけカナルタイプをつかってきたこともあり、特に違和感はありませんでした。まぁ、そういう構造なので遮音性は抜群で、ほとんどノイズキャンセルのヘッドフォンが不要になるくらい外部の音を遮蔽してくれます。
 音の方ですが、案の定、かなりの高解像度です。ある意味、モニター的なドライな音といってもよく、良くも悪しくも雰囲気とかノリみたいな形容とはとほんど対極的といってもいいようなスタティックで静的な音というイメージ....ある意味、「植物的な音」といいたいような感じですか。
 まぁ、個人的にこういう音は嫌いではないので、それ自体は問題ではないのですが、困るのはこれをウォークマンを再生すると、どうも相性が悪いらしくピアノが歪みまくってしまうのです。ジャズのピアノ・トリオや、クラシックのピアノ・ソロ作品などを聴くと、あまりに歪みが露わになってしまうんですよね。もちろんウォークマンの純正のヘッドフォンで聴いても歪みはあるのですが、音のまとめ方がうまいのか、あまり気にならないのはさすがというか、なんというか(笑)。逆にいえば、そのあたりがあからさまに聴こえてくるというのは、それだけ高忠実度ということになるのかもしれません。一方、iPodとの相性は抜群で、非常にクリーンで冴えた音でなってくれます。という訳で、これはiPod用ですね。
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SONY NW-S706F(Walkman) その2

2007年01月04日 23時09分29秒 | PC+AUDIO
 さて、本日から仕事始めということもあり早速通勤電車でつかってみました。まず操作性ですが、なにしろ長年iPodをつかっていたもので、何をつかっても違和感を覚えるのはしようがないともいえますが、私のようにアルバム単位で曲を聴きたいムキには本体を横にしないとディスプレイがきちんみれない点、アルバム単位でアクセスするには本体のてっぺんについているジョグダイアルをひっぱって回転させるということが必要な点が、ちょっとひっかかりました。iPodだとそのあのあたり片手で全部okなんで、いちいち片方の手でもって、もう片方で操作するというのは、やっぱちょっと面倒くさいかなと思います。

 次に音質ですが、いろいろな意味でiPodとは対照的な音ですね。iPodの音というのはスカってとして抜けのいい、乾いてドライな音質、つまりBoseの音だった訳ですけれど、こちらはやや粘り気のある低音が特徴敵な迫力ある音で、へぇ、今のソニーってこういう音なんだぁとちょっと意外な気がしました(MDウォークマンくらいまでのソニーの音って、けっこうシャープな印象でしたから)。物理的な素性としては、おそらくiPodの方が上で、こちらはいかにもインピーダンスで稼いでるようなボワっとした音ではありますが。長年のオーディオ・メーカーとし経験がものをいっているのか、「見かけ上、とても音楽的かつ良い音のきこえる」ようにまとめてあるのはさすがです。あと、ノイズ・キャンセル機能ですが、これは売りにしているだけあって効果絶大。電車の走行音がかなりカットされ、クラシックのようなレンジの広い音もかなりまともに楽しめるのがいいです。
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ニュー・イヤー・コンサート2007/メータ&ウィーンPO

2007年01月03日 19時53分05秒 | クラシック(一般)
 実はこれ観なかったんですけどね。なにしろメータのニュー・イヤーといえば、もう四回目だったはず、いかせん飽たというのか正直なところで、オンライン・ゲームを夢中でやっていて、気がついてみたいら中継時間が終わっていたという感じでした。去年のヤンソンスのように初登場ともなれば興味を湧くわけですけど、なんかもうこの十数年ムーティ、マゼール、メータがなかばレギュラーで、初登場は四年に一度みたいな感じになっているので、あんまり興味がわかなかったというのが正直なところでした。それでも一応どんな曲やったんだろうと思って調べてみたら(相変わらずもうジャケまで決まっていて、もう2週間もすると市場に出回ってしまうというハイスピードな制作です)、以下のようなものでした。メータがけっこう渋めの曲が好きらしく、「皇帝」とか「ウィーンの森」とかいった今回も超有名どころは見あたらないのが逆に興味を引きますね。個人的にはメータが振ったユーゼフの「うわごと」「ディナミーデン」がどんな仕上がりになっているかけっこう聴いてみたいし、「くるまば草」をどうさばいているのかも気になるところです。一般的な評判も上々のようですし、今年のニュー・イヤーは購入してみようかなと思ってます。ただなぁ、メータのリズムとかテンポってどうも自分と絶妙に合わないんですよねぇ、なぜか(笑)。

・J.シュトラウス2世:行進曲『乾杯!』
・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『調子のいい男』
・ヨーゼフ・シュトラウス:ポルカ『水車』
・ヨゼフ・ヘルメスベルガー:妖精の踊り
・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『うわごと』
・J.シュトラウス1世:入場ギャロップ
・J.シュトラウス2世:オペレッタ『くるまば草』序曲
・ヨーゼフ・シュトラウス:イレーネのポルカ
・J.シュトラウス2世:ワルツ『シトロンの花咲く所』
・エドゥアルト・シュトラウス:早いポルカ『ブレーキもかけずに』
・J.シュトラウス2世:ポルカマズルカ『都市と農村』
・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ:『マドロスポルカ』
・ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ『ディナミーデン』  
・J.シュトラウス1世:『エルンストの思い出』
・J.シュトラウス1世:リストのモティーフによるフリオーソ・ギャロップ
(アンコール)
・ヨゼフ・ヘルメスベルガー:早いポルカ『足取り軽く』
・J.シュトラウス2世:ワルツ『美しく青きドナウ』
・J.シュトラウス1世:ラデツキー行進曲
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SONY NW-S706F(Walkman)

2007年01月02日 21時29分47秒 | PC+AUDIO
  私はシリコンディスク・プレイヤーといえば、もう完璧にAppleオンリー、初代iPodからお世話になってます。事実、当初、いくつか出た後発機器はデザインはダサイは、PCとの連携は泥臭いはで、ハードとソフトを統合して扱え、この手のキカイのデザインにかけては一頭地を抜くAppleの独壇場といった感じがして、他社のものはほとんど眼中にないという感じだったのですが、職場にいる若い女性がもっていた新しいウォークマンはデザインにしろ、ノイズキャンセルという機能しにしたところで、iPodとは違う「売り」をめっけたな....という感じで、少々気になるところだったのです。

 なもので、ようやく暇ができた昨日、物は試しと近くの某巨大電気店で購入してきてまいました。容量4G、もちろんノイズキャンセル機能付きのものです。22,000円くらいだったでしょうか。8Gのものがあったら、3万円以上だしても買いたかったのですが、目下のところ4Gが最大とのこと。4Gだと現在のiPodをリプレースして使える容量ではないので、当分試しに使ってみようか....というレベルになると思いますが、とりあえず正月明けの通勤ででも試しに使ってみようかと思ってます。
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