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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

LuvBOOK PL300XH(NotePC)

2008年07月28日 15時59分06秒 | PC+AUDIO
 調度2年前の今頃に購入し、私がメインとして使っていたm-Book GW760MDというノートパソコンが先日絶命した。デスクトップ上のファイルをドラッグできなくなる、起動時のメモリチェックが極端に遅いなど、徐々におかしくなってついにはBiosチェックが終わった直後ブルー画面になって再起動(以下、その繰り返し)....という状況となったのだ。よくわからないが、マザーボードかグラボでも焼けてしまったのだろう。購入した時にも書いたとおりけっこう豪華な使用のノートだった訳だけれど、その分、かなりの発熱量だったこともあり、その分ずいぶん負荷がかかった使い方をしたことも災いになったような気もする。意外と短命であった。

 とりあえず前回の時と同じくLooxをもってきて使っていたのだが、あんな小さな画面のノートを使い続ける気にもならず、てっとりばやく新ノートを注文してしてあったのだ。今回購入したのは、やはりMouseComputerの製品で、 LuvBOOK PL300XH-Nという代物である。Core2 DuoT8100(3MBキャッシュ/2.10GHz/FSB800MHz)、HDD160GB、2048MBというスペックで約8万円という安物だ。m-Book GW760MDはずしりと重い、いかにも重厚なノートだったが、筐体は樹脂製で軽く、高級感などという言葉とは無縁な製品である。が、二十数万円かけても2年そこそこしか使えなかったのだがら、完全な消耗品扱いではあるが、もはやノートなどそれでいいような気もする。

 ちなみにこの製品、7月上旬頃には届いていたのだが、OSその他を入れた段階でまたもやブルー画面がでてOSが軌道しないというトラブルが発生、いったん返送するという手間がかかったので、本格始動は本日からだ。前述のとおり安物ではあるが、さすがに最新のCPUは早い。動作は俊敏であり、ちょっとうれしくなった。
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マーラー 交響曲第10番(カーペンター版)/リットン&ダラス交響楽団

2008年07月26日 23時33分13秒 | マーラー+新ウィーン
マーラーの交響曲第10番の補筆全曲盤は前に書いた通りいくつもの種類があるのだけれど、最近はこの曲そのものがほぼ完全に古典化してきたこともあってか、CDとして登場するその版のヴァリエーションは、有名なクック版の他、フィーラー版、マゼッティ版、サマーレ/マッツーカ版、バルシャイ版とさながら百花繚乱のごとき様相を呈している。このカーペンター版もそのひとつだが、46年に着手して66年に完成したというから、意外にも補筆全曲盤のなかでは最も古いもののようだ。一般的にはクック版と対極にある補筆といわれており、その大胆な扱いはもはや編曲に近いという人もいるくらいで、たいてい「やり過ぎ」と酷評されている版でもある(笑)。

 実際、聴いてみるとさすがにこの手の違いに鈍感な私でも随所にオヤっと思わす異同があっておもしろい。クック版では聴けない対旋律、打楽器がいろいろなところで登場するし、メインとなる旋律がまるで違う楽器で奏でられたりするのだ。たとえば、第一楽章の例の破局を思わす不協和音のところなど背後から盛大にティンパニのどろどろが聴こえてきたりすると、一瞬ぎょっとするし、第二楽章ではスケルツォの主題に背後に聴いたこともないようなモチーフが木管であれこれ聴こえるのに加え、打楽器類もかなり賑々しい。第三楽章も同様だ。逆に第四楽章のスケルツォではこの楽章のシニカルさをいやおうなく強調していた打楽器が何故か聴こえてこなかったりする。またラストの一撃も使用する打楽器の指定が違うのか、えぐるような感じなく妙にあっさりしている。

 そんな訳でオヤっとか、アレっなどと思いながらけっこう楽しく聴けるのだが、この版、いや、この演奏というべきなのかもしれないが、ともかくこのCDの一番の聴きどころはなんといっても最終楽章ということになると思う。これまでクック版だといささか捉えどころがのない、あの練達なマーラーにしては先行した四つの楽章を最後でうまくまとめあぐねたような感がなくもなかったのだが、見事に最終楽章として機能しているように感じられるのだ。この版では、おそらくこの楽章でもっとも印象的な、あの曙光を思わす部分の壮麗さを思い切って拡大し、この楽章を「大地の歌」のそれではなくて、明らかに「復活」の最終楽章の線でまとめているのである。

 この曲は例の第三楽章を聴くまでもなく、第二楽章以降、どういう訳か初期型マーラーに先祖返りしているようなところが随所にあり、ならばラストは「復活」風にまとめるが筋....とカーペンターが考えたのどうかはしらないが、その線でうまくまとまったと思う。実際、私がこれほど10番の最終楽章が楽しめたのは、この演奏が初めてといってもいいくらいなのだ。もっとも、あまりロマンティックな壮麗さに傾きすぎて、聴いているとなんだかスペクタクル映画のエンドタイトルでもみているような気もなってしまうのだが(「インディペンデンス・デイ」を思い出した-笑)。

 ちなみに演奏はリットンとダラス響で、このコンビは「復活」を聴いたこともあるが、あの時と同様、妙にあっけらかんとした演奏だ。もうすこしどっかにとっかかりが欲しいようなところもあるが、カーペンター版を楽しむにはまずは不足はない演奏だと思う。あと、録音だがレーベルがデロスだからして、広大な音場感とダイナミックレンジ、重量感ある低音といった、テラーク的を更に深々とさせたような、かなりの優秀録音になっているのもポイントが高い。
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