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音楽全般について 素人臭い能書きを垂れてます
プログレに特化した別館とツイートの転載もはじました

アントニオ・カルロス・ジョビン/潮流

2006年08月31日 23時03分53秒 | Jobim+Bossa
 こちらは、「Love, Strings and Jobim」を知るまでジョビンとデオダートと初共演盤だとばかり思っていた70年リリースのCTI作品。ただし、こちらは「Love, Strings and Jobim」にあったような、泥臭さやブラジル的野趣は一掃され、極上ジャズBGMといった感じのほぼ完全なCTI作品となっていて、このあたりは相手がジョビンであれ、デオダートであれ、自分のレーベルでの作品は全てCTI流のロジックでがアルバムを作らせてしまうクリード・テイラーのご威光というものだろう。例えばCTIのアルバムには、かなりの頻度でセンスのいいフルートが出てくるんだけど、このあたりはジョー・ファレルでもヒューバート・ローズでもほとんど似たような感じなっちゃうあたりに如実に表れている。ちなみにこのアルバムでのフルートは当時またRTFにいたジョー・ファレルである。

 そういう訳で音楽的には、CTIのレーベル・カラー+ジョビンの音楽性+デオダートのアレンジ・センスが5:3:2くらい割合で感じで出ているアルバムだと思う。具体的には今回はオガーマンのひんやりしたストリングスが入らず(前述のとおり木管アンサンブルがメイン)、よりブラジル的なデオダートがアレンジということで、ブラジル的なリズムやアンサンブルが濃厚に出てしまいがちなところを、ぎりぎりな線でクリード・テイラーがソフィスティケーションしているといったところだろうか。そのあたりのバランスが絶妙なので、耳障りの良さというか、BGMとしてのセンス良さはおそらく「波」を上回るものがあると思う。ただし、聴いていて、あんましジョビンという感じがしないのがたまにキズだが。
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ANTONIO CARLOS JOBIM / Love, Strings and Jobim

2006年08月30日 01時39分50秒 | Jobim+Bossa
ジョビンのカタログはとても分かりにくい。一体何枚だしているのか、そもそもどんなアルバムがあるのか、全貌がさっぱり分からないのだ。あまり頻繁ではないが、共演作も含めれば、もう何年もなにがしかの年に一枚や二枚は必ず発掘され続けている。おそらく60年代中盤からしばらくの間、時代の寵児だった彼は大量のジョビン名義の作品をつくったに違いなく、これからもしばらくはそうしたベースが続くものと思われる。2,3年前に発掘された作品で、66年にワーナーからアルバムである。

 内容はタイトルからも分かる通り、ストリングスをメインにした軽いBGM風なインスト風なボサノバで、明らかに「イパネマ娘」に二番煎じを狙ったことがみえみえの仕上がりだが、良くも悪しくもアレンジがオガーマンではなく、エミール・デオダートというところがミソだ。私はジョビンとデオダートの組み合わせといえば、70年の「潮流」が初顔合わせだとばかり思っていたので、それをさかのぼること数年前に既にこの組み合わせが実現していたとは少々驚きだった(とはいえ、このアルバムにはジョビンの演奏はほとんど入っていないものと思われるが)。

 音楽的にはストリングスを主体といっても、オガーマンのようなクラシカルで格調高いものではなく、もう少し下世話で通俗的なもので、ある意味本場物的な野趣を感じさせる部分も目立つある仕上がりといえる。全くの想像だが、このアルバム、ひょっとすると本国で制作されたものを、ワーナーがOEMかなにかして発売したものではないだろうか。どうもアメリカ資本で作ったにしては、今月の頭でレビュウしたデオダート名義の「The Bossa Nova Sessions」と共通する「ブラジルで作ったアメリカンナイズされたボサノバ」みたいな色合いが強すぎるような気がするのだが....。
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LED ZEPPELIN 3

2006年08月29日 23時55分51秒 | ROCK-POP
 私がレッド・ツェッペリンをリアルタイムで聴き始めたのは、確か74年の「フィジカル・グラフティ」が出た頃だったと思う。もちろん、有名どころはいろいろな機会で聴いてはいたから、初めて聴いたアルバムではもちろんないのだけれど、とにかくこれを購入し、改めてそれ以前のアルバムを遡って聴いていったという感じだったはずだ。当時の僕は「ハード・ロックといえばディープ・パープル」という人だったので、ツェッペリン流のエキゾチックなリフの繰り返しでもってぐいぐい盛り上げていくタイプのハード・ロックはあまりピンとこなかったのだが、おそらく当時のロック少年に絶大な信望を得ていた渋谷陽一氏によるラジオでの薫陶の賜か、ツェッペリンも聴くようになったのだった。

 で、当時、渋谷陽一でツェッペリンといえば、これは当然「天国への階段」ということになった。「天国への階段」という曲は4枚目の旧A面の最後に収められた大作で、アコスティックでトラッドな導入からエレクトリックでハードな後半部まで、ドラマチックに盛り上がる名曲として現在でも、ロック・スタンダードのひとつとなっているが、70年代中盤の渋谷氏のこの曲対する愛情は尋常ではなく、彼のおかげでいったいどのくらいのロック少年がこの曲を特別視、神聖視するようになったか、数知れずといったところだったと思う。もちろん私もそのひとりである。「この世の中に確かなものはない....だから私はロックをやるのだ」みたいなことを歌詞も含め、当時の私はこの曲にとても魅了されていた。

 さて、なかなかサード・アルバムのことが出てこないのだが、このアルバムには旧B面2曲目に「タンジェリン」というごくごく地味で、いってしまえばとりとめのない曲が入っている。この曲はチューニング風なSEに始まり、トラッド風なアコスティック・ギターに始まり、叙情的なメロディーを経て、サビとコーラスではエレクトリックなサウンドへと変化するのだが、ある日私はこれを聴いてハタと思いついたのだった。「この曲は「天国への階段」のプロトタイプだ」と....。果たして、それが正解だったのか、勘違いだったのは今でもわからないが、そのことをひらめいた私は有頂天になった。まさに世界で私だけが知っている....ってな気分だったんじゃないかと思う。そうなると歌っている内容も、「天国への階段」のように深淵なものに違いないと思うようになった。しかし、このアルバムの曲の訳詞は当時のライナー・ノーツには掲載されておらず、私は一念発起して、単語辞書を片手にこの曲の歌詞を訳しはじめたのだった。

 確か、夏の暑い日だったと思う、当時はエアコンなどある訳もない、自分の部屋で汗をたらたら長しながら、必死に単語を引きまくっていった。しかし、おぼろげながら分かできあがってきた私流の訳詞は(おそらく間違いと勘違いだらけだったと思うが)、別に深淵な内容でもなんでもなく、ただ振られた女に思いをはせる普通のブルースとしかいいようがないものであった、1974年の夏のことであった。
 ちなみに、私はひどく落胆し、これは英語がわからない自分が悪い、本当はもっと深淵な意味がある歌詞なのだと思いこむようになったが、その数年後、プロが訳した歌詞を観たとき、そま内容が以前に自分が訳したものと大して違わないこと知ったのだった。

 そんな訳で、私は夏に自分の部屋で、暑くて汗をたらたら流すような状況になると、きまってこの曲が流れ出し、辞書を片手に訳している必死な自分と、その後の落胆ぶりが脳裏を横切るのである。
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地球防衛軍

2006年08月28日 21時35分56秒 | MOVIE
 もう盆踊りの時期はとうに過ぎてしまったが、毎年夏になり盆踊りの音がそこかしこから聞こえくるころになると、なんともなしに思い出すのが「地球防衛軍」という昭和32年に東宝が作った特撮映画の冒頭というか導入シーン。場所は富士山の麓らしい村で、夏らしく盆踊りが繰り広げられているところに、二組のカップル(佐原健二+白川由美、平田昭彦+河内桃子)が登場する。佐原、白川、河内は楽しそうだが、平田だけは浮かない顔している。やがて「踊ろうか」と佐原がいいだすが、平田はそれに応えず、祭りの会場に背を向けてどこかにいってしまう....というものだ。物語はこのあと、近くで不可思議な山火事がおこり....と、急速にそれらしい展開になっていくのだが、これ自体はとりたてて、注目するほどシーンではない....というか、なんてことない場面である。ところが、どうも子供の頃からこのシーンが忘れられない、夏になると思い出すのである。

 この映画は前述のとおり昭和32年につくられているから、その2年後に生まれた私はもちろんリアルタイムで観ていない。多分観たのは昭和40年代前半頃、テレビで放映された時だったと思う。その時の印象はというと、映画の出来云々より、とにかく「とにかく世相が古い」と感じたのをよく覚えている。車は古いし、お巡りさんは開襟シャツを着ている、男の髪型は皆オールバック、女はおばさんでもないのにパーマだ....という感じで、ビートルズ以降、サイケなファッションが席巻していたあの時期にはいかにも古いものに思えたのだ。
 なので、当時の私は「特撮映画だというのに、しょっぱなから盆踊りはないだろう」とでも思ったのかもしれないし、いかにもひと昔前の美男美女が古くさい盆踊りに登場するという、当時のドラマ的リアリティーからすると出来過ぎなシーンに違和感を覚えたのかもしれないが、正確なところはよくわからない。とにかく、夏になると、私は森永チョコレートのたすきがこれみよがしに櫓にかかるこのシーンが懐かしかくなる。実はそれだけの話である。

 ちなみに、「地球防衛軍」という映画はもう何年も観ていないが、きっと現在観ると、このシーンは昭和の一番いい時代の「懐かしいひとこま」を記録した、存外レトロな良い場面なんじゃないかと思ったりもするのだが....。
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FFXI <プロミヴォン・ヴァズ>

2006年08月27日 22時21分30秒 | GAME
 プロマシア攻略シリーズだが、昨夜と今夜はプロミヴォン・ヴァズに挑戦。昨夜はプロミヴォン・デムとホラで、モンスターの弱体化させるアイテムの原料となるアニマ取りで、今夜が本番のプロミヴォン・ヴァズの攻略である。プロセスとしては5層のダンジョンを2パーティー分のアライアンスでくぐり抜け、NMその他を殲滅しつつ、最後に到達するBCで、まるでそれまでのまとめの如くメア、ホラ、デムに登場したモンスターと順次撃破していくというものだが、今回は盾として忍者がいたので、私は戦士で参加、ターゲットとなるモンスターの背後で殴ってればいいみたいな感じだったし、一時、HPがやばくなってハイポーションを半ダースほど使うところもあったけれど、そのあたりを除けばけっこう楽な戦いだった(アニマを使うタイミングを勘違いしていたのは内緒ね-笑)。もちろん他のメンツ全員生存、アライアンスを汲んだ先行組も楽勝のようだった。そんな訳で、プロミヴォン・ヴァズについては、さした苦労もなく順調に終了というところであった。
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JOHN LENNON / Menlove Ave.

2006年08月26日 22時26分37秒 | Beatles
 一ヶ月ほど前に読んだ中山康樹氏による「ジョン・レノンを聴け!」という本は、「ジョンはシャウトが凄かったから天才だった」って要旨がなかなか痛快な一冊だった。おかげて僕は久しぶりに4枚組レノンボックスをひっぱり出してきて、彼の作品をクロノジカルに聴いたりもする羽目になったのだけれど、かの本を読みつつジョンの音楽を聴き、気になって仕方なかったのがこれなのである。アマゾンで買おうか、中古を漁るか、しばらく考えいたところ、先ほどたまたま仕事帰りにディスク・ユニオンによったら、ジョン・レノンのコーナーにげなくこれがおいてあったので、勇んで購入してきて、現在聴いているところだ。

 このアルバムは彼の死語発掘された一種のレア音源集といえるもので、前半がフィル・スペクターと作ったといういわくつきの「Rock 'n' Roll」からのもので、後半が「Walls and Bridges」のリハーサル・テイクになっている。で、中山氏はこの後者の方をやたらと持ち上げているのである。要するにオリジナル・テイクはオーバー・プロデュースであり、ここに収録されたテイクの方がはるかにジョンらしい、ある意味74年版「ジョンの魂」みたい仕上がり....みたいなことが書いてあったと思うが、そうまでいうなら、聴いてみたいと思うのは人情だろう。
 実際、前半の5曲は、案の定、スペクターのプロデュースが裏目に出て、没になるのも当然という感じの、騒々しいだけの出来であった。お目当ての後半はもう少しリハーサルもしくは弾き語りみたいな仕上がりかと思っていたら、概ねきちんとバンドでやっているし、基本的なアレンジもほぼできあがっているので、もう少しジョンの裸のジョンの叫びみたいなシリアスさものを期待した当方としては、ある意味聴きやす過ぎるというか、正直いって拍子抜けだった感もなくはない。

 74年のジョンは60年代のジョンとは当然違っていたし、70年のとんがったジョンでもなかった。「Walls and Bridges」で聴けるなにやら穏やかで角のとれたジョンはここでも同様である。決してあのアルバムがオーバー・プロデュースだからできあがったイメージではないということだ。ん?、そんなこと当たり前??、失礼しました。
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ELIANE ELIAS / Everything I Love

2006年08月25日 22時52分59秒 | Jobim+Bossa
「キスド・バイ・ネイチャー」「海風とジョビンの午後」の間に発表された2000年の作品。「キスド・バイ・ネイチャー」のところでも書いたとおり、彼女はこの作品を最後にブルーノートを離れてBMGに移籍して、音楽的にもかなり変貌することになるし、「海風とジョビンの午後」は一種の企画物みたいなヴォーカル・アルバムだったので、このアルバムは実質的にブルーノート時代の総決算ということになるのもしれない。メンツ的にはエディ・ゴメスとピーター・アースキンが消え、これまでの2つのトリオがエリアス、ジョンソン、デジョネットという布陣のトリオに統合され、エリアス、カール・アレン、クリスチャン・マクブライドによるトリオが新たに加わったという格好だ。

 音楽的には従来通りのピアノ・トリオ路線だが、今回は何故か非常にジャズ色が強いのが特徴だろう。それまではジャズのピアノ・トリオをベースにしつつもボサノバやジョビンがかなり濃厚に見え隠れしていたが、こちらはアメリカン・大スタンダードをメインに据え、いわばキース・ジャレットのスタンダーズばりの音楽に挑戦しているといったところなのである。「If I Should Lose You」「Alone Together」「Autumn Leaves」は、いずれもスタンダーズが取り上げた作品ということもさることながら、トリオによるインプロビゼーションからかの曲になだれ込んでいく構成をとっていて、このあたりも実にスタンダーズ的....というか明らかに意識している感じである。もっとも彼女はエヴァンス~ジャレットの系列にあるとはいっても、もう少しラテン的な明るさとしっとりとしさフレージング、そしてある種の上品な軽さようなものがあるので、別の物まねになっている訳ではないが、やはりそれまでのブラジルによりかかった音楽を考えればかなりジャズ度ではあると思う(ステップスなどではいつもこんなだったんだろうが....)。とはいえ、彼女がその後、この方向にぐっとシフトしたといえは、そうでないのは冒頭に書いたとおりであり、やはりこれは一種の卒業アルバムみたいなもんだったんだろうと思うのだが、どうだろうか。
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相田翔子/セ・モン・・ナ

2006年08月24日 22時28分47秒 | JAPANESE POP
 相田翔子のポリスター時代のベスト盤。実は大分前(2002年)に出ていたらしいのだが、ファンを自称しなからその存在すら知らず、遅ればせながらあわてて先日購入してきたものだ(ついでに近年のインディーズ・レーベルでのアルバムも購入したが、こちらは怖くてまだ聴いていない-笑)。選曲は自作曲を披露しはじめたWINK後期からソロ2作(正確には3作か)まで、まんべんなくフォローしていて、ある意味「抜かりのない仕上がり」なのだが、個人的にはもうちょっとWINK時代のお仕事をクローズ・アップして欲しかったという気持ちがないでもない。

 なにしろ、彼女がWINK時代に作った曲は確か6曲だか7曲だかあったはずだし、ソロで歌った曲も20曲近くあったと思うので、そのあたりだけで構成してもよかったと思うのだが、このアルバムはどちらといえばソロ2作がメインで、WINK時代の曲はあくまでおまけというスタンスなのは、まぁ、商売上いたしかたないというところなのだろう。とはいえ、「裸足のマリオネット」「海に輝いて」という2曲が入ってるのは、この2つを名曲と信じて疑わなかった私としては溜飲ものであったし(ただし、ラストは「おしえて」のかわりに「兵士の休日」か「ビリーブ・ムーナ」でもよかった)、去年の春頃とりあげた、ソロになってからの大傑作「午前0時」も入っているから、許すとしよう。
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松田聖子/Summer Collectin

2006年08月23日 17時44分37秒 | JAPANESE POP
夏の音楽の定番といえば、私くらいの世代では松田聖子というのも欠かせない存在だけど、そのあたりをちょいとつまみ食いしようと、彼女のベスト盤(Seiko Box)を出してきたところから、レーベルの何の書き込みもないCDRが出てきた。なんとはなしにかけてみると、彼女の夏物から私の好きそうな作品ばかりを集め、自家製のリマスタリングを施したベスト盤だった。おそらく昨年の夏に作ったのだと思うが、すっかり忘れていたという訳だ。一応、曲目を上げておく(下記)。

 まぁ、あくまでも私の選んだ「夏ベスト」なので、「アレがない」、「こんなのがベストに入るのなんて納得できない」....などの意見はあると思うが、まぁまぁの出来じゃないだろうか、少なくとも自分の趣味はよく出ていると思う。全盛期の松田聖子のアルバムというのは、毎年、夏と冬に出ていたというのは、前にも書いたけれど、その夏に出たアルバムでも、「ユートピア」と「The 9th Wave」は夏物の傑作といえるんじゃないだろうか。前者は極上のアイドル歌謡といえるし、後者は尾崎亜実というほとんど最強のパートナーと得てほとんどAOR的な領域を侵犯した独特のバブリーなテイストがあったのが忘れがたい。

そんな訳で、このベストはほとんどがこの2枚から選曲されている。CDRの要領からして10曲というのはけっこう少ないが、彼女の曲の場合、昔はいい曲、名曲だと思ったものの、現在聴くと気恥ずかしくなるようなものも少なからずあり、要するにこのあたりが私のとって「時代の検証に耐えた松田聖子の名曲」ということになるんだと思う。とりわけ好きなのは、「Vacancy」「ボーイの季節」「時間の国のアリス」あたりだろうか。


01.Vacancy (The 9th Wave-`95)
02.夏のジュエリー (The 9th Wave-`95)
03.ボーイの季節 (The 9th Wave-`95)
04.小さなラブソング (ユートピア-`93)
05.天国のキッス (ユートピア-`93)

06.時間の国のアリス (Tinker Bell-`94)
07.MAUI (Windy Shadow-`94)
08.秘密の花園 (The 9th Wave-`95)
09.メディテーション (ユートピア-`93)
10.夏の幻影 (The 9th Wave-`95)
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スタンゲッツ/クール・ヴェルベット

2006年08月22日 22時43分45秒 | JAZZ
 実はこのアルバムは先の「ヴォイセズ」と2in1で、メインはもちろんこちらの方、ひとくちらいえばチャリー・パーカー・スタイルの「ウィズ・ストリングス物」ということになると思うが、ヴァーブというレーベルはこの手のアルバムを得意中の得意としていたせいもあってかなかなかの出来だ。まぁ、ご本尊パーカーに匹敵するとまではいかないまでも、クリフォード・プラウンのそれとほぼ同等、キャノンボールよりは上を行く仕上がりくらいにはなっていると思う。

 その要因としては、まずラッセル・ガルシアの弦を良く歌わせたオーケストラのアレンジが、今聴くと多少時代は感じさせるものの、比較的センスのいいゴージャスさがあること。こういう「ウィズ・ストリングス物」で、ゲッツのこれまた良く歌うが、彼らしいやや温度感の低いサックスが絶妙にマッチしていることなどが上げられると思う。また、曲が有名曲ばかりなのも、こういうアルバムの性格からいって正解だ。「ラウンド・ミッドナイト」「ネイチャー・ボーイ」「グッドバイ」など、聴きながら酒をのむと量が進むこと請け合いである。
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スタンゲッツ/ヴォイセズ

2006年08月21日 22時38分57秒 | JAZZ
 スタン・ゲッツとオガーマンが組んだ作品で、これはゲッツにとってはもちろん、編曲を担当したオガーマンにとってもなかなかユニークな作品で、いわば珍盤といってもいいようなものだと思う。で、何がユニークになのかといえばオガーマンの編曲であれば当然出てきてしかるべきストリングスのかわりに男女コーラス隊が出てくる点だ。もっともストリングも多少は出てくるのだが、ここでは明らからにいつもストリングスをコーラスでもってやっとてみました的に大々的にフィーチャーしているのがユニークなのである。

 一体この作品がどういう意図で企画されたのかはよくわからない。スウィングル・シンガーズを筆頭とするジャズ・コーラスみたいなものがちょっとしたブームになっていたようだから、ひょっとするとそれにあやかっているのかもしれないが、それにしてもオガーマンに限らず、ヴァーブで全体でもこういう企画は珍しかったんじゃないだろうか。ちなみに、音楽そのものは企画倒れでも、もちろんキワモノでもなく、オガーマンらしさが十分に発揮されていて、彼らしい格調高さが感じられるものになっているはさすがというべきだろう。前述のとおり、コーラスはほぼいつもストリングスのパートをそのまま声に移し替えたという感じで、いかにもオガーマンらしさが感じられるし、当時のゲッツといえばボサノバ一色に染まっていた訳で、一連のシリーズのいわば番外編としても楽しめるように、サンバやボサノバがかったアレンジを多用しているのも楽しいところだと思う。

 それにしても、スタン・ゲッツはバックがどう替わろうとも、自分のスタイルは全く変えないのはいつもの通り。このあたりは彼らしいパーソナリティーを感じさせると同時に、つまんないところである。ちなみにこれは66年の録音で、バックの面々はハービー・ハンコックにロン・カーター、グラティ・テートにハンク・ジョーンズ、ついてにしジム・ホールとなかなか豪華なメンツである。
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母親達

2006年08月20日 22時54分18秒 | others
 職場で自分もいささかなりとも関わっている子供向けイベントが某デパートで昨日と今日行われた。私がやったのは子供にパソコンのセキュリティを分かり易く教える....みたいなもので、当然の如く開店から閉店まで子供相手をしていた訳だけど、おもしろいのは親の方の反応だ。子供がパソコンに興味を持って、立ち寄ろうとすると、そんなもんにさわるんじゃありませんとばかりにパソコンから遠ざけようとする母親、逆にディズニーのコンテンツに子供より自分が没頭してしまい、傍らで子供が手持ちぶさたにしている親子、威厳をここで発揮とばかりに子供にレクチャーしはじめる父親と、親子の数だけ様々なシチュエーションが展開されたという感じであった。

 ついでに、ちょっと意地悪だったが、こちらがコンテンツを呼び出して、「お母さん、あとは適当にクリックすれば話は進みますから、どうかお子さんに教えてください」と水を差し向けた時の、母親の反応というのもおもしろいものだった。ここで見捨てないでくださいといわんばかりのように懇願するような目つきをする方や「当然でしょアンタに教わることなんか何もないわよ」といわんばかりの凛々しい母親まで、これまた様々で....夏のデパートで悪戦苦闘する若いお母さん方をみているのはなかなか楽しかった。いや、困っている時は助けました、もちろん!(笑)。
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FFXI <メリポな日々 @戦Lv75/57exp>

2006年08月19日 23時24分52秒 | GAME
 ナイトのカンスト達成後はこの一週間は戦士でメリポに復帰。本当はせっかくおぼえたパラニンの立ち回りでもって、メリポをしたかったりするのだが、パラニンではリーダーしても他のメンツが集まらないし、誘ってももらえないことは目に見えているので、戦士で復活ということになる。しばらくリーダーをし続けてきたので、戦士ではまったりとお誘い待ちをしているが、戦士というジョブのせいなのか球だしをすると、ほどなく声がかかるパターンが続き、一週間順調にメリポを取得して13ポイントくらい稼いだ。

 最近だと、戦士強化が効いているのか、新アビ取得のためにカンスト直後の人がどっと入ってきているせいなのかよくわからないが、一緒になった他の前衛によっては、私の攻撃力が突出してしまいターゲットがこちらに張り付きっぱなしのようなパターンになることもしばしばだ。自分もいくらかでも強くなったなったかと思うと、そこはかとなくうれしくなったりするのは確かだが、そうなると本職の忍者と違って、セミの張り替えが致命的に下手くそなのがたたって、よく死ぬのは痛し痒しといったところか。

 ちなみに、獲得したメリポで使ったのはDEXの2段階目で6、クリティカル・ヒットを2段で3、戦士の新アビ、ウォリアーチャージ3といったところ。他にはステータス関係では次にSTRの3段目(9ポイントも必要)、DAやクリティカルヒット、ナイト用のフィールティー、片手剣なども上げるとなると、もう30くらいは必要がかもしれない。ただ、戦士をカンストした直後はメリポの戦い方がとても楽しくて、いくらやっても飽きなかったが、さすがに最近は2時間もやると、飽きてきてしまうのもまぁ致し方ないといったところかもしれない。メリポは先が長い。
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ビートルズ/ヘルプ~4人はアイドル(soundtrack) #3

2006年08月18日 22時52分34秒 | Beatles
 instrumental.4
 こちらは日本版では「アナザー・ハード・デイズ・ナイト」というタイトルがついていたと思う。内容はもちろん、「ア・ハード・デイズ・ナイト」の収録曲のいくつかをインド音楽風にアレンジしたものだ。劇中では前半でビートルズが迷い込むレストランの場面で使用されたが、この映画では映画全体が007的なスケールとインド的なエキゾシスムが大きなキーワードとなっていて、これはその後者を代表する曲といえよう。ちなみにビートルズ(特にジョージ・ハリスン)がこの映画をきっかけにビートルズが以降インド音楽に傾倒するのは有名な話。

 instrumental.5
 前半は劇中の序盤で、寝込みのビートルズの元へ指輪奪還をたくらむ悪党一味が活動する場面で使われたもので、ハープとストリングスのトレモロが非常にミステリアスなムードを演出している。後半はアルプスでのドタバタ追跡劇のところで使用されたもので、ビートルズの「ユー・キャント・ドゥ・ザット」を「ゴールドフィンガー」風な金管サウンドとカラフルなオーケスレーションで豪快にまとめあげており、ソーンの面目躍如といったところか。

 instrumental.6
 映画ではこの曲のごくごく一部分が、それも目立たないところで使われたに過ぎなかったが、仕上がりとしては前々曲以上に本格的なかつシリアスなインド音楽だ。後半、次第に高潮してくるあたりの表情でインド音楽独特のテンションで、少なくともその後ビートルズが手がけたインド風な楽曲よりは数段本物という感じがする。それにしても、ビートルズがあれだけ手こずったインド音楽を、制作時間が極端に短い映画音楽というジャンルで、いとも簡単にやってしまうソーンという人の器用さには恐れ入ってしまう。
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ビートルズ/ヘルプ~4人はアイドル(soundtrack) #2

2006年08月17日 20時19分37秒 | Beatles
 昨年の夏取り上げたビートルズのキャピトル盤「ヘルプ」だが、先般発売された「The Capitol Albums Vol. 2」にめでたく、これが収録されていた。去年も書いたとおり、キャピトル盤のよいところは、映画音楽としてソーンンが作ったオーケストラ音楽が収録されていることより、映画のムードがより濃厚に再現されているところにあると思っていると思っているので、もちろん、個人的には....なのだが、これは一連のキャピトル盤中、もっとも待望のCD化であった。
 という訳で、このアルバム収録のケーン・ソーンの楽曲について蘊蓄してみることとしたい。

 instrumental.1
 ビートルズの歌う主題曲「ヘルプ」に先行するイントロのように配置された短いインスト、お馴染み007のテーマのパロディをベースにインド音楽のテイストなどをからめて構成されている。もっとも映画ではこの音楽をこうした形でビートルズの音楽とコンバインして使用された訳ではないが(実際は映画前半でビートルズを追いかける悪党一味が、ショボい車に装備されたボンドカーばりの仕掛けを動かそうとしてことごとく失敗するシーンに使用される)、元々「ヘルプ」がイントロなしに歌が始まるのが幸いしてか、全く違和感なくつながっている。わずか20秒足らず中に映画「ヘルプ」のスケールと広がりが凝縮されているといっていいだろう。

 instrumental.2
 確か、日本盤では「フロム・ミー・トゥー・ユー・ファンタジー」というタイトルだった思うが、タイトル通り「フロム・ミー・トゥー・ユー」をオーケストラに編曲したものだ。後期ロマン派~近代音楽あたりを彷彿とさせるモダンなオーケストレーションに時折シタールが絡むことで醸成されるミステリアスな雰囲気がミソか?。また、中盤の行進曲風な展開は悪党一味の悪事が刻々と進行中という劇の推移をぴたりと表現している。

 instrumental.3
 冒頭とコーダで現れる軍楽隊風のファンファーレはアルプスで追跡劇の途中で流れたもの。驚くのは中間部で、なんとワーグナーの楽劇「ローエングリン」第三幕への前奏曲がそのまま使われている。ヘルプのためにソーンがアダプテイションしたクラシック音楽は、エンドクレジットにロッシーニの「セビリアの理髪師」序曲がほぼそのまま使われていたし、劇中にはベートベンの「第9」も登場している。どのような意図でこうした既成曲が使用されたのかは不明だが、ソーンは映画音楽の作曲家というよりは、例えば彼がジョン・ウィリアムスの作ったテーマ曲をそのまま引き継ぐ形で制作した「スーパーマン2」などの仕事ぶりで明らかなように、「有り物のアダプテイションの巧みさ」といった点の方が印象に残る場合が多い。この壮麗な「ローエングリン」ついても、劇中ではスラップスティックなドタバタのアクションシーンで、どちらといえば対位法的な使用をされていて、このあたりはソーンがよく現れているいるところだといえるかもしれない。もっとも、このあたりはリチャード・レスター(監督)の趣味なのかもしれないが。
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