湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

公的に謝罪すべきは三井住友建設・・・マンション傾斜事件

2015-10-21 19:42:17 | Weblog
知人とマンション傾斜事件について話していた時
知人の言った言葉が、私の心に引っかかりました

「謝っている人が悪い人だと思いますよね」

確かに、そうです
謝っている人は、何か悪いことをしたにちがいないのですから・・・

この度の事件では
旭化成建材と三井不動産レジデンスが謝罪をしています
もちろん、彼らは過ちを犯し、謝らなければならない立場です
しかし、記者会見までして謝る立場でしょうか?
その前に、公共の場で、謝らなければならない者がいるのです

”三井住友建設”

です

彼らこそ、このマンションの建設を請け負った元締めなのです
三井不動産レジデンスは
三井住友建設の作ったマンションを販売したのであり
旭化成建材は、三井住友建設の下請けの日立ハイテクノロジーズの
そのまた下請けに過ぎません

順番から言えば
マンションを新築で買った人々に対しては
三井不動産レジデンスが謝り
三井不動産レジデンスに対しては、三井住友建設が謝り
三井住友建設には、日立ハイテクノロジーズが謝り
日立ハイテクノロジーズには旭化成建材が謝り
旭化成建材には契約社員が謝る・・・と、いうことになるのです

その中で、三井住友建設は、建設業の許可を得た建設業者です
実際にこのマンションの施工しました
彼らには、法令を遵守した建物を建てる法的義務があります
社会的責任があります
したがって、公共の場で正式に謝罪すべきなのは

”三井住友建設”

だけなのです

しかし、今のところ
彼らの動向は、マスコミからは全く伝わってきません
謝罪の気配もありません
そのことを批判するマスコミ論調もありません
皆さん、何をやっているのでしょうか?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

事件の本質は三井住友建設の建設業法違反・・・マンション傾斜事件

2015-10-20 17:46:21 | Weblog
産経新聞の今朝の朝刊1面に
とても気になる記事が出ています

国土交通省が三井不動産レジデンシャルを
宅地建物取引業法に抵触する疑いで調査しているというのです

しかも、その記事の中で、国土交通省は

「三井不動産レジデンシャルが販売時にマンションに瑕疵があることを知っていたかは関係無い」

としています

随分一方的な言い方です
国土交通省が何を考えているのか、この記事からだけでは分かりません
三井住友建設の建設業法違反の方が、はるかに重大です
また、この事件の本質でもあります

そのことを脇に置いて
三井不動産レジデンシャルの宅建業法違反を前面に打ち出した
産経新聞の1面記事の意図もよく分かりません

私も

「瑕疵を知らなかったからマンション販売会社に責任は無い」

とは考えません

実際、三井不動産レジデンシャルは
責任を感じているから、真摯に対応しているのです
その対応は、私のみるところ、誠実です

産経新聞は、その記事の終わりの方で
同省が、三井住友建設や旭化成建材を建設業法違反の疑いで調査していること
横浜市が、建築基準法違反の疑いで調べていることを付け加えています

神奈川新聞は、やはり1面で
三井住友建設や旭化成建材が建設業法違反の疑いで調査されていることを伝えていますが
三井不動産レジデンシャルが宅建業法違反で調べられていることは出ていません

今回の事件では
三井不動産レジデンシャルに責任はありますが
彼らに直接的な落ち度はありません
私には、彼らはその責任にふさわしい行動をとっていると思われます
今のところ、なんら非難される要素は無いでしょう

ユーザーへの対応が上手いだ下手だという非難は
経営手法に関する批評であり
この事件の法的社会的問題を考えれば、枝葉末節の話です



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現場監督の責任・・・マンション傾斜事件

2015-10-19 18:36:12 | Weblog
現場監督について考えてみたいと思います

私のように、何度も建物を建てた経験のある者は
現場監督との付き合いも、それなりに経験豊富です
現場監督の人柄は色々ですが、共通点もあるように思います

現場監督という職業は、一種のエンジニアです
ところが、実際の現場監督の性格は、政治家や役人に近いです
人当たりも悪くありませんし、それなりに堂々としていて
下請けなどには、けっこう偉そうに接します

現場監督の使命は
建築物を設計図書通りに完成させることです
その中で、実際に彼らが一番気にするのは”予算と工期”です
工事を、予算内に、工期内に完成させることが
彼らの最大の業務なのです

そのためには、段取りよく下請けを使い
的確な予算配分をしなければなりません
下請けは、現場監督の承認がなければ
仕事ももらえず、工事代金の支払いを受けられません
どうしても、現場監督にぺこぺこすることになります
当然ながら、現場監督は威張るようになるのです

ゼネコンが請け負うような工事では
十分な予算がありますから、通常、金銭的な問題は生じません
そこで、現場監督の関心は”工期”に集中します

この度のマンション傾斜事件の原因となる杭打ちデータの改竄は
下請けの、そのまた下請け、いわゆる孫請け会社の契約社員によるものでした
彼は、工事のやり直しを、なにがなんでも避けたかったのでしょう
正確なデータを取りそびれた時は、適当なデータを提出してしまったのです
無責任で、しかも、ことの重大さを理解できない人物でした

このような人物に現場を任せきりにしていた現場監督の責任は重いです

今回の事件は、現場監督がエンジニアであることを忘れ
予算と段取りだけを気にする”政治家”になってしまったことが問題です
本来であれば、杭打ちは、多重のチェックシステムがあってしかるべき工程です
それが全くなかったところに
ゼネコン三井住友建設の重大な欠陥と責任があります




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くい打ち作業・・・マンション傾斜事件

2015-10-18 17:16:49 | Weblog
本日の産経新聞の記事によれば

「くい打ち施工のデータをすべて精査するのは無理。正直言って仕事が回らなくなる」

全国でマンション建設を手がけるゼネコンの社員の本音だそうです

意味が、今ひとつ、はっきりしません
過去のデータを、これからすべて調べ直すのは無理という意味か
実際の工事現場で、くい打ち施工のデータを精査するのが無理という意味なのか

実際の工事現場では
くい打ちデータの精査は、そんなに難しいことではありません

通常の建物であれば
現場には、くい打ち機は1台しか入りませんから
杭は1本1本打ち込むことになります
それをチェックするわけですから、難しいことではありません

今回の現場のような大きな工事の場合
くい打ち機は何台も入るのでしょうが
現場の監督も、総監督は1人であっても、補助の監督が何人も入ります
その数は、くい打ち機の数よりも多いはずです

つまり、一人の現場監督が1台のくい打ち機に張り付いていれば
データの詳細なチェックはできるのです
そして、当然、そうすべきなのです

くい打ち作業というのは、今回の事件でも明らかなように、重要ですが
工事全体からみると、とてもシンプルな工程です
作業もシンプルですし、通常、同時に他の作業が入ることが無いのです

一般的に、建築工事といえば、多種多様な業者が同時に現場に入るものです
ところが、くい打ち期間中は、他の工事は、ほとんどありません
従って、現場監督は、くい打ち作業に集中できるのです

今回の事件では、現場監督の関与が一切ありません
不正への関与も、作業への関与もありません
データもチェックしていません
何もしていないのです

何故、こんなことになったのでしょう?
忙しいからではありません
これは現場監督気質によるものです
現場監督気質とは

”作業は下請け任せ”そして”見えないところは手を抜く”

・・・というものだからです

実際のところ、設備や内装工事が始まると
多種多様な業者が同時に建築工事現場に入り
業者任せにしなければ、現場は回りません
しかし、くい打ち作業の段階では、これとは正反対の状況なのです
忙しいというのは真っ赤な嘘であり、下手な言い訳に過ぎません






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三井不動産レジデンシャルは被害者・・・マンション傾斜事件

2015-10-17 15:02:05 | Weblog
マンション工事の不正事件は
良い展開で推移しているように見えます
旭化成建材の真摯な対応が、事態を建設的に推移させています

可哀相なのは三井不動産レジデンシャルです
意図的に不正工事をしたわけでも、欠陥を隠蔽したわけでもありません
それなのに、企業イメージを大きく損なってしまいました
本来、彼らも被害者なのに、加害者呼ばわりされています

新築時にマンションを買った人達に対しては
三井不動産レジデンシャルが責任を負う当事者であることは確かです
しかし、ここまでの調査で明らかになったことは
三井不動産レジデンシャルには、意図的な不正は一切無いということです

産経新聞に出ていた郷原信郎弁護士のコメントはひどいものでした

「(住民への対応を)言い出すのが遅すぎ、無責任だ」

「”あらゆることに責任を持つ”ともっと早く言うべきだった」

「一生に一度の買い物をする住民の立場に立って考えるのがコンプライアンスの基本だ」

・・・なんという粗暴な言い草でしょう!

そもそも、原因が不明確な段階で
”住民への対応”など言い出せるわけがありません

”あらゆることに責任を持つ”などということは
よほど無責任な人間しか言えません

”一生に一度の買い物”という言い方は、情緒的に過ぎ、無意味です

「マンションは一生に一度しか買ってはいけない」

という法律でもあるのでしょうか?

弁護士が調子に乗り
無知なマスコミが正義漢面して
本来被害者であるはずのマンション販売業者を加害者扱いし
判事がそれに引きずられ、妙な判例を作ることを、私は恐れます

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マンション傾斜事件

2015-10-16 18:05:02 | Weblog
横浜市内のマンションで
杭工事に不正があった事件で
工事を請け負った旭化成建材が、損害を全て保証すると言明し
さらに、過去10年間に関わった工事を
すべて調査するとしたことは評価すべきことです

旭化成建材が責任をとることは、当然とはいえ、大変な決断です
中小企業ならば、倒産してしまう可能性が高いからです
もし、そうなってしまったら
エンドユーザーは、泣き寝入りしかありません

そうしないためにも
そして、本来、こうした責任をとるべきは
最終的には、工事を請け負ったゼネコンなのですから
その点を明確にする必要があります

これまで、ゼネコンは、この種の責任を回避してきました

耐震偽装事件、違法コンクリート事件、防振ゴムの不正・・・
本来、第一義的に責任を負うべきゼネコンは
責任を負わず、マスコミも責任追及をしませんでした

どこの下請けを使ったか、どんなパーツを使ったか
そんなことは、エンドユーザーには関係が無いことです
ユーザーからみれば
総合請負業者たるゼネコンに、直接、責任があるのです

今回の件では
ゼネコンたる三井住友建設は、良心的対応に終始したようです
そうできたのも、旭化成建材が良心的であったからでしょう

販売者たる三井不動産レジデンシャルは
ユーザーからのクレームの矢面に立たされ、苦しい立場でした
本来、彼らも被害者なのですが
耐震偽装事件の時のヒューザーのように、加害者扱いされかねない状況でした

私も、他人事ではありません
事態の今後の推移を、注意深くフォローしたいと考えています

耐震偽装事件では
ゼネコンばかりか、役所も検査機構も責任をとらず
被害者であるヒューザーが責任を負わせられるという
倒錯した司法判断さえありました



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ぐったりだから、無理をしない

2015-10-15 19:14:23 | Weblog
今日は一日ぐったりです
原因は、今ひとつ、はっきりしません
昨晩、寝付きが悪かったのです

歯科医では、簡単な治療だけにしてもらいました
私のかかりつけの歯科医師は
私の体調を理解しているので、無理はしません

せっかく予約をしているし
忙しい中で、なるべく早く治療を進めたいのですけれど
やむを得ません
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

誕生日の連続

2015-10-14 18:46:40 | Weblog
昨日は末っ子の四男の誕生日
今日は三男の誕生日です
末っ子は11歳、三男は14歳になりました

時の流れは、人の記憶を消し去り
彼らが生まれた時の思い出も、すぐには浮かびません
5人もいれば、子供の一人一人について
生まれたときの状況なども、そんなに詳しく憶えていられません

特に、下の子供達については
親としては、ある種の手抜きもあります
手抜きをするところは、上の子供達を育てた経験から知った
さほど神経を使わずにいいと分かった部分ではありますが・・・

私は、忘れっぽい性格ではありますが
家族の誕生日だけは忘れないようにしています
本当は知人の誕生日も、そうしたいのですが
こちらは、ついつい忘れてしまいがちです・・・

人がこの世に生まれことを祝う気持ち
これは、お祝いの中でも
一番自然で、素直な気分になれるものの一つです
私は、誕生日を大袈裟にする気はありませんが
必ず、お祝いするようにしています



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寝不足の日

2015-10-13 18:27:01 | Weblog
眠い
ちょっと寝不足なので
今日は一日、眠かったです

こんな日は、何も考えられず
ぼんやりしたまま、時間が経過します
もったいない一日になるわけです

ほんとは、昼寝でもして
気分を一新すればいいのですけれど
仕事がありますから、そうもできません
やむなく、ぼけた頭を抱えたまま
事務所で接客をすることになります

まあ、こんな日もあるということです
どんなに自分に厳しくしても
こういう日を、完全に無くすことはできないでしょう
私は、そこまで、自分に厳しくできません
そんなわけで、いつも万全の体調とはいきません・・・
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロナルドレーガンに乗れず

2015-10-12 15:55:59 | Weblog
横須賀まで行ったのですが
空母ロナルドレーガンには乗れませんでした
午後1時が締め切りだということでした
12時前に行ったのですが
もう締め切りでした
あまりにも多くの人が来たので
やむなく、そうしたようです
それならそれで、初めから、早い者順と広報すべきです
この日のために、わざわざ遠方から来た人もいるのですから
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする