湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

政治家がゼネコンを守る理由・・・マンション傾斜事件

2015-10-25 13:08:18 | Weblog
マンション傾斜事件の原因が分かってきました
三井住友建設は、不十分な地盤調査の結果、支持層の深さを浅く想定し
支持層に届かない短い杭を旭化成建材に発注していたのです

杭の長さが足りないことが分かったのは杭打ち工事の終盤でした
その時点で長い杭を発注すると工期が遅れてしまいます
そこで、旭化成建材の現場担当者は
データを改竄し、短い杭を打ち込み、誤魔化してしまったのです

ここでも、三井住友建設のミスが明らかになったわけです
彼らは、現場監督の責務を果たさなかったばかりか
事前調査も不十分であり、その結果、部材の発注も間違っていたのです

この事件発生以来
私が一貫して主張しているのは
最大の責任は、ゼネコンたる三井住友建設にある・・・ということです

ユーザーが三井不動産レジデンシャルに不満をぶつけるのに相乗りして
マスコミや国土交通省、政治家までが
三井不動産レジデンシャルを叩こうとしています
そのことに、私は断固、異議をとなえたのです
三井不動産レジデンシャルもまた・・・被害者であると!

政治家がゼネコンを庇うのには理由があります
ゼネコンは、公共事業を受注すると
受注額の数%を政治家にバックするのです

かつて、田中角栄率いる自民党最大派閥田中派の
最大の資金源がこれだったのです
田中派だけでなく、どの政治家も似たようなことをしていたのです
そのため、政治家はゼネコンを守り続けるのです

姉歯建築士による耐震偽装事件の時は
工事を請け負ったゼネコンは、マスコミに名前も報道されませんでした
ゼネコンの汚い金はマスコミも毒しているようです

あの事件の当事者、ヒューザーの小島社長は
社会的に罰せられたばかりか、法的責任まで取らされました
彼は、ユーザーに対しては責任がありましたが
法的には被害者でもありました

小島社長に有罪判決を下した裁判官は
居丈高に”正義の味方”を演じていましたが
本当は”ゼネコンの味方”だったのかもしれません・・・



コメント
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