透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

富士吉田市の制水弁のカラー蓋

2017-08-27 | B 地面の蓋っておもしろい


富士吉田市上吉田 撮影日170826

 吉田の火祭りで御旅所となっている上吉田コミュニティーセンターの敷地前面に立っていて、神様が遷御されている神輿を迎え入れる火の見櫓。そのすぐ近くに制水弁のカラー蓋があった。



富士吉田市の制水弁の円形の蓋は富士山にフジザクラ、それから市の木・シラカバと市の鳥・アカゲラを採用したデザイン。



角形の蓋もあり、円形の蓋と同じデザインになっている。円形蓋と角形蓋、両者をどのように使い分けているのだろう。


 


869 富士吉田市旭の火の見櫓

2017-08-27 | A 火の見櫓っておもしろい


869 富士吉田市旭の火の見櫓 4脚4〇4型(*1) 撮影日170826

 辛うじて消防車庫をまたぐ火の見櫓。車庫の屋上まで梯子を登り、屋上から見張り台まで登るようになっている。



踊り場から下の構造、フレームワークは大胆だ(①より②の方がこのことが把握しやすい)。車庫をまたいでいて踊り場の下では櫓が太い。急激に逓減させている。





反り付きで緩勾配の方形屋根 櫓のガセットプレートが大きくて目立つ。



建物間の隙間に収まっている脚


*1 4本脚、4角形の屋根、円形の見張り台、4角形の踊り場という組み合わせ


868 富士吉田の道路またぎ

2017-08-27 | A 火の見櫓っておもしろい


868 富士吉田市新倉の火の見櫓 4脚44型 撮影日170826

■ 山梨県の富士吉田市にも道路またぎの火の見櫓があることは知っていたが、今まで出かける機会がなかった。昨日(26日)「吉田の火祭り」に出かけた際、見てきた。

富士急大月線の下吉田駅から徒歩で10分足らず、中央自動車道富士吉田線の近くに立っている。鉄筋コンクリート造の消防団詰所(消防会館)の後方に立つ様子(写真①)からは、道路またぎであることは分からない。



後方の如来寺の参道に続く生活道路をまたいで立っている。道路脇の櫓外付け梯子から踊り場まで登り、踊り場からは櫓内部の梯子を登るようにしてある。



反対方向から見る。道路がT字路となっていて後方へ伸びていないために、③の写真は道路をまたいでいるということが感動的に伝わらない。この場合、②の方が好ましい。



それにしてもこの脚はどうだろう。タコの足(触腕)を思わせるカーブだ。



脚は変わったデザインだが、櫓や見張り台、屋根はオーソドックス。反りのついた方形の屋根に避雷針と蕨手が付いている。避雷針の風向計は半分欠損したのだろう。手すり子の飾りはよく見かけるデザイン。梵鐘型の半鐘と木槌が吊り下げてある。

「火の見櫓っておもしろい」というカテゴリーの名前に相応しい1基。


 


867 大月市駒橋の火の見櫓

2017-08-27 | A 火の見櫓っておもしろい


867 大月市駒橋 撮影日170826

 中央東線大月駅の東方約1.2km、国道20号がバイパスと合流する地点に立つ火の見櫓。3脚6〇型。櫓がスッキリしないのは、各構面のブレースでリング式ターンバックル付きの丸鋼は1段しか使われておらず、平鋼片掛けだから。美しい姿とは言い難い。消火ホースが掛けてあるので見張り台のおよその高さが13、4mくらいと分かる。総高は16、7mくらいか。




屋根の角数が分かりにくいのは、面取した6角形で12角形とも取れる形だから。このようなタイプの屋根を見るのはおそらく初めて。半鐘とサイレンがある。



櫓の中間に消火ホース掛け用の腕木を簡易な方法で後付けし、足場も設置してあるが、人が載って大丈夫かなと思うようなつくりだ。ホースを引き上げるための滑車も付けてある。



柱脚部。脚部としての設えが特に無い。

美しかろうが、美しくなかろうが火の見は火の見。みんなちがって みんないい。