透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

マンホール蓋の絵柄で多いものは?

2016-10-09 | B 地面の蓋っておもしろい

■ 下水道のマンホール蓋の絵柄にはどんなモチーフが多いのだろう。マンホール巡りをしていれば当然抱く疑問。

日本マンホール学会のHPに掲載されている長野県の全77市町村(*1)について調べてみた。

その結果は次の通り。

植物(花や木など)    :  39.2 ( %)
動物(野鳥など)     :  16.8
自然(山や川など)    :  11.6
作物(リンゴなど)    : 8.8
人(キャラクターを含む) :    5.1
人工物(建物や工作物など):  12.1
幾何学模様(地紋)    :    6.4




例えばこの麻績村のマンホール蓋には村の木・コブシの花と村の鳥・カッコウ(ツバメだと思っていた)が描かれている。このような場合には植物1、動物1とカウントした。

それぞれの数を示していないのは、農集排のマンホール蓋や合併前の自治体のマンホール蓋の扱いを曖昧にしたこと、複数の絵柄が描かれている場合の数え方をきちんと決めていないことなどの理由により、数が正確ではないから。

具体的な数が知りたかったわけではなく、およその傾向が知りたかった。だから正確でなくてかまわない。それでこのように把握した。

植物と動物で56%、5割りを超えた。山や川などの自然を加えると67.3%、7割近くになることが分かった。ここで、他県はどうだろうという新たな疑問が・・・。


 *1 下水道未整備の自治体があるので77より少ない。

 


今日のヒヨドリ

2016-10-09 | D キミの名は?


撮影日161009

■ このところ毎日ヒヨドリが柿の木にやってきて、柿を啄ばんでいる。その様子を自宅の窓から観察する。葉の陰になるとよく見えないが、時々一番手前の枝にとまることもある。その時がシャッターチャンス。

ヒヨドリの日本以外の生息地は朝鮮半島の南部、台湾、中国南部、フィリピン北部くらいだとか。海外からざわざこのヒヨドリを見に日本に来るバードウォッチャーもいるそうだ。私は毎朝見ているけれど。


 


665 長野市信州新町の火の見櫓

2016-10-09 | A 火の見櫓っておもしろい


665 長野市信州新町 撮影1610

 この火の見櫓には梯子が櫓の内外に設置されている。梯子が2台(梯子の助数詞は台か本)設置された火の見櫓を初めてみた。

櫓の内側の梯子を後から設置したとは考えにくい。見張り台の床をつくり直さないと設置できない。外側に設置するのは容易。外側の梯子を後から設置したのではないかな。現地で見張り台の手すりをよく見れば分かったと思う。きちんと観察しなくては・・・。

でもどうして2台?


 

 


長野市信州新町のマンホール蓋

2016-10-09 | B 地面の蓋っておもしろい





◎ 信州新町と言えばジンギスカン。マンホール蓋のデザインにはひつじとわさびが採用されている。わさびの葉と花も描かれている。わさびの図柄は左右対称。

信州新町がわさび? わさびは穂高では? で、調べてみた。わさびには沢わさびと畑(丘)わさびがあって、穂高は沢わさび、信州新町は畑わさびとのこと。知らなかった、こんなこと。この歳になって初めて知ることのなんと多いことか。

信州新町のわさび生産者は減少しているようだ。重労働らしい。いずれ信州新町のマンホール蓋にはどうしてわさびが描かれているのか、地元の人でも知らない、ということになってしまうかもしれない。


 


長野市七二会のマンホール蓋

2016-10-09 | B 地面の蓋っておもしろい



◎ 「なにあい」という村があったことは知っていたが、七二会と表記することは知らなかった。ネットで調べて、七二会村は1966年(昭和41年)の合併で長野市になったことを知った。

このマンホール蓋は七二会地区の大安寺前の道路のもの。ホタルが清流とともに描かれ、「長野市」「農集排」と表記されている。

蓋には自然や動物、植物が採用されることが多かったのだろうか。小川村のマンホール蓋のような人工物って少ないのだろうか・・・。ネットで蓋に採用されているものを分類整理した表を見たが、その情報を保存しなかった。また探してみよう。


 


664 長野市七二会の火の見櫓

2016-10-09 | A 火の見櫓っておもしろい


664 長野市七二会(なにあい)大安寺前

櫓の各段山形鋼片掛ブレース。



見張り台の床面で梯子が終わっているが、こういうのって登り降りが大変。



梯子の掛け方が初めからこのようになっていたのかどうか、これも登り降りが大変そう。子どもが登らないようにという配慮なのか、子どもが登りにくい梯子は大人も登りにくい。


 


663 長野市中条日高の火の見櫓

2016-10-09 | A 火の見櫓っておもしろい



663 長野市中条日高 カチッと硬い印象の火の見櫓

 見張り台の高さはおよそ7メートル。前稿の火の見櫓とはブレースの扱いが逆で、リング式ターンバックル付きの丸鋼ブレースを上2段に、山形鋼を下2段に使っている。

ブレース(筋かい)は櫓の変形を防ぐために設けるのだが、ターンバックルは建て方の際に生ずる櫓の歪みを修正するためにある。この火の見櫓は上下2つに分割して製作し、建て方時に一体化している。さて、このような場合、上下どちらが歪みやすいのだろうか。歪みやすい方に調整のきくターンバックルを用いるのが理に適っているのだが・・・。



見張り台のすっきりがとても好い。



脚元につるりんちょ(表面が平滑)な半鐘を吊り下げてある。消防信号板も取り付けてある。



消防器具倉庫にはあまり注目しないが、この倉庫は左右対称できっちりしている。施設名を記したタイルの配置にも気を使っている。 このようにきちんとした様子は見ていて気持ちがよい。こういうのは好き。ごちゃごちゃしているのは嫌い。


 


 


662 長野市中条の火の見櫓

2016-10-09 | A 火の見櫓っておもしろい


662 長野市中条(旧中条村)狭い生活道路沿いに立つ火の見櫓

 見張り台の高さが13、4メートルはありそうな背の高い火の見櫓。櫓の柱は直線状に伸びており、末広がりの櫓とはなっていない。櫓上部のブレースは細い平鋼とみられ(きちんと確認しなかった)、丸鋼にリング式ターンバックルが用いられているのは下部2段のみ。




避雷針の飾りと蕨手には細い丸鋼が使われている。平鋼の蕨手とは印象が違う。屋根下に半鐘は無い。見張り台は消火ホースを干すためにのみ使われているのであろう。



踊り場に半鐘を吊るしてあり、消防信号板も設置してある。このように半鐘が見張り台に無く、踊り場にあるというケースは少なくない。この位置で用を成すのであれば、何も高い見張り台まで登ることもないだろう、という判断がされ、位置を変えたのであろうか。私も若かりし頃は消防団員で、背の高い火の見櫓に登ったこともがあるが、怖かった。

このような櫓の場合、踊り場は単なる通過スペースではないので、安全のために手すりを設けている。リングの位置に水平に丸鋼を渡してあるのが手すり。



踊り場に木槌が3本吊るしてある。だいぶ使い込んだ様子。



背の高い火の見櫓にしては脚元がそっけないと思うがどうだろう。今まで何十年も立ち続けているのだから構造的には支障無いということを実証しているわけだが・・・。脚としてのデザインがあると思っている私からするとこれはもの足りない。

 

撮影1610