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秋田から発信されるアグレッシブインラインスケートのブログです!!

一生の思い出に有給を使ってみるテスト

2020年03月21日 | 日記

去年は国の方針で?連休が沢山並ぶように配置され、ゴルデウイクには10連休って会社もあってボクもそれに乗って長年憧れた富山の桜ケ池パークに行ったわけだが・・・
その時の記事を見ればわかると思うが、誰も居なかったのだ・・・
いくら憧れた場所と言っても誰もいないとなると違う。アトラクションの動いていないディズニーランドに行くようなものだ。
なので色んな意味で敗北した気分だったのだ。
なのでいつかはリベンジしたいと思ってたのだ。
幸い、今年からなんとか改革というものが施行され、まっとうな従業員ならば5日間は有給休暇を強制的に取らせる必要ができ再びチャンスがやって来たのだ。
社畜であるボクも会社から「頼むから休んでくれ!」と堂々と「休みを取ってやる」事ができるようになり、年度末の今まで頑張って休みを貯めてたのだフフフフフフフ。
普通はこのテの長距離遠征は大型連休を使わないと無理だ。だがボク自身を含めて連休ってのは地元の人間も違う行動をする。
つまりボクが「そうだ!富山に行こう!」って言ってると同時に富山ローカルも「そうだ!〇〇に行こう!」ってなってるわけだ。
だから去年のゴルデウイクには誰も居なかった。ちなみにこの憶測は富山スケーターの話を聞いた結果、事実だったようだ。
ローカルと滑りたかったら大型連休は避けろ!かもしれない・・・結構お父さんスケーターも多そうだしな。

そんなわけで3月21日、世間的には3連休であるがわりとフツーのホリデーだ。ちなみに移動は14時間かかったぞ!泊りは快活だぞ!(オレンジ色のネカフェ)
まあ前日は強風でかつ世間的にコロナンが流行してるからまた悪夢再来かと思われたが・・・・
今回は当たった!!!大当たり!!!!だ!
なんか今日はいっぱいイソライソスケッタが来る!!前回0人だっただけにまるで反動のように沢山来たのだ!いやー捨てる神あれば拾う神もあるってやつだな!


待望の富山ローカルであるが、会いたかったと同時に緊張もする。陰キャで人見知りであるボクはやっぱり初対面の人は怖いしな。
かつ昔見てた「トリック☆スター」という富山ローカルのホームページではかなりウェーイな感じでノリに付いて行けるか不安だったのだ。
その不安は杞憂であり、実際はわりと大人というかパリピとは無縁の素朴な雰囲気。
ある意味我々東北スケーターとそう変わらない雰囲気だと思う。普通にフレンドリーでかつガツガツ来ない感じ。
もしかしたら昔はそうだったのかもしれないが、ここ富山のスケーターも昔からやってた人ばかりで大人になりお父さんにもなったから落ち着いたのかもしれない。

でもやっぱりレベルが高い。全体的にレベルが高い。
パークだから当たり前と言えば当たり前かもしれないが、ほぼ全てのスケーターがグランドもできてエアも出来る。
ぶっちゃけ、南郷では全てのスケーターがオールラウンダーでは無い。どちらか、ってスケーターも多い。
富山スケーターはエアもグラブのスタイルが良いしグラインドもトップサイドも標準装備って感じだ。
これは我々東北スケーターが非・オールラウンダーではなく、単にスケートを続けてる人がいなくなった、って所も大きい。
富山はスケートを続けてる人が多いのだ。
ちなみに飛んでるのはナンガクタソ。彼はお父さんのようでお父さんになってもスケートを続けてる。こっちはお父さんになるとやめる人多いしな。


多分一番最初に会ったトヤマー。サワムー。
気さく感が強くビビってたボクを安心させてくれた人。
わりと黙々系かもしれない。一つの課題をじっくり練習する感が強い。


そらたん☆、ご覧の通りまごう事なき少年スケッターだ☆
見た感じ小学3年生前後。それでいてこれだ!540。富山スケッタはファンボックスの反対側のRを使って回転系エアを練習してる感じ。
こっちはファンボックスのRのように離陸ポイントが丸められてないから飛びやすいのかもしれない。
540はほぼ手に入れてる状態だ。着地はまだ不安定だがたまに成功するし稀にコークになる時もある。
この歳にしてこれだからな。ボクがスケート始めたのは多分22ぐらいの時だろうか?
仮にそらタソ☆と同時期にボクがスケートを始めたとしてもだ、スタート時点で12年以上の伸びしろの差があるって事だ。
大人になって始めるのと子供から始める差はあまりに大きい。そしてすでに540手に入れたも同然な時点で絶望的な開きを感じる。
このままスケート続ければ間違いなく全国トップクラスのスケーターになれるだろうな。


やはり富山と言えど新しいスケーターってより昔からやってたベテラン、って層が多い。
彼らにも子供が出来てずっとスケートばかりやるわけにも行かなかった・・・だろう。
でもその子供んもスケートしてるんだよね。これは結構難しい。
仮に親が子供にスケートさせたくても奥たんが反対したり、もちろん子供当人が嫌ならそれで終わりだ。
だから上手いスケーターでも子供がスケーターにならなければスケートが出来なくなる。
お父さんもスケート続けてキッズもスケートやってる、ってのは凄い条件が厳しいと思うんだよね。
事実東北のスケーターはほとんどがそうだ。お父さんになって滑らなくなるのがほとんどだ。
でも富山ローカルは出来てるんだよね。だからなんだかんだ言ってもスケート人口が多いんだよね。
この差はなんだろう・・・・?うらやましいぜ☆


カンチャータソ。ぶっちゃけて言えば富山もベテランスケーターが「残ってる」だけなんだけど、
それでも常に技の鍛錬を続けてるんだよね。ほら?単に滑ってるだけとは違うというか。
ベテラン同士で切磋琢磨してるから常にレベルが上がってるって感じ。

ボクはね・・・・ほぼ9割9分一人だからね。
どうにも仙人に近いメンタルだ。どうしても修行になっちゃう。
一人で課題を見つけてなるべく鍛錬しようと「頑張る」。
変な話「努力」しないといけないんだよね。楽しいってより「頑張らないと」上手くなれないって感じなんだよ。
楽しく上達できればいいけどほぼ全日一人ってのは修行になりざるを得ない。
ううーんやっぱスケーターが沢山いる所って正直上達できるよ・・・・。環境のせいにしたくはないけどやっぱこれは事実だ。


桜ヶ池パークはチャリも上手い。前回も上手いライダーいたんだよね。
しかし彼は別格。チャリって失敗すれば死ぬんじゃないの?って技多いんだけど彼は全然失敗する要素が無い。
なんつーか安定感が違う。ああこれは失敗しないだろうな。って誰が見ても思えるスマートさなのだ。
単純に凄いんじゃなくて、この人違うな、って思える走りはやっぱプロらしい。確かに上手い人はいるけれどこの人は全く隙がない完璧さがあるのだ。
そこがやっぱりプロとアマの差って気がする。


「この人一番上手いですよ」ってローカルにも言われてる彼はニシグッチー。
ううむ確かに上手い・・・・・。
今回会った富山スケーターでピカイチの上手さかもしれない。
エアもグラインドも確かに上手い・・・・・
動画編集する上でコマ送りにしてみるとこれが本当に上手いんだな。
その目で見てもサブロク上手いなー。と思ったが静止画にしてみても完璧なんだわ。
高さもそうだし姿勢やグラブも本当に上手い。グラブなんかギリギリまで掴んでるからね。マジで完璧なサブロクなんじゃないだろうか?
意外にも540はまだ練習中のようでアプローチや着地は不安定のようだが、基本どの技もスタイリッシュで完璧に近い。
それでいて若くてイケメソなんだから無敵である。



この人も上手いあさくらん。グラインド職人っぽいものを感じる。
このカーブの距離で3トリック決めてるんだからな。
しかも妙に褒めるし!他スケーターも褒めて盛り上げて行こう!スタイルだ。


グラインド職人っぽい、と書いたが富山スケーターの例に漏れず彼もオールラウンダーだ。
正直富山ローカルに勝てる要素が皆無だ・・・・
スパインで高いエアやサブロクもやってるんだからな。スパイン怖くないんですか?


おとうさんのダイちゃんもスパインる。ハンドプラント系もイケる。
ちなみにボクはスパインやハンドレールなどのリスキーなセクションは避けた。
慣れない・危ないセクションで怪我しちゃうと帰れなくなっちゃうからね。そこは遠征の難しい所。


富山のファンボックスは全国でもかなり難しいセクションだと思う。スピードが足りないのだ。このクォーターではエントリースピードが足りない。
ローカル的にも「ウィールとベアリングだ!」「風だ!追い風を待つんだ!」って言うくらいだから彼らでもスピードに苦労してるんだろう。
で、彼ら的には落下防止の柵の二段目からドロップインするのがコツらしい。まあボクはリスク回避でやらないんですけどね。


前回慢心で寿命間近のウィールで来てしまい悔いが残るファンボックスのボクだったが、今回はかなり新しいウィールでリベンジしてみた。
結果としては。うん。まあ。これでも結構飛んでると思うんだよ?ほら、カメラ引いてるから?
いや結構飛べた方だと思うんだよね。継ぎ目辺りまで飛べてる。前は本当に全然だったからね。
ただやはりエネルギー不足を補おうと頑張ってるせいか後傾ぎみなんだよね。頑張ってRを使い切ろうとするから後傾のまま飛び出て後傾のまま着地するって感じ。
ちなみに翌日はまた股関節が猛烈筋肉痛になったのでパークに対しての筋力が足りてないんだと思う。それは普段から股関節を鍛える筋トレでもしないとどうしようもねー。
南郷ファンボックスだって月イチぐらいでしかやれないからガチスケーティングする機会があんま無いんだよー。


有望なソラ☆リンだが、グラインドのスタイルがどうもボクに近い気がする。
ソウルからグラインドをマスターした感じがするのだ。多分横乗りはソウル系程得意でないと見た。
ソウルをベースとしてるからコンビネーションもボクのと被る。ソウルtoバックサイドユニティとかソウルtoバックサイドフルトークとか、ソウルベースとしてるボクにはあーわかる!ってスタイルなんだよ。

沢山いる富山インラインロカルだけにスケートゲイム的なノリで遊んだりもする。
スケートゲイムとは、最初に親となるスケーターが課題となるグラインドをし、後のスケーターがそれに続きメイク率を競うものだ。
競い合う楽しみは勿論の事、自分が苦手とする技も強制的にやらねばならず、結果技が開拓されていくというものだ。
まさに楽しく上達できるグラインド合戦。
やってみると楽しいんだよね。
あーくそやっぱ富山はうらやましい。人がいないと出来ない遊びが出来るんだからな。

時間がもったいなくて昼食も水分もロクに取らないのがダメだった。両足の膝がガクガク震えて攣ってしまった。
とてもスケートができる状態じゃなくなってリタイアせざるを得ない状況に。ラスト1時間って時で非常に悔しい気持ちだ。
グラインドはその人のスタイルが出やすいので、スケートゲームならばボクでもある程度は戦えたのに・・・・


高いカーブがバンクtoバンクの近くに置いてあるのでニシグチンはトランスファーのコンビネーションを挑戦す。
動画を見てもらえばわかるが、成功する(納得する)まで何十回も挑戦し続ける。
ニシグチンはグラインドも本当に上手い。カーブでも単に上手い難しい技を出来てるだけじゃなく、本当に芯に乗って完全に通せてるものばかりだ。
上手い上にさらに諦めない、何十回でも挑戦する。無敵すぎるのだ。
このセクションの配置はかなり絶妙で、実際にやってみれば想像以上に難しいと思うだろう。
カーブとテーブルの距離がかなり離れていて・・・・いや幅ではなく長さ方向での距離が離れてて、かなりのスピードでカーブに入ってかつカーブを流し切らないとテーブルに届かないはずだ。
確かにこの配置だとアリウープ→ソウルってのがやりやすいかもしんないな。あるいはテーブルでトップ系からカーブでソウルとか?
まずこの配置見てこんなアプローチがあるって想像ができなかった。流石だね。自分的にも挑戦だけはしてみたかったな。


待望の富山ローカルと一緒に滑れて幸せだったな。これだけの人と一緒に滑れたのは本当にひさしぶり。しかもみんな上手いから刺激になった。
体にガタが来てラストリタイアしてしまったけどもう思い残す事もない・・・・
いや、ある。また来たくなった。本当に楽しかったからな。
もう「これで最後」って覚悟で来たがまた来たくなったのは嬉しいやら痒いやら、だ。
前回は「別にセクションは同等品が他にもあるし・・・と思ったが、スケーターがいれば同じセクションでも全然面白さが違う。
正直ここで滑れば絶対上手くなれる。やっぱりスケーターを上達させるのは人だよ!
いいなあ富山・・・と呟くと「引っ越してくればいいじゃん?」とか無慈悲なトヤマーロカールが。そりゃ出来るならしたいわ!!

でもこんな体験をすればそれをオカズにして普段の修行もモチベーションを上げる事が出来る。
またいつか彼らと出会う時に上達を見せれればいいな、って思えるからだ。まだまだ頑張れるな。



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