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秋田から発信されるアグレッシブインラインスケートのブログです!!

岩手スケーターは怖い?

2016年12月30日 | 日記

それは12月の末の事、南郷パークでハブたんが「こんなパークもあるよ」と見せてくれた写真。
それは岩手にあるパーク。おおなんと立派な!こんなパークが岩手にあったなんて!!?
だがその場所は実は知ってたり。
ボクもたまーに東北のパークは他にないか?と調べる事はあるのだが、真っ先にパークとしては却下した場所がある。
そこが今回見たその岩手のパークなのだが・・・・
市のホームページで見て「これはアカン」と行ってみるのを拒否したのだ。
無理だろこんなセクションじゃ・・・・

だがハブたんが見せてくれたものはホームページのものとは全くの別物だ。
どうやらほとんどのセクションをローカルが自作したらしい。
こうなると話は別だ。
8WDにおいて、岩手のスポット紹介は現在無くなっている。
北東北において、岩手のスポットが無いのは心苦しかったのだ。
正直メドかったがこれ程の規模ならば取材しないわけにはいくまい。
遺言をまた一つ残すため、岩手にゴーしたのだ。


ボクの地元秋田では大雪だ。日本海側ってだけでどうしてこうも降る?
対して太平洋側の岩手に来てみると全く雪が無い。太平洋側ってだけでどうしてこうも降らない?
理不尽さを感じつつも、ボクの車に秋田から乗せたままの雪が岩手に入っても一向に融けない。
岩手では雪は降らないがどうも気温は氷点下らしい。まぁ寒いんだよな。岩手は。
ある意味湿度が高い分、秋田は雪が積もってても凍り付く寒さでもない。対して岩手内陸は雪はあまり降らないが湿度が低く凍て付く寒さなのだ。
こんな時期で雪は降ってないのは凄いうらやましいが、凍るものは凍る。
どうやら一方向から雪混じりの寒風が吹いたのか、特定の方向のセクションが凍っている。霜が付いているのだ。
当然こんな滑走面ではズルリと行く。セスでもするのならば丁度良いだろうが、パーク取材としてはちょっと残念なコンディションだ。

ちなみにボクの家からは140kmの距離。ルートによっては130kmで行ける・・・かな?
南郷へは150kmなので距離的には大差無い。ボクの住んでるとこってどこにも近くなくてどこにも遠すぎない微妙な距離なんだよなぁ・・・
岩手を取るか南郷を取るかは・・・・ボクは南郷にしちゃうなあ。
ただ岩手には中々よさげなお店も多いので、買い物がてらたまにこのパークに遊びに来るのも悪くないかも?

そして今回取材しに来たパークは「盛岡南公園スケートパーク」だ。


市のホームページからは想像できないぐらい変貌を遂げた南公園パーク。
まさかここまで自分らでセクションを作るとは・・・・
とても本格的だ。自作パークでは東北最大規模ではないだろうか?
セクションを自作するってのは大きなエネルギーとマネーが必要となる。
かつての秋田市産業会館跡地はよくもここまで・・・と呼べる自作パークではあったが、多分これが最初で最後の東北最大ローカルパークだと思ってた。
後にハブたんの南郷パークを知る事になるのだが、もうこれだけのパークをローカルだけで作る所は無いだろうな・・・って思ってた。
ある種、スケートブームというものはブームからすでに10年以上は経っており、とうの昔に終わっていると言える。
しかしそんなタイミングでこれだけのものを作るってのは驚きを隠せない。
この資金と人力はどこから来たのかと疑問を感じ得ないのだ。
だって「パーク自分らで作ろうぜ!!」と言ってもその指を掴みなおかつお金をみんな懐から出すのか?
少なくてもボクがそんな事を言った所で地元の人間はだれも乗ってこないだろう。


初めて入るパークはやはり緊張する。イソライソスケッタには全てのスケートスポットがアウェーだからな!!
ぶっちゃけ初心者にスケートパーク巡りは不可能だろう。この空間にいきなり入っていきなり自分のペースを掴むのは相当の覚悟が必要だ。
さらに緊張するのは一人のスケーターが怖い事だ。怖いよ。スゲー怖い。スゲー怖い人がいる!!!
背が高く上手いスケートボーダーなのだが、失敗すると板を蹴る、セクションを蹴る。怒ってる。激怒顔。つねに怒りながら滑ってる。
ある意味世間のスケーターのイメージ。まさにアウトロー。
実はスケーターってそんなタイプはほとんどいない。だって趣味だからな。みんな楽しんでやるものだ。
たまーに板を叩きつけるスケーターもいるのはいるが、常にそんなんじゃなくて単なるポーズ。気分転換にするアウトローポーズだ。
横手でも南郷でもスケボーダーはほんわかしてて、みんな談笑しながら滑るのが普通なのだ。
だから常にしかめっ面で周りの物に当り散らしながら滑るスケーターはボクにとっては初めてでとても怖い。
正直板を蹴ってセクションを蹴ってそれで何か意味があるのか?それで何か変わるのか?と思わずにはいられない。
確かに上手いは上手いがそれで楽しいのか?と思っちゃうんだよねえ。何よりも見てるこっちが怖い。
もし進路などを塞いだら顔の形が変わるぐらい殴られちゃうんじゃないか?と、スモールハートのボクは内心クビクビだ。

まぁその激オコの彼も帰る時には「お疲れ様」と言ってくれたし、それもキャラなんだろうけどただう~ん・・・周りの雰囲気も悪くしちゃってるんじゃないかなぁ?と疑問を感じずにはいられないのだ。
当然ボク以外のスケッタは皆スケボーダーなのだが、地元に比べると個々が淡白な印象。
別にみんなお手手繋いで楽しくね♪、がいいわけではないがなんか乾いた印象を受けたな。
寒かったからだろうか?それともたまたまそんなスケーターが集まったからだろうか?
しかしこれだけのパークを作るぐらいだから団結力もある人達だろうし・・・・今日だけの印象じゃなんとも言えないな。

岩手はスキーにしろスノーボードにしろ、とてもレベルの高い人達が多いと思う。
じゃあ秋田や山形がレベル低いのか?と言うとそうではないが、なんかこう、岩手のアスリートって垢抜けてるんだよな。
実際岩手のスキーヤーを見ると驚く。正直自分とは次元が違うな、っと。
スケーターもそうだったし、なんというか恐怖を知らないのか?ってぐらい危ない技を簡単にこなす感じなんだよな。
土地柄かどうなのかはわからないが、岩手ってスゲー斬れる印象がある。
それは凄いって事でもあるし、正直ボクの目には怖くも映るのだ。


ソウルばかりですまない。初めて入るパークなだけにどうしても安全牌で行ってしまうのだ。路面のコンディションも不安だったしね。
ここのクォーターは凄い。かつての産館クォーターを思い出す。ほとんどコピー感がある。
本当は対面の同サイズのクォーターを往復しながらラクダセクションを使ったりしてバート・ミニラン感覚で使うんだろうが、
やはり路面凍結は痛い。どうしても限定的な使い方になっちゃう。
セクションはそこそこ遠慮しつつ、なおかつ使える時には使う方向性で自分のペースを保つ。
結構入りやすい印象だったけど、多分今日たまたまだったんだろうな。年末で客層も違ってた可能性も高い。
これだけのセクションがあるって事はこれだけのセクションを求めるスケーターが作ったのだから、
ハイシーズンはバンバンスケーターがセクションを使ってちょっと入るタイミングが掴めなくなっちゃうかもね?

ともあれ、ねんがんのいわてぱーくをしゅざいできたぞ!!が達成されてひと満足。
ボクとしては東北全土のスケートスポットを集めたいところだけど、福島県はボクのとこからとても遠くてね・・・・