今日はキリサッキーに誘われて山形の寒河江パークに初めて行ってみた。
知り合いネットの評判で「ダメダダメダ」言われてるパークなんだが・・・・
ぶっちゃけサッキーに誘われなかったら行く事はなかっただろう・・・・
行ってみるとやはり遠い。同じ山形でも酒田になら2時間程で行けるんだが、寒河江は3時間かかった。
で、なんとか到着すると・・・・
これは凄い。
いい意味でな。
想像以上の規模だ。
確かに日本最高クラスのコンクリパークを自称するだけはある。
さて・・・・本当にダメパークか、それとも予想に反して素晴らしいパークなのか・・・・
キリサキンはかつて山形内陸スケーターだった子。
たしかこのブログ始めた最初の記事でも登場してるはず。
んんん・・・・たしか2005年の春だっけかなぁ?
あれ以来めっきり会う事はなく、やめたんだろうなぁ?って思ってた。
やめたってか
存在を忘れてたんだけどね。
実際顔見ても誰だかわからなかったし・・・・
神奈川だっけ?遠くのガッコに行ってたらしい。
ちなみに実際にスケートはやってなかったらしい。
そんで今年になって地元に戻ってきたらしいよ。
けどまた秋には北海道とかに行くんだってよ。
オリンピック並みな遭遇率な男だな・・・・
ヘルメットには「Nice boat」と手書きで書かれた文字があるが、元ネタ解る人はそうはいまい・・・(ボクも知りません)
わかる人は相当のヲタだと思いまーす。
パークの中に入っても素晴らしいセクションが沢山置いてある。
他のパークならば一個あるだけで目玉セクションになりそうな物が、この寒河江パークには当たり前のようにゴロゴロ沢山あるのだ。
単にボウルだけではなく、カーブだけでもかなり面白そうなのがあるのだ。
ラウンドカーブにウェーブなハンドカーブ・・・・等等・・・・・・・
だがやると気づく。そのほとんどが滑らないのだ。
3分の2は錆び付いてる印象。
「滑りにくい」ではない。
「滑らない」のだ。
スケボーの子達が好みそうな物、あるいは簡単そうなものはそれなりには滑る。
けど、スケボーの子がレベル的に難しそうなもの、ライン的に使用頻度が低いものは完全に錆びててまったく滑らない。
あぁ・・・そおいう事ね。
ここのパークは「ワックス禁止」って事になってる。錆びていようが絶対にワックス禁止だ。
言うなれば「グラインド禁止」に等しいルールのような・・・・
ハッキリ言うと、ある程度滑るようになってるレールは・・・・これ・・・スケボーの子もワックス塗ってるぜ?
そうじゃないとグラインドは無理だって・・・・
スケボーにとって使用頻度が高いセクションは一応グラインドは可能だ。
このボウルのミニラン状になってる箇所はこのパークでインラインが使える唯一のコーピングと言っても良い。
唯一ってもボク自らアレしたからなんぼか滑る状態だ。
それでもあまり快適とは言えない滑り心地だなぁ・・・・・1メートルぐらいしか進まんぞ・・・・
ボウルと言えばRの付いたコーピングをぐる~っと曲がりながらグラインドするのが楽しそうでしょ?
それは
無理なのよ。なぜならば錆び付いてるから。
グラインドしようとすると滑るどころか、ソールがコーピングに噛む。ビタっとな!
うぅ・・・・Rのコーピングはグラインド禁止ってか・・・・・それがボウルの一番の醍醐味なんじゃないのか・・・・?
それでも、それでもだ、ある程度のレールやカーブはなんとか滑る。
たぶんローカル、あるいは県外の遠征スケーターが密かにアレをしたからだろう。
オープン時にここに遊びに来たケソタんやジョンたんは、おそらく全てのレールが錆びてて使えない状態だったのだろう。
そりゃ怒るわけだわ。
しかしオープン時よりは滑るレールも増えてるわけで、そんな意味では結構遊べるパークだ。
使い物になるセクションを集めれば、少なくても横手や鹿角パークを優に越えてるパークと言える。
ハンドレールもそこらの公共パークより全然良いね。
本物のステア(階段)があるリアルなもの。
使用頻度もそれなりに高いのかそれなりに滑る状態だ。
なれば頑張ってみようかとやってみると・・・・
途中でハズれて(自分がヘタなだけな)階段の角にフリースタイルフレームが噛みそうになって・・・・
思わず階段を避けようとして・・・・
スネを思いっきり角にぶつけた!
ひさびさに悶絶したぜ・・・・・
最初の一回目は成功したのになぁ・・・・
フリスタだと階段はやっぱ怖いね。
こんなウェーブなカーブもある。
こんなのスキー場のグラインドアイテムでしか見た事ねーぞ。
こちらのセクションも一応は滑る状態。
ちなみに「滑る」っても例えるのなら「ワックスをうっすら塗ったステンレスレール」程度のものと思っていただきたい。
きりさきんはポンスタが得意のよう。
ボウルは本当に凄い。
子供騙しな公共パークが多い中で、この寒河江のボウルは本場アメリカの物と比べても全く遜色がないものだろう。
だからグラインドはともかく、Rを使う点においてはいいパークと言えるだろう。
バーチカル(垂直面)まであるんだからな。このボウルなんかはほとんどバート。
グラインドグラインドと愚痴っててもしょうがない。バートを練習するつもりで遊ぶのも悪くない。
っつーってもやっぱ石だから思いっきり・・・・とは行かない所だけど。
もっと高く飛べるようになりたいねぇ・・・・
夕方頃にもう1人のスケーターが。
地元のスキーヤー系スケーターらしい。うむ。見た目的になんとなくスキーヤーの面影があるような気がする。
ローラーブレードから今日初めてシャドーに乗り換えたコバヤシたんは、シャドーが柔らかすぎて手こずってるご様子。
うーむ・・・・シャドーって・・・・ボク的にはもうちょっと柔らかくてもいいような気がするんだが・・・・
やっぱローラーブレードからの乗り換えはギャップが大きいんだろうなぁ・・・・
なおかつコバヤシんは足首の靭帯が無いらしい・・・・(スキーヤーにありがちな故障)
でっ、でもすぐに慣れるよ!
けど流石(りゅうせきと読む)はスキーヤー!エアは上手いねぇ。
サッキーはコーピングは苦手そうだねぇ・・・・
このパークじゃ無理はないか・・・・
本当はこのパークで遊んでればコーピングは一番得意なグラインドになるはずなのにね
けどエアは中々のセンス。
スタイルはとってもいいじゃないか。
足の引き付けが上手いなぁ・・・・
ボクはストレートとグラブ苦手だから今度教えてもらおうかな?
・・・・いつ?
酷い酷い言われてるパークだけど、実際来てみるとそんなに酷いってわけじゃあない。
ボクとしてもまだまだ攻略したいと思わせるセクションがあるし、慣れるまではもう2回は頑張れるとは思う。
しかしだ・・・・数時間かけて「ボウル」に期待して来た遠征スケーターはガッカリするのも事実だと思うのよ。
もしどのレールもストレス無くスーっと快適にグラインドできたら・・・・本当に素晴らしいパークなのに・・・・
この寒河江パークの「コーピンググランド禁止」のルールは文字通り「楽しさ半減」だと思う。
それだけに本当に「もったいない」パークだと思うのだ。
ドサクサに紛れて話題?の映画を
サッキーが発見した韓国の映画「台風太陽」だ。
なぜどさくさなのかと言うとだ、「韓国」だから。
レビューしようとした途端に「竹島問題」がおきるからなぁ・・・・
おおっぴらに話題にするとヘタすりゃネット右翼の標的にされちゃうもんで・・・・
しかしそれとこれとは別問題だ。
この映画、おそらく世界初のアグレッシブインラインスケーターを主役にした映画だと思う。
少なくても本場・アメリカでこのような映画が作られたのなら黙ってても話題になるはずだ。
本格的にこんな映画を作ったんだから韓国は侮れない。
内容も想像以上にしっかりしたもの。
監督や脚本家の勝手なイメージで作られたものではなく、本当にスケーターの目線で作られたスケーターの物語。
ただし、あくまでも一般客を楽しませる目的で作られた映画なので、過度な期待はしないようにな。
冒頭でストリートの大会のシーンがあるが、そのシーンでは本物の韓国のプロ・プロ級のスケーターが出演してると思う。
けど素人に毛が生えた程度の役者との兼ね合いがあるのか、スケーターの全身が映らず足のアップばかりの映像は残念・・・・
グラインドの映し方はちょっとイマイチな感じはするけど、エアの映像は中々。
シネマクオリティで撮影されたインラインの映像は一見の価値ありだ。
出演する役者さんもきちんとトレーニングを積んで役作りしたものだし、アクションもしっかり作られてる。
全部が全部最高のシーンというわけじゃないけど、スケーターの目でも結構楽しめると思う。
また、スケーターならば共感できるシーンも多い。
スケーターを増やそうとイベントを企画したり、夜密かにロック練習する主人公、「私とスケートどっちが大切なの!?」とかね。
青春映画として作ったのは悪くはないと思う。
まー結構ダルい所があるのは否めないがね。
それでもストーリーはいい感じにまとまりがあるし、映画としてもスケートとしてもいいバランスで作られてると思う。
仮にスケーターだけを対象とした映画を作れば、それはそれで一般客からは理解しがたい自己満足な映画になってしまうと思うし。
ボク的に「う~ん・・・・」な所はラストにかけて。
プロ級の腕を持つ兄貴分のスケーターが「怖くなった」とスケートをやめてしまうシーン。
「怖くなった」というのはすなわち「大人になった」事を意味するとボクは解釈したのだが、
大人になったらやめなきゃいけないスポーツなのかな?スケートは怖いもの知らずのガキしか許されないスポーツ?
そもそも彼は結婚を決めたわけでも子供がいるわけでもないのにスケートが怖くなったというのも不思議。
守る物がないのに怖くなるのかなぁ?そこんトコが理解できないかなぁ?
もっとも、韓国には徴兵制度があるわけで、子供・大人の意識感がボクらとは違うのかも?
ともあれ、一見の価値あり。スケーターならばぜひ観てみようぜ!