ホッ・・と一服 (東洋雑談室より)

…なになに? ○○社員の雑談を覗いちゃおー
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負けている商品を売る

2010-01-09 | ためになる?コーナー
昔、営業マンをやっていたころ、 ライバル会社のセールスマン ”Gさん”の名前は 絶えず聞いた。
新規に 行くところ行く所 ”Gさん ” が訪れている。

Gさんは 同僚の社員に言っていたそうである。
 ”私はいくら断られても 何度でも行く。来たら、命まで取る、とは言われない限り”・・・と。

やがて 彼はその会社で トップセールスマンになったことを 風の便りで聞きました。 
ライバル会社の人間ではありましたが、その仕事に対する情熱には 敵ながら感心しました。




一方の私、Gさんの会社の商品に比べて どこをどう見ても 完全に負けている商品を売っていました。
Gさんの扱う商品が 100の性能とすれば、私の扱う商品は どう見ても せいぜい50-60どまりだったと思います。

Gさん販売する商品の弱点箇所が書かれたメーカーからのマル秘情報を 自分自身に一途に信じ込ませ 顧客に説明して廻りました。 数では負けましたが それでも気が付くと ある程度の販売台数になって、一矢報いることが出来たことが 我ながらうれしかったのを覚えています。 




 商品が負けているから売れないというのは なにも手を打たず 放っておいた場合には 当然の話であるけれども、 そこで営業に携わるセールスマンの力が介入すれば 逆転の奇跡を起こさせるわけです。
商品力が無いから売れないとことはない、負けの商品を売ることこそ、セールスの本懐でないかと思います。
営業マンの存在意義は ここにあるのではないでしょうか。
  
  
   

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