ジッタン・メモ

ジッタンは子供や孫からの呼び名。
雑読本の読後感、生活の雑感、昭和家庭史などを織り交ぜて、ぼちぼちと書いて見たい。

【2011 暮らし雑感】 11月の記憶 11月1日~11月15日

2011年12月05日 | 2011 暮らし雑感
11月1日
● 我が父と似て非なるものと色をなし
「尊敬の念と親近感を持っている」と泥鰌こと野田総理が、かって「冷めたピザ」と言われた小渕総理をひきあいに出した。
これに色をなしたのが娘の小渕優子議員。
国会で「父と首相、天と地ほど差ある」と姿勢や政治のスピード感の違いを指摘した。
だが、しかしである。
自分の父に「尊敬」という感情を寄せたことばに、政治勘定で論駁した娘さんの態度はいかがなものか。


●鮒釣りし今朝の小川に翡翠も
カワセミを見た。土手沿いの早朝の散歩途中で。
去年の今頃も二度見ている。
背の青さ、赤き脚、澄んだ眼が水の上の小枝にあった。


11月6日
よみうり時事川柳から
★ 神話だけ外し原発売りに出し
ヨルダン、ベトナム、韓国などからひきあいがあるらしい。
国内では脱原発、その技術は輸出という現実に戸惑う。


過去の読書週間標語に時代の色がありそうだ。
1978
 翔べ心! 本はその翼である
1983
 読書は新しい発見の旅

1989
 秋が好き。街が好き。本が好き。

2011
● スマホ好き。ひとり好き。本嫌い。 
ふと浮かんだ標語。半年に一冊の本も読まない若い人も増えているとのこと。

● 青年の主張のような 谷垣さん
最近の世論調査などに見るわれわれの政治への無力感、あきらめはどこからきているのだろうか。
大震災、原発事故の最中のあの三月、ねじれ国会のなか入閣を断った自民党も結局、未曾有の国難になんの知恵も出せなかった。
最近、手続き論だけで泥鰌内閣を難詰する谷垣発言もどこかかってのNHK「青年の主張」のように聞こえてくる。
7月の世論調査 菅の次は誰にの問いに谷垣氏には4%。
野田発足後の自民支持率 10月、20%と低率。民主に代わる政党として受け止められてはいない。

11月7日
読売俳壇から

★ 稲刈って長方形に田を残す
我が家の眼前の稲田がまさにこんな感じ。
やがて、古いベランダにも村雀が餌をねだりにやってくる季節となる。

★ 父の忌や角の確かな新豆腐
折り目、筋目を大切にしていた昔の父親。
「地震・雷・火事・親父」のような怖さも威厳もあったものだが・・。

★ 星月夜 光速超ゆるニュートリノ
ニュートリノでも俳句になるところがすごい

よみうり時事川柳から
★ 百億の使途にカジノとフラガール
大王のようなカジノ大盤振る舞い。
ふつうの三代目バカと思っていたら、この人、昭和62年の春、東大法学部を卒業していた。

★ ギリシャにもいた菅的な思いつき
イタリア首相、国民投票の呼びかけ

● 錦織り綺麗に飾った一勝も
テニスの錦織あっぱれ。
世界一位のノバック・ジョコビッチに室内テニスで勝った。
98位から32位に上がった男が逆転勝ちした。
少年時代の師匠だった松岡修造は「テニスでは教えるものがない逸材だった。いずれは世界一になることを確信してた」とテレビで語っていた。

エアk! ジャンプしながらのフォアハンドはすごい。
錦織は13歳で渡米し17歳でプロデビュー
来年はトップ10クラスへの挑戦となるだろう。
応援するよ。


11月8日
● 稀勢の里 おしん横綱の道歩め
稀勢のボロボロ涙を見た。
師匠の元横綱・隆の里の訃報に接したインタビュー。

中卒で入門した稀勢の里を手塩にかけた師匠。
恩返しの涙として更に上を目指してほしい力士だ。


よみうり時事川柳から
★ 行間にれんぼうを読む「京」の記事

なぜ2位ではの発言は記憶に残る。
スパコン 2期連続して世界一のニュース。
やっぱり、一位のほうが耳障りは、いい。

★ 瓦礫だめ義捐金なら出す矛盾
「お互い様」と言って引き受けた石原東京都知事は好い。
若い時は嫌いな政治家だったが、このもの言いに見直した。
放射能問題は義捐金と違って一衣帯水とは受け止められない感覚が私たちのどこかにある。
それをどう乗り切れるかが、今後に問われる。

11月9日
テレビ視聴率 10/31~11/6

笑点     21.2
サザエさん  19.7
家政婦の見た 19・5
カーネーション18.6


●ホームページ作れば1億4000万

テレビでやりとりを見ていた。
自民は嫌いだが言っていることは今日は正しい。
新設される原子力安全庁のホームページ作成費に1億4000万円の予算が計上されているという、茂木議員の指摘だ。
事業仕分けで歳出削減と言っている一方でこの過大予算。
たかがホームページにおふざけでないよ、と言いたくもなる。

11月10日
● ベルルスコーニ カネと女の9年間
イタリア首相辞任 9年間の長期政権 

売春婦を政府専用機に乗せたり、未成年との買春罪で起訴されたり。
いろいろなスキャンダルをかいくぐってきた人の到達点だ。


● 忍び込み 処する時間は10分間
読売紙で見た。
空き巣作業時間は10分あれば済むとのこと。
だから、ちょっとの間と、家を空けるのは禁物と。

★ 貧しさは時に罪なき子を叱り 鉢朗
編集手帳に紹介された句。
貧しさは生活を暗くする。
お天道さまとコメのメシはついてまわってくる政治がほしい。
生活保護者205万人のいまの現実は戦後最悪だろう。
民主党と自民党など野党が創り出している政治状況は、非正規雇用、雇用難、年金苦を生み出している。

二十代は将来に夢を描けず、働き盛りの四十代には、しあよせがきている。

● スマートに歩きながらもつい転び
スマホは動く小型パソコンだ。
歩きながらメールや操作するから危ない。
自損で済んでいればまだしもだが・・。


● 夫が上る母の手すりに秋の風
同居の母の爲にあった二階への手すりにつかまって、いま夫が上がっている。
その姿が似てきた。
なんとなく歳月、なんとなく秋の気配。

カミさんが近所の細君と早朝散歩したときに、聞いた話しから浮かんだ句。

● メモ見つつ国の将来を憂いてる
「TPPは成長を支える新ルール」と経団連・米倉会長。
「TPPは農業に壊滅的打撃」とJA全中・万歳会長。
「先ず握手から」までは、テレビで見ていて、まださまになっていた。
だが以後はどちらもメモを読んで喋って、相手の目は見ていない。

双方、自他ともにトップ同士として自認してるのだから固い自説の信念であるならメモに及ばずと思うのだが・・・。

11月12日

● 老人の跋扈許さず巨人軍
「事業の進歩発展に最も害するものは、青年の過失ではなくして、老人の跋扈である」とした明治実業家・伊庭貞剛のことばがふいに浮かんだ。

清武さんは、映画「マネーボール」を観すぎたのではないか。日本のブラッド・ピットにでもなりたかったか。
その割には今年補強した外人など10人はことごとく失敗だったが・・・。

それにしても、外に出せぬはずの楽屋話を勝手に持ち出して、鶴のひと声許さぬなどとしながら懐には辞表さえも吞まずの不覚悟会見では、流した涙とともにオソマツの一幕ものとして映った。

この人も還暦を過ぎている。



 よみうり時事川柳から
★ ギリシャからローマへの歴史見てるよう
揺れるEU。
いづれの日にか、日本への揺り戻しを恐れる。

11月13日
よみうり俳壇から
★ あけび下げ筑波の山を降りてくる
筑波山は家の真裏に今日も見えてる。

★ 玉入れの玉噴き上がる運動会
今年も孫の運動会を家族で楽しんだ。
見ていると先生も手伝っている。

【菜園】
タマネギ苗追加分を植える。
これで移植した苗は400本
 赤100 白 300



11月15日
● カーネーション 極道妻もできる人
糸子役の尾野真千子を毎朝見ているが、時折のもの言いと物腰から時に極道の若妻役にも似合いそうな気配を感じる。






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