情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

あえて、上から目線で問う~ブーイングが起きない日本の市民レベルはメディアレベルの反映か?

2009-11-04 04:38:40 | メディア(知るための手段のあり方)
ブッシュが石油のためにイラクの市民を殺戮すること、自国の兵士(貧乏人)が犠牲になることを選択したことは、明白な事実であるにもかかわらず(「生きる悪魔」と言ってもいいくらいですよ)、日本シリーズ第3戦の始球式で投げるブッシュに対し、靴が飛ばないどころか、ブーイングさえ起きなかった(※)。そんな日本の市民に捧げる米国市民の反応…。ぜひ、御覧ください。冒頭の静止画のように関係者さえも、ブーイングをしている様子がわかります。米国の始球式で傷心したブッシュを日本球界が癒してあげたのか…。

※「日本シリーズで始球式で投げるブッシュに靴ならぬブーイングを浴びせかけよう!」( http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/324f1dcf8116ad31f002e3d3127fccc5 )



 それにしても、こういう無気力な反応をみていると、こっちまで気力を失いそうになるんだけど、結局は、情報が偏っていることが原因なんだと思えば、怒りの源泉になるよね。

 → こう書くと、「何、その、上から目線?!」って批判があるんだけど、互いに上から目線になるように努力しなけりゃ、世の中、良くならん!下へ下へと目線がいっていいのか?上から目線という批判に迎合するコメンテーター、知識人は、自己批判せよ!ポイントは、「互いに上から目線」ってこと。つまり、テーマによって、その人のスタンスは、「下から目線になったり上から目線になる」ってこと。それを許容しなければ、社会全体の目線が「下へ下へ」と下がるだけ…。だから、ブッシュにブーイングも起きないわけでしょ!!「上から目線」という批判を許すことがすでに、情報操作戦線で負けているわけだ。

 ブッシュが光市事件の被告人の1万倍以上も血塗られた、ひでぇ奴である、ことは事実であり、それにもかかわらず、光市事件で弁護団批判はできても、ブッシュへのブーイングはできず、何らの抗議表明をすることもできない奴は、鼻くそだ~と書くことは、民主社会にとって必要な「上から目線」だ!


【追記】テレビを見ていたら少しブーイングが聞こえたというコメントをいただきました。拍手!


 ところで、明日、いよいよ、和歌山で表現の自由をテーマとした分科会などが行われる人権シンポが開催されます。

 入場無料ですので、ぜひ、ご来場ください。

 「表現の自由をテーマにした初の日弁連人権大会シンポ、11月5日午後、和歌山市民会館で」( http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/d245e85b0ac37f1875f507985ccf3384 ) 


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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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