情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

「大きな木のうえの大きな目」~一通のツイッターがきっかけで書いたものです。

2012-01-17 22:14:33 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 病を押して記者会見に出てママたちが知りたいことを聞いてくれている人がいるよ、というやりとりを機に家族で原発の問題を話し合い、その結果いただいた応援の手紙。私は、返事の中で、なぜ、記者会見に出ているのかについて、お猿の群れが襲われたら、気づいた猿が大きな声を出すでしょう、という説明をしました。その説明を元に、お子さんが絵を描いてくれました。それが冒頭の絵です。寝られない夜、次のような童話にしてみました。

●●ここから童話●●

大きな木のうえの大きな目

「さぁ、お昼寝の時間よ。枝の上の枯れ草をちゃんと敷き詰めて準備しましょうね」、保育園のジュリ先生が優しくみんなに呼びかけます。「は~い」、みんな元気よく答え、枝の上のベッドに上がっていきました。

 ここは、アフリカにあるお猿の保育園です。10匹の小さなお猿が自分のベッドの枯れ草を揃えてお昼寝の準備をしています。あれ、1匹だけ、準備をしないで、ぼうっと座っています。

 「先生、今日、お昼ご飯の前に豹の大きな声が聞こえたでしょう。ぼく、怖くて寝られない」、そういったのは、一番小さなトムです。
 「大丈夫よ。豹が近くまで来たら、あの高い枝で見張っているボブさんが教えてくれるから、安心して寝なさい」、ジュリ先生が優しく話します。
 「そうだよ、今日、見張っているのは、私のパパよ。大丈夫に決まっているじゃない」、ボブさんの子供のカーラがちょっと口をとがらせて大きな声をあげました。
 「そうね、カーラのパパが守ってくれるからね」、ジュリ先生が優しく話します。
 「昨日はぼくのママが見張っていたんだよ。でもどうして、順番に見張りをすることにしたんだろう」、一番大きなチェンがそう尋ねました。
 「じゃぁ、今日のお昼寝のお話は、そのことにしようね」、ジュリ先生が言いました。

 「昔は順番の見張りはなかったのよ。あるとき、ミサのパパが仲間から少し離れたところにあるバナナを取りに行ったの。ミサのパパは美味しそうなバナナを沢山もって、ミサのところに帰っていこうとしたのよ。そうしたら、大きな豹が左から仲間に近づいているのを見つけてしまったの。あと30歩のところまで来ていたいのよ。ミサのパパは、このままだと仲間が豹に食べられてしまうと思ったの」

「怖~い」、一番小さなトムが言いました。

ジュリ先生は続けます。「それでね、ミサのパパは、思わず、「ウホウホ、危ない」って大きな声を上げたの」。

 「ウホウホ、危ない」、一番大きなチェンが言いました。

「そうそう」、ジュリ先生はニコッとしたあと、真面目な表情で話を続けました。「豹はミサのパパに気づいたの。そして、お猿の群れよりもミサのパパの方が近いことにも気づいたの。パパまではあと20歩だった」

 「危ない」、カーラが言いました。「逃げなきゃ」と小さなトムが言いました。

 「豹はすぐにミサのパパの方に向きを変えてジャンプしてきたの。そのとき、パパに気づいたミサが「パパ」って叫んだの。パパは、ミサに「ウホウホ、逃げろ」って言って、仲間と反対の方に枝を伝って走っていったの」

 ジュリ先生の話をみんな、一生懸命聞いています。

 「ミサはパパのことが心配だったけど、保育園の先生に手を引っ張られて、パパと反対の方にみんなで逃げたのよ。そうするしかなかった」

 「枝を伝って300歩くらい逃げたあと、みんなでそこにあった高い木に登ったの。「ここなら安全だね。ミサのパパのおかげです」、保育園の先生がそう話した。だけど、ミサはパパのことが心配で心配でたまらなかったの」

「しばらくして、みんなでミサのパパが逃げた方を探しに行ったけど、ミサのパパは見つからなかったの」

「逃げられなかったんだね」、一番大きなチェンが言いました。一番小さなトムは泣きそうな顔です。

 「そう、ミサのパパは天国に行ったのよ」とジュリ先生が続けます。「そのあと、みんなで話したのよ。どうしたら、ミサのパパに起きたことを防ぐことができるかって。」

「それで順番に見張ることにしたのね」、カーラが言いました。

「そう、そのとおり、それから、順番を決めて、大きな木の上に登って見張ることにしたの。豹や大きな蛇を見つけたら「ウホウホ、危ない」、「ウホウホ、逃げろ」っていうのよ」。ジュリ先生がそういい終わらないうちに、一番大きなチェンが「ウホウホ、危ない」って言いました。「ウホウホ、逃げろ」、一番小さなトムが言いました。「ウホウホ、危ない」、カーラが言いました。それから、みんなで「ウホウホ、逃げろ」、「ウホウホ、危ない」って言いました。

 あれあれ、いつの間にか、一番小さなトムが寝ています。すっかり安心したようです。

 みんなはトムの方を向きながら小さな声で「ウホウホ、危ない」、「ウホウホ、逃げろ」、そう言って、お昼寝しました。

大きな木の上では、カーラのパパが大きな目で遠くまで見張っていました。


●●ここまで●●

もし、この童話について同じように絵を描いてくれたら、ぜひ、送ってみてください。
宛先 http://www.news-pj.net/mail/index.html






●新刊で~す。購入していただける場合意、印刷して近くの書店にお持ちください●


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●日本、特に東北・関東の保護者必読の書●

「ICRP Publ. 111 日本語版・JRIA暫定翻訳版」(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15092,76,1,html)

「緊急時被ばく状況における人々に対する防護のための委員会勧告の適用(仮題)=109」
(http://www.jrias.or.jp/index.cfm/6,15290,76,1,html)

アメリカ科学アカデミーの文献「BEIR-VII」(Biological Effects of Ionizing Radiation-VII、電離放射線の生物学的影響に関する第7報告)
http://archives.shiminkagaku.org/archives/radi-beir%20public%20new.pdf


◆東電本社の記者会見は、午前11時~正午から始まる単独会見、午後5時ごろからの統合本部会見の2回となっている。インターネットで生中継と録画配信されている◆

 → ニコ生 http://live.nicovideo.jp/ 

   岩上さんのサイト http://ow.ly/4wCEr



◆東電会見に出席し続けている木野龍逸さんへの支援金の振込先口座は下記のとおりです。

 郵便局の振替口座
 口座番号は、00100-5-362362
 口座名称は、木野龍逸支援の会(キノリュウイチシエンノカイ)


 なお、銀行からの場合、
 ゆうちょ銀行
 〇一九店
 当座預金
 0362362
 にお願いします(できれば郵便局の振替でお願いします)。



◆以下参考◆


原子炉建屋とタービン建屋の図。クリックで拡大できます。

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【日弁連の東日本大震災・原発事故災害復興支援活動】
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 ●今回の原発事故から、原子力村の実態、大手マスメディア経営陣がそれに取り込まれている実態が明らかとなりました。この実態を打破するための仕組みを紹介した拙著を紹介させていただきます。もし、このブログをお読みの方でまだ、これらの本に目を通されていない方は、最寄りの図書館にリクエストしてお読みください。外国でどのような対策が実行されているかがお分かりいただけると思います。今後、3・11の再来を防ぐための具体的な方法のいくつかだと確信しています。








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