民営化されてまだ日の浅い郵便局が早くも赤字を理由にサービス低下を図ってきたって知ってますか?まずは、下記ウェブページを読んでください。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=Pcm1010&BID=145207375&OBJCD=100145&GROUP=
そう、締め切りが来てしまっているパブリックコメントの案内だ。内容は、これまで配達した相手に直接手渡して渡したことを記録する「達記録郵便」を廃止することに関するもの。正確には、現在の「配達記録郵便」を廃止して、郵便局に郵送を依頼したこと(引受け)だけを記録する「特定記録郵便」に変更しようという案だ。
現行の配達記録郵便は、210円だが、相手には、直接対面方式で配達され、「引受け」の際と「配達」の際の2回にわたって、記録が残る。ですから、相手が郵便物を受け取ったことは証明できる。
しかし、新方式の「特定記録郵便」は、160円と50円安くなってはいるが、配達は面談ではなく、郵便受けに配達され、「引受け」の時点のみ記録される。これでは、相手方が送った書面を確実に受け取ったということは立証できない。
「配達記録郵便」とほぼ同じ効果を持つ郵便物として、「簡易書留」がある。こちらは、現行350円ですが、今回の「配達記録郵便」の廃止を機に300円に値下げされる。しかし、それでも、配達記録郵便(210円)よりも90円も高い状況だ。
この配達記録郵便は、これまで、クーリングオフなどを伝える際に、使用されてきた。これが90円でも値上がりすることは決して安易に判断されてはならない。
「今回の配達記録郵便の廃止は、書留郵便等の特殊取扱部門の収支が赤字になっていることが大きな理由です。民営化されてもなにも変わりませんと言っていた割には、あっという間のサービス低下です」と批判する人もいる。
ここで、問題にしたいのは、パブコメが行われていることが知らされていないし、その内容の解説もされていないことだ。みんな忙しいから何がパブコメとして意見募集の対象になっているかを毎日インターネットでチェックすることはできないし、それぞれの内容について、自分で資料を集めて検討するのも大変だ。結果として、パブコメは形骸化してしまっている。
でもよく考えれば、パブコメは市民が直接、政策に意見を述べる機会なのだから、周知してもらわないと困る。
マスメディアは、少なくとも、インターネット版では、どういうパブコメが行われているか、そのポイントは何かを伝えるページを立ち上げるべきだし、そういうページがあることを本紙や番組の中で伝えるべきだ。うまくいけば、パブコメの内容を巡っておもしろい議論ができるかもしれない。
せっかく、無尽蔵のスペースを利用できるインターネット版があるのだから、それを活用しない手はない。おちゃらけた企画をくっつけるだけでなく、「知る権利」に本格的に役立つようなものとしてもらいたいもんだ。
パブコメの件数が、数件とか、十数件っていうのは、やっぱり、民主主義が機能していない証拠だと思う…。
【PR】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。
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現行の配達記録郵便は、210円だが、相手には、直接対面方式で配達され、「引受け」の際と「配達」の際の2回にわたって、記録が残る。ですから、相手が郵便物を受け取ったことは証明できる。
しかし、新方式の「特定記録郵便」は、160円と50円安くなってはいるが、配達は面談ではなく、郵便受けに配達され、「引受け」の時点のみ記録される。これでは、相手方が送った書面を確実に受け取ったということは立証できない。
「配達記録郵便」とほぼ同じ効果を持つ郵便物として、「簡易書留」がある。こちらは、現行350円ですが、今回の「配達記録郵便」の廃止を機に300円に値下げされる。しかし、それでも、配達記録郵便(210円)よりも90円も高い状況だ。
この配達記録郵便は、これまで、クーリングオフなどを伝える際に、使用されてきた。これが90円でも値上がりすることは決して安易に判断されてはならない。
「今回の配達記録郵便の廃止は、書留郵便等の特殊取扱部門の収支が赤字になっていることが大きな理由です。民営化されてもなにも変わりませんと言っていた割には、あっという間のサービス低下です」と批判する人もいる。
ここで、問題にしたいのは、パブコメが行われていることが知らされていないし、その内容の解説もされていないことだ。みんな忙しいから何がパブコメとして意見募集の対象になっているかを毎日インターネットでチェックすることはできないし、それぞれの内容について、自分で資料を集めて検討するのも大変だ。結果として、パブコメは形骸化してしまっている。
でもよく考えれば、パブコメは市民が直接、政策に意見を述べる機会なのだから、周知してもらわないと困る。
マスメディアは、少なくとも、インターネット版では、どういうパブコメが行われているか、そのポイントは何かを伝えるページを立ち上げるべきだし、そういうページがあることを本紙や番組の中で伝えるべきだ。うまくいけば、パブコメの内容を巡っておもしろい議論ができるかもしれない。
せっかく、無尽蔵のスペースを利用できるインターネット版があるのだから、それを活用しない手はない。おちゃらけた企画をくっつけるだけでなく、「知る権利」に本格的に役立つようなものとしてもらいたいもんだ。
パブコメの件数が、数件とか、十数件っていうのは、やっぱり、民主主義が機能していない証拠だと思う…。
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★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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