情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

日本が無条件降伏~現代の視点で振り返る太平洋戦争

2009-01-18 10:31:23 | 有事法制関連
 日本が無条件降伏~この活字が踊る上記新聞は、新聞労連が作成した平和新聞の創刊号だ。「あの戦争をわたしたちが今日の視点で報道するならこんな風になるだろう」と考えて書いた記事だという。

 発行されたのは、2005年8月15日だが、ふとしたことで、昨日、この新聞をはじめて読んだ。

 驚いたのは一面の写真。国会議事堂がきれいに残っている。周りの建物は空襲に遭っているように見えるが、国会議事堂だけは、無傷なのだ。

 占領軍が統治する際に必要な建物は残したという話は聞いたことがあるが、これだけ、はっきりした写真を見せられると…。

 米軍は、占領後の統治まで考えて、日本をピンポイントで空襲していたわけだから、国力の差に改めて驚く。

 この米軍に対し、日本軍は、竹槍で戦うべく、市民を訓練していたというのだから、「無能」というほかない。

 いや、「無能」ではなく、責任を取らされるのが嫌で、敗戦をずるずる先延ばしにしたというのが実際ではないのか?

 軍部が責任をとらされることを先送りしたい空気…それが日本の降伏を遅らせた根拠ではないか?そう勘ぐらざるを得ない。

 それにしても、もし、政府施設が徹底的に破壊されていたら、少しは早く降伏することができたのだろうか…。




 





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2 コメント

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いえ、イラクの道です。 (田仁)
2009-01-18 14:34:19
政府行政機関が先に崩壊すると、軍隊の統率が効かなくり、市街地でゲリラ戦が始まる無秩序な地獄が繰り広げられ易くなり、危険です。
だから、無能の上に無責任な後に戦犯ともなった政府関係者の、自宅方面が先に焼けてれば、恐らく早めにビビりやがったんじゃないでしょうか。
多分『麻布高級住宅街』や『軽井沢』や『熱海』方面で、それこそ後にGHQが接収して本部や(地下拷問室付き)招待所を置いた所ですけどねえ。
ブッシュの戦争では、真逆に戦争の早期決着を急いで、兎に角『一番乗り』した将校が褒章を受けましたが、あの政権のする事なす事の全てが短慮でありました。
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Unknown (てst)
2009-01-24 18:32:28
政府機関を破壊してしまうと、さらに終戦が伸びたと思われる。
なぜなら交渉相手が消えてしまうから。
交渉相手がいないのに早く終戦すると思えますかねぇ・・・。
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