情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

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世界は東電と日本政府に疑惑を感じ始めている、本当のことを説明していないとの疑惑を

2011-04-12 08:19:50 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 11日夜の東電の定例記者会見では、まだ、多くの質問者が手を挙げていたにもかかわらず、東電の一方的な議事進行で、公開での質疑を打ち切り、ぶら下がりでの質問に移行した。抗議をしたが、力足らず、押し切られた。東電は、それでほっとしているのかもしれないが、ますます事態を悪化させていることに目を向けなければならない。

 冒頭は、フランスの代表的な新聞、ルモンドの原発特集に掲載された記事だ。1ヶ月間の東電と政府の情報提供がいかに事実と異なるものであったのか?あるいは、矛盾するものであったのかを、日付を追ってリポートしている。
http://www.lemonde.fr/japon/article/2011/04/11/fukushima-un-mois-d-erreurs-de-communication_1505786_1492975.html


 また、フランスのテレビの討論番組では、東京電力がこれまでも原子力発電所で行った定期検査に関するデータの改ざんを行ってきたことなどが指摘されたという。

 そして、世間の批判の目は、東電だけでなく、政府にも向けられている。ニューヨークタイムズは、旧ソ連でさえ、チェルノブイリの事故についての年間5ミリシーベルトを再居住の条件としたが、日本では年間20ミリシーベルトと高い値をとっていることとしてきたうえ、原子力発電所の危機対応のエキスパートに、汚染された地域と汚染されていない地域の往来を安易に認めることは、子供が汚すのを放置しながら掃除をするようなものだと批判させている。
http://www.nytimes.com/2011/04/12/world/asia/12japan.html?ref=world

 このような疑惑を抱えた東電がいま、第三者をほとんど入れることなく、密室となっている福島第1原発で、事故対応にあたっており、日本の政府はそれを許している。

 もはや喜劇と言うほかない。そして、その喜劇が続くことで、人類にとって、最大の悲劇を生み出すことにさえなりかねない。


 昨日、私が用意していた質問は、次の4つだった。

1:原子炉の温度や水位、放射線量等に関して、異常な数値が出た場合、計器不良ということでデータが公表されないことがあるが、政府に対してもそれらは計器不良ということで報告しないのか?
(政府に対しても不都合なデータを隠しているのではないか?という疑惑)

2:海外からの支援は有償・無償合わせて30近く受けているとの説明だったが、そのリストを発表し、海外の支援を日本の市民に知らせるのは当然の礼儀だと思うが?
(どのような技術・機材を受け入れているのか、ということを公開するためにも、このリストの公表は必須だと思う)


3:常に口頭で発表する数値があるが、それらについてはいろいろな記者から何度も配布文書に記入するように求められているが、なぜ、改善しないのか?
(誠意、誠意と言うが、まったく、誠意を感じされないので、聞かざるを得ない)


4:シルトフェンスの効果は?下側はどのように海底に止めるのか?下が海底に固定できないなら、カーテンをくぐる風のように汚染水は流れていくのではないか? 
(おそらく、世界の人が抱く疑問。東電は何かをしてさえいれば、努力していると評価されると勘違いしているのではないだろうか?世界的に見れば、意味のない努力をするくらいなら、そのマンパワーをもっと有効なことに使うべきだという見解が圧倒的多数だろう。現場で作業に当たる方も、意味のないことで被ばくしたいとは思っていないはず)


 いずれも、まっとうな質問だと思うし、このような疑問には聞かれるまでもなく、答えるのが、国家の危機ともいえる事故を起こした当時者の本来のあり方だと思う。

 そして、政府もこのような疑問に自ら答えるべく、東電から情報を提供させなければならない。

 
 世界は、日本が東京電力とともに沈むのではないかと、本気で心配し始めている。その心配を現実のものとしないためには、完全な情報公開と世界の英知の結集しかない。



東電の情報改ざんの内容(日経)
 東電によると、柏崎刈羽1号機では1992年5月、ECCSの一部で、原子炉が停止した際などに残留熱を取り除く4台のポンプのうち1台が、定期検査の前日に故障した。そこで故障を隠して定期検査をごまかし、そのまま原子炉を起動、2日後に復旧した。東電では、ほかの装置で炉心冷却機能を維持できるため、安全上の問題はなかったとしている。
福島第一の1〜6号機では1979年6月〜2002年4月、柏崎刈羽3号機では1994年11月に、それぞれECCSのポンプの圧力計の指示値を改ざんした。また福島第一の1〜6号機は1977年10月〜2002年3月、福島第ニの1〜3号機は1990年1月〜2002年8月に、それぞれ不正に警報装置の設定値変更、除外などを行った。
さらに福島第一の1号機は1979〜1998年、蒸気の流量を監視し、弁を作動させる装置を不正に設定して検査を受けた。柏崎刈羽1〜3号機では1994年9月〜1998年10月、蒸気の隔離弁の漏えい率を改ざん。同7号機は1998年8月〜2001年3月、実在しない「タービン機械式トリップ弁作動トリップ」警報について、実在するかのように検査報告した。福島第一原子力発電所2号機では中性子検出器を不適切な場所に設置して、検査結果をごまかしてたという。
このほか定期検査とは無関係に、柏崎刈羽原発では放射能の測定値を改ざんしていた。1995〜1997年ごろ、排気筒から出る放射性物質の濃度が実際より低いように見せかけた。
http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q1/524352/




 
◆東電本社の記者会見は、午前11時〜正午から始まる昼の部、午後6時半前後に始まる夕方の部の2回。インターネットで生中継と録画配信されている◆

 → ニコ生 http://live.nicovideo.jp/ 

   岩上さんのサイト http://ow.ly/4wCEr



◆以下参考◆


原子炉建屋とタービン建屋の図。クリックで拡大できます。

   ↓

 


【日弁連会長声明】
「東北地方太平洋沖地震による福島第一原子力発電所の事故に関する会長声明」 http://ow.ly/4n21n

●今後想定されるあらゆる事態、並びに、各地の放射能汚染の実情と被曝による長期的なリスクに関する情報、被曝防護に関する情報を正確かつ迅速に国民に提供し、適切な範囲の住民を速やかに避難させるよう求めるとともに、原発の新増設停止、既存原発についても電力需給を勘案しつつ危険性の高いものからの段階的停止を提言



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Okinawa and a lot of Japanese oppose the transfer of the Futenma base to Henoko


At least180 MPs of ruling parties say NO to Futenma relocation within Okinawa. Check this http://bit.ly/9jQIW8



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