情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

世論調査を電話調査と言い換えよう!~元NHK記者中瀬教授が提言

2009-05-08 03:55:29 | メディア(知るための手段のあり方)
 ひとくくりに世論調査といっても、調査方法や質問項目などで大きく結果は変わりうるものであり、安易に信用すべきではないことは当然だろう。月刊民放5月号は、この世論調査を巻頭で特集している。

 最初の論者が、NHKで社会部などを経た後、放送文化研究所の世論調査部に在籍したこともある中瀬剛丸日本大学文理学部教授だ。

 中瀬教授は、質問事項や調査主体、回答拒否の割合、アプローチ方法の違いなどから必ずしも電話調査は精度が高くないことを認めたうえ、「世論調査」の結果は世論なのか?という根源的な疑問を提示した後、「世論調査」を「電話調査」といいかえることを提案している。

 つまり、「世論調査の結果、内閣の支持率が20%とな下がったことがわかった」とするのではなく、「電話調査の結果、内閣の支持率が20%と下がったことがわかった」とするべきだというのだ。

 確かに、これは画期的な提言だ。実際にしているのは「電話調査」なのだから、そう称する。被疑者、被告人を呼び捨てにしないことで推定無罪を想起させるのと同様だ。言葉の力は大きい。

 明日からでもできるこの提言、各社取り入れては?それとも、権威がなくなっちゃうかな?

 ところで、政府も「世論調査」をしているが、政府に世論調査されるのもなんだね~。「市民意見アンケート」くらいにならんかね。





★キャンペーン中「私は、民主党が導入しようとしている政治家の相続税脱税防止規定(世襲防止強力対策)に賛同します。民主党がこの規定を実効的なものにすることを期待します」
 

 








【PR】







★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。


最新の画像もっと見る