情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

宇都宮健児日弁連会長ってどんな人?~「今週の会長」、5月20日のパネルディスカッションでチェック

2010-05-12 05:25:42 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 再投票となった激戦を制した宇都宮健児弁護士が会長になって1か月が過ぎ、日弁連の変化がだれの目にも明らかになってきた。これまでもさまざまな人権課題に取り組んできてはいたが、それが市民の目からは見えにくかったと思う。私自身、弁護士会の活動をなぜ、もっとアピールしないのだろうか、と何度も感じ、時には、会見などの必要性を提案したこともあった。ところが、宇都宮執行部になって、一気に改善してきた。簡単にいえば、弁護士会活動を透明化しているという感じ。民主主義の鉄則だ。

 わかりやすいのが、冒頭の画像にある「今週の会長」というコーナー(http://bit.ly/d40jh8)の新設。これまでは、会長がどのような活動をしているのかは、弁護士ですら知り得なかったが、このコーナーでだれでも会長の活動内容を知ることができる。どこまで充実できるか注目したい。

 また、会長声明・談話も次々と出しており、弁護士会がなすべき人権保障と民主主義の拡充に力を入れていることがよく伝わってくる。4月だけで次のように11本も出している。
(http://bit.ly/dd3qkk)

 ①警視庁による「警察庁長官狙撃事件の捜査結果概要」の公開に関する会長声明、②公訴時効の廃止及び大幅延長に関する会長声明、③憲法改正手続法の施行延期を求める会長声明、④真に労働者保護に値する労働者派遣法抜本改正を求める会長声明、⑤「沖縄密約情報公開訴訟」東京地裁判決に関する会長談話、⑥中国政府によるさらなる邦人3名に対する死刑執行に関する日弁連コメント、⑦人権差別撤廃委員会の総括所見に対する会長声明、⑧名張毒ぶどう酒事件第7次再審請求最高裁決定についての会長声明、⑨中国政府の邦人に対する死刑執行及びさらなる死刑執行通告に関する日弁連コメント、⑩国家公務員法違反事件無罪判決に関する会長談話、⑪中国政府の邦人に対する死刑執行通告に関する会長声明

 会長声明、談話を見て分かるように弁護士会はさまざまな課題にコミットしている。日本最大のNGOだといわれるゆえんだ。市民の皆様もこの弁護士会の在り方には注目してほしいし、注文も付けてほしい。

 まずは、生「宇都宮」に触れてみませんか?

 5月20日(木)午後6時半、星稜会館ホール(東京都千代田区永田町2-16-2、http://bit.ly/91Gh7Z)で、宇都宮さんと同じく現場主義を貫いているルポライターの鎌田慧さん、宇都宮さんのこれまでの最大の活動分野である消費者問題の担当大臣福島瑞穂みずほさんらとパネルディスカッションをする。(入場は無料)

 ぜひ、ご来場ください。





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★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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