2017/04/21 記
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ティーンズに対する防災活動からの関わりは、
1)在校時被災>集団安全避難
2)防災知識習得>個人の自主判断基準作り
3)避難所運営の「手伝い」推奨
4)地域復興の絆作りの支援(元気付け・学校間交流他)
つまり、学校行事企画として、地域復興のための「元気付け」活動、つまり手綱は放さないという範囲の社会参加。
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これは、防災活動=安全避難活動+救命活動(救急法習得・自主消火)という常識が社会に定着しているため、避難後の生活協力(支援)について語られることは少ない。活動は多様であり、学校の責任上の生徒管理が困難になってくること、モラトリアム期間の世代が生の地域社会生活に参加することの矛盾を感覚的に忌避し、生死と家族危機に関わる深刻な場面対応に責任が取れなくなる限界が見えるため、自制推奨的になりやすいという急性期関与を避ける傾向がある。
このことは、文科省・行政・教委の公的な指示の枠内以外の活動について、教職員の自主判断に対して慎重になることであり、非常時という管理が行き届かなくなる事態のなかで、ティーンズという世代が、生身の個人として社会の立場をとわれるという貴重な社会体験の価値を見逃してしまうことになる。
しかし、彼らは地域社会や生命への責任を担うには未熟な存在ではあるが、社会の一員として補助あるいは独自領域を持つことを見通すべきと考える。(社会への『正統的周辺参加』という。)難しいのは、この周辺参加が生じるのが発災時という特殊な環境下で生じることであり、平常時彼らの日常生活の中に、条件が希薄であるという限界があることだ。ここを倫理的な誘導で無理押しすれば、リアルな課題が理想を押し付けることで解決するような勘違いを植えつけることになりやすい。想定される現場課題に関心を持つリーダー的な子を社会が先験的に育てておく必要がある。
これは、地域に家庭生活を送る若手生活者であるということや、地域の地理的エキスパートであるという特性から見なおしてみると、そこに周辺参加ゆえに浮かびあがる要援護者支援との接点が浮かび上がってくる。
1)親に自由時間を提供する活動・協力する活動
2)避難所外避難者間をつなぐ「御用聞き活動」と
避難者の生活支援(食料・物資仲介/見守り)
3)周辺活動(避難所運営補助参加・ペット管理等)
これらは、かなり具体的に彼らが担うパートを彼らに問うものであり、いわゆる防災教育の中に、安全避難以降の行動モデルに至ることができる。この防災教育の協力者を養成するのが、「ティーンズ街頭防災研修」つまり現場で語るリーダー作りだ。
研修は参加者を固定して教育する必要はない。年数回、公募(実際は教員推薦か)で茅ヶ崎からの通学者を数名以上集めて行う。
講師は関係行政職員/医療・消防・防災関係者/市会議員・防災NPO等から選び、机上と現場の1日プログラムを実施してもらう。講師の交通費・実費は市が負担、参加者の交通費・実費は、自己負担または市の負担が望ましい。勿論活動費カンパも行うべきと考える。
1)の活動は、特に家族に乳幼児や高齢者がいる場合の見守りを想定しているが、保健師・看護師の指導が必要だ。
2)は、避難所の集団生活が不可能な方が、車中・軒先・私製避難所・自宅で避難生活をしている。(寝たきり高齢者・障がい者・乳幼児を抱えた家族等)この方の生活情報と物資・水や食料仲介を担い、単身者の見守り補助を彼らの自転車チームで支えてもらう。
3)は、全国の防災ボランティアとつながるボランティア体験を伴う。
あくまでも副次的ではあるが、2)の活動は、生活することの社会勉強となり、地域に大人の知り合いを持つ、都会では特異な若者となる。
政治的な立場や、価値観を超えて協力可能な活動であると信じる。テーマについては、類似テーマは間を開けて順に行えばよく、可能であれば運営会を開いてテーマ調整を行えばよい。レポートは市の広報の一角を提供して下さると嬉しいが、独自のレポートを担当講師がホームページ記載する。連絡実務は、立候補者数名で行う。研修実現の相談を行う実行委を公開SNSを立ち上げて行い、出発点をつくる。
こういう提案だ。
背景的なところや、提案者の身元経歴が活動立ち上げ時には、空転の壁となる。それゆえに、「提案書」は困難となるが、必要は事を動かす。プレゼン資料を今精選している。提案書(『ティーンズ街頭防災研修のすすめ』)とともに、連休明けに、市内は巡回する。大岡祭やら連休やらの影響を避けたい。)
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介護度のサービス以外に、母は地元趣味の会でおしゃべりで預かってもらっている。この間をいかして生業で橋本通いを行っているが、介護度認定が下がったらどうしようかと、結果が出るのを首を長くして待っている。
母が大丈夫といえば言うほど、単独時入浴が困ったことになっている。頑固は私の親である。ため息。
夜間傾聴:ひとり
(校正1回目済み)