湘南オンラインフレネ日誌

フリースクール湘南オンラインフレネ学習的就労支援活動・災害ボランティアの実践を書き溜めていきます。

9/29 ○○君を失って/木下真氏の「優生思想批判の浅さ指摘」フォロー

2021-09-30 05:23:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/29 記
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サポセンに○○君の情報がないか問い合わせた。

25日に肺炎で亡くなり、新型コロナの特殊事情もあって、家族葬とし、折を見てお別れ会を設けるという話だった。

さてどうしようかなと、彼と活動をともにしていた人と接触できないかと考え、荷分け所は濃厚接触者隔離期間かと思い立ち、茅ヶ崎駅で、無念だが引き返した。

東日本大震災時には、彼と相談して本を仮設に贈る活動やら、中古車を被災地活動団体に寄付したりした。茅ヶ崎では、特養ホームを訪ね、回想法に利用できそうな写真集を贈ったが、回想法ボランティアを組織できなかったため、なかなか活用できなかった。職員は忙しすぎたのだ。そんな記憶が通り抜けていた。
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母を迎えに戻り、メールに"絵"を入れる方法を教えてもらったと、喜んでいた。そんな母に、やたら"絵"を入れるのは、表現力が貧困、隠語で仲間ぶりしているから、私は好きではないと言ってしまった。話の腰を折られてつまらなそうな母。何苛立っているのかと、自己嫌悪している。またひとり、数少ない、話し合える相手を失ったという喪失感が、じわりと頭をもたげているのがわかっていた。
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FB巡回中、子ども学会の木下真氏が優生思想批判について、的確な記事を書いておられた。さっそくフォローさせてもらった。

木下真氏 FB 2021/09/29 より
「優生思想」とは
-----------ここから----------
優生思想の議論で、いつも気になることがある。それは、「社会の役に立つか立たないかで人間をランク付けする能力主義が優生思想だ」という前提で多くの議論が始まっていることだ。確かに、優生思想にはそういう発想も含まれるが、それが優生思想の本質ではない。左翼的な平等主義と結びつけてしまうと優生思想の本当の恐ろしさと愚かさが見えなくなってしまう。

 能力主義などと言うのは、障害の有無にかかわらず、人間が根本的にもっている本性みたいなものだ。現実の社会で学歴や業績がどれほど幅を利かせているか考えてみればいい。スポーツ番組やクイズ番組が、どれほど人気が高いか。能力の比べっこはみんな大好きなのだ。幼稚園児の後ろで保育士の先生が、「よし、あそこの木まで競争よ!」と声をかければ、わーっと子どもたちは張り切って駆け出していくのである。

すなわち、能力主義は人間が生まれつき備えている本能のようなものであって、障害者を社会から排除しようとか、抹殺しようという考え方に直結するものではないのだ。当たり前であるが、障害者自身だって、能力主義的な考え方はもっているのである。

 では、優生思想の本質は何なのだろうか。それは劣った遺伝的性質を民族から取り除くという衛生思想であり、福祉予算が社会発展の足を引っ張ることのないように抑制するという経済政策だ。そして障害者のいない社会を、明るく健全で、発展し続ける未来として描き出すのである。ナチスが実行した優生政策とは、まさにそれである。

 つまり、能力主義に根差した障害者差別が優生思想の核心なのではなく、障害者が私たちの社会を破壊したり、停滞させたりするという「逆淘汰の考え方」を、「疑似科学的な理屈」で体系化させたものが優生思想なのだ。そして、優生思想は、「みんなの幸せのため」「人類の幸せのため」という美しい枕詞をともなう。だから、20世紀初頭においてはリベラルな社会活動家の中にも、優生思想を支持する者たちがいたのである。

 優生思想の危うさや愚かさは、まだまだ十分に認識されていないと思う。優生思想はナチスだけが、そのダークサイドにはまったわけではなく、19世紀末から20世紀初頭にかけて、世界中の先進国がはまっていたのである。福祉の先進国である北欧諸国でさえ断種手術をやっていたほどだ。人間の心の闇などととらえるのではなく、科学や理性の明るさの先にあるディストピアと考えるべきだろう。

優生思想は前近代社会ではなく、医療や福祉の整備された近代国家であるほど、はびこりやすい考え方だ。黒いイメージだが、その本質はむしろ白いのである。「優」れた「生」を追求する思想なのだから。

-----------ここまで-----------
(校正1回目済み)
p.s.母の「めまい」風呂から出るときに発作。台風通過まで、厳戒態勢なり。





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9/28 茅ヶ崎の○○君、突然のコロナ死、うろうろしている

2021-09-29 05:16:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/28 記
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友人から、偏屈な私を受け止めてくれていた○○君がコロナで逝去したという緊急連絡を受け、茫然としている。若い彼を連れ去るとは。

彼は古本リサイクルから始め、フードバンクと連絡を取りながら、他のリサイクル全国活動や、海外の孤児支援なども手がけるなど、コロナ下もがんばっていた。

突然のことに、数少ない社会活動の友をまたひとり失った。

樺美智子さんと同じゼミにいらした元高校教員の☆☆さんの名を、年賀状名簿から削ったのが今年の一月。手書きでもいいほどに、枚数が減った年賀状の枚数に、落ち込んだことを思い出した。

母の関係でコロナ死が3名。
私の関係で2名、生死の境を彷徨っている友が2名いる。大事な人々だ。

これをインフルエンザというか。怒りを覚える。
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昼間、母のリハの間に、茅ヶ崎のイトーヨーカ堂で買い物をして驚いた。クリスマスソングが流れているのだ。私は半袖、額に汗をかいていた。明後日から台風16号が秋を運んでくるのだろうが、クリスマスソングは、過去を見送るような妙な物悲しさを連れてくる。物語の終わりのような物悲しさだ。だから、こんなに早くクリスマスソングを聞きたくなかった。

その夜の訃報である。母に語る気にはなれなかった。

いくつになっても、女性は不思議な感覚を持っている。「何怒っているんだぃ。顔、こわいよ。」とぼそっと言ったのだった。「またフラれたよ」とお茶をにごしたが、ぞっとした。
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茅ヶ崎図書館が、私のリクエストに応えて買ってくれた。半年かかった。以下はヴィゴツキーのZPD(発達の再近接領域理論)をめぐる論争。発達論関係者の書。政治の書にあらず。

●「革命のヴィゴツキー」2020/08
フレド・ニューマン&ロイス・ホルツマン

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明日は、幸い母の東京の外来が休診なので、趣味仲間のお茶会に押し込み、○○君の団体事務所に行ってくる。

しかし、爺いが残って、若いのが逝くとは、ひどい。…合掌。

(校正1回目済み).

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9/27 真鶴町の○○さん、熱海土砂崩れ現場見学のお誘いあり

2021-09-28 05:54:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/27 記
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真鶴町の友人とは、私の迷子から町社協合流が出来なかったため、熱海の土砂崩れ災害のご近所情報を聞くことが出来なかったこともあって、帰宅後、彼に謝罪電話を入れていた。ただ町議選の最中で、彼が帰宅していなかった。その彼から応答電話がかかってきた。そこで私から熱海の件をきいてみた。しかし要領の悪い応答ばかりで、10月に入ったら、ドライブガイドしてやろうかというものだった(ようするに)。大きな土砂崩れは、みたことがないので、追って日程を調整することにした。母の預け先をつくってから応答することになった。

「選挙カーじゃあるまいな」と冗談をいったが、「公私混同はしない」と怒られた。悲しい…。

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<入手した書籍>

…まだ積ん読状態。
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●「被災地で活動するナースのための災害派遣シミュレーションQ&A」山崎 達枝 (編著)2013/10
●「災害後の時期に応じた子どもの心理支援 被災体験の表現と分かち合い・防災教育をめぐって」2018/04

(校正1回目済み)



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9/26 高校生と災害弱者支援の接点/映画「MINAMATA」のフィクション部分

2021-09-27 05:44:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/26 記
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新しい電話器は壊れにくい親子型、私と母、子機2台とし、親機はトイレに呼出音無音設定にして回線を引き入れた。子機電源のON/OFFは、各自の勝手。トイレに引き込み線が見えるのは野暮だが便利、名の通り、子機は壁に投げつけても無事なものにした。

夜間傾聴をしていた頃は、faxに別チャンネルを併用しており、旧式メディアの方が、秘密保護がしやすいと判断していた。しかし、3月末で夜間傾聴もついに終わったので、今では盗聴しようが何しようが、碌でもない話ばかりだから、無線式の子機でいい。この子機は、丈夫で壊れないものに。一方、非公開スマホは、相模原の塾と教材屋にしか公開していないから、これで充分。
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高校生に、彼らの避難時の分担仕事は、「力技補助」・「留守番」と「御用聞き」・「外出時率先避難と弱者誘導」・「広報」と「配膳分配」だ。大きくは「親を自由に動けるようにすること」、「孤立防止活動参入」だ。
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被災には層があって、

1.健常者の安全避難と保護
2.傷病者の保護
3.災害弱者支援と、生活援助

特に3.は、2.の被災傷病者の陰に無視され、日常支援体制の破壊と家族孤立、更に医療接点の困難が、常に後手になり、災害弱者は、あたかもいないか厄介者の如く扱われる。この3.重点で、彼らティーンズの仕事をぜひ考えたいのだ。

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今日のバンキシャで、「全国3万人の新型コロナ感染在宅治療者」という紹介があった。外出できず、所持金・食糧物資が尽き孤立、孤立死者も増加し続けている。「食糧物資・情報仲介の『御用聞き支援』」立ち上げの重要性は増し、今まで言ってきた通りになった。

さらに「防疫」というファクタが入ったときの支援の形を見つけ出したい。

高校生は、その一翼を担える。鍵は「専門職の外周支援(助手見習い)」である。青少年庇護の学校籠から、家庭の一員・生活者にシフトしていくのが、生活危機(災害)なのだ。大人への強烈な教育の場であることを、事前に描きたい。
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FBは、未だ社会活動の様がなかなか伝わってこない。そのなかで、映画「MINAMATA」にフィクションの部分があるという指摘が出てきた。入口氏は水俣出身者であり、少年期体験をベースにした著書をだされている。ゆえに事実経過と違う描き方に違和感があったと指摘されていた。気になるのでフォローする。

-----------ここから-----------

映画『MINAMATA』と「チッソ附属病院」(入口紀男氏FB2021/09/27より)

以上
-----------ここまで-----------

(校正1回目済み)

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9/25 認知症朝型電話魔、母の「めまい」事故を起こす

2021-09-26 06:20:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/25 記
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母の「めまい」、朝の固定電話が2回鳴ることで、起床を焦り発症。幸いベッド内だったため、枕元の電話を落とすことだけで済んだ。相手は元趣味仲間、認知症が進み、かけたことを忘れて再度の電話をしたため。

台風が接近、気温変動、昼夜の気温差、母の季節病の条件が揃っていた。昨日の好調の振り子は揺れる。

この方には、以前にも早朝電話で困らされた。私の方は、夜間傾聴後の朝に元のモジュラージャックを抜くが、母はそれを面倒がって、抜かないことがあった。夜間傾聴は3月末に終えたが、いたずら電話がかかることもあって、40年間の習慣は残っていた。

先方のお宅では、苦情対策から、固定電話を廃止し、ひとり一台の携帯に切り替えていた。夜に携帯を回収してしまうのだが、ガラ携からスマホになったらうまく使えないとのことで、当人の不満がたまっていた。早朝、深夜業の家族が寝ている最中に抜け出して、店の前の公衆電話をかけていた。

母の状態を説明。ガラ携を探して買い替え、夜間回収をしてくれと頼んだ。まあ、母の枕元の電話のモジュラージャックを抜けばいいのだが。

携帯電話の番号は長すぎて覚えられないと、午前中に固定電話にかけてくる方が多いから、抜くのは困るというのだ。母は90だがスマホは自由。友達は80代、スマホは怖いという。認知症の電話魔さんは、自営業の元電話番。携帯は怖くはないが、ガラ携短縮ボタンが気に入ったが、スマホは市外局番をつるつるのところにいれるから、ちゃんとかからないという。

つるつるは視覚障害や指を使えない方にもハンデだが、音声入力を教える恐ろしさもあって、ともあれガラ携化と夜間回収で約束ができた。

しかし、転倒は冷や汗をかいた。

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母はベッドで手首をひねったらしく、初めは痛がっていたが、夜には茶碗と箸を支障なく使っているし、痛みも取れたというので一安心だが、年寄りは翌日痛くなるので、注意はしている。
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壊れた電話の代わりを買いにビックカメラにいく。…ため息がでる。

(校正1回目済み)

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9/24 高校生向け「私の災害行動計画」作り下準備と

2021-09-25 14:35:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/24 記
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母が西伊豆の割烹で、茅ヶ崎から来たからと言って断られたというのは、理由が、よくわからなかった。神奈川と愛知に挟まれた静岡は、ともに緊急事態宣言下だったからだ。それで気になっていたが、突然ひらめいた。山梨県である。身延線富士宮から三島まで1時間かからない。この意味だろうか。甲府からでも2時間位のものだろう。
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母は、歳を取ると、出かけた翌日ではなく、翌々日に疲れがでるのだと言い出していた。これでまた一日、家に缶詰になるのは御免なので、何とか嫌がる母を趣味仲間の集まりに押し込んだ。集まりと言っても4〜5人。お茶会のようなものだ。
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私はその間に、近くの古書店に二冊買いした書の、読み上げ機のスキャナーで折り目のついた方の書を持ち込み、代わりにその店にたのんでおいた「桜森/河野裕子歌集」を買い取った。
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保健所に行きたかった。しかし、忙しい最中に何だと眼差しが語り、丁寧に押し返されるに決まっている。ハイティーンズの発災直後の管理分担仕事の愛玩動物の保護飼育補助相談である。

授業書の後半は、安全避難直後から始まる避難所管理に首を突っ込む仕事紹介のひとつだ。(単身入院者のペット代行飼育は未定。)だまっていたら、決して誘いがこない、バッシングの危険がある日陰仕事である。幼児・学童保育補助とともに、市単位の自治体には、必ず問題になる世界であり、ティーンズが首を突っ込むには、子ども厄介払いの、無視の嵐に突っ込む先行提案が必要な分野である。

これは仕掛人仕事だが、保健所担当者や動物愛護団体・獣医と事前に顔繋ぎしておくことも必要。だから本当に新型コロナが邪魔なのだ。

せめて、保健所が出している最新版行動計画書を受け取り、見通しを立てておきたかったのだが。
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補)捜索活動は危険。時が立たないと未経験者には無理がある。だから役は「預かり飼育」である。

<参考書籍>
●「災害とコンパニオンアニマルの社会学」梶原はづき著 2019/02
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茅ヶ崎市立図書館にいく。リファレンス担当者の方に、「災害時保育・遊びボランティア」関連書の相談だったが、私の知りたい「災害時」の意味が全く通じない。期待はしていなかった(失礼)のだが、別の観点が拾えるかと思ったが、きれいに「平時」一般向け書の並ぶ棚の案内に終わった。プロではある。他館取り寄せも含んでの相談だったのだが。
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旧店舗の「たまや」で補充買い物。母を迎えにいく。母は出渋っていたことが嘘のような状態。近くのバス停まで、よくしゃべること。いいはいいのだが、興奮の後には日没のような落胆がくる。しかし、これが他人の力なのだと、したり顔で話にうなずきながら、全く別のことを考えていた。

(校正2回目済み)


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9/23 外出の翌日は蟄居/「『私の災害行動計画』作り対話」企画書

2021-09-24 05:27:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/23 記
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西伊豆ドライブの疲れ。母は、午後になるのに起きてこない。小田原蒲鉾を使って、「おかめうどん」。だしが勝負なので難しい。「どんこ」を一晩もどしておいた。エアコンを心持ち低くして、「あんかけ」にし、母を起こす。

7090問題と茶化すが、補聴器をつけていないから、都合の悪いことは聞こえない、あくびをしている。

この展開は予測していたので、中止になった鶴嶺高校の特別授業企画の「災害の行動予定作り対話」授業書を書き始めた。迷える(柄の悪い)子羊の安全誘導の書でも、「てんでんこ」の書ともちと違う、「見切りを心得た優等生作り」と自己評価して、気持ち悪がっている。「賢くあれ」とサブタイトルを書いて悪趣味だと消した。誰にもなし得て、命を守れる企画の鍵は、「各自がイメージを持つこと」だ。だから対話。

「食器洗わないのかぃ」と、背後に殺気。…まあこんな具合の一日となった。

青木孝平を取り出して、やめた。まずは授業書完成なり。といいつつ、今夜は大豆屋の豆腐で麻婆豆腐、暴挙かと考えていた。

(校正1回目済み)

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9/22 真鶴町役場と社協を訪ねてきました/母、海鮮割烹とコロナ

2021-09-23 02:49:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/22 記
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母のドライブはトラブルだらけだったようだ。というのも、予約を取った行きつけの割烹が、茅ヶ崎からの客とわかると、コロナ非常事態下の地域からの客は受け付けていないといいだした。行政との関係があるので無理と断られた。「予約の準備ができているはず」と粘ると経営者がでてきて、「○○様、困りましたね」ということで、午後の営業時間外の客のいない休憩時間に、知り合いが立ち寄り食事したということにしましょうと、時間変更してセットしてくれた。その分、座敷ではなく影のテーブル席なので安くなっていたとか。というわけで、店の名前はだせないが、美味しかったと満足気。

観光用だから、やめとけと言っておいたのに、小田原のみやげ屋で蒲鉾を買ってきた。
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私の方も出発時の路線バスの時刻があわず、茅ヶ崎発ではなく、わざわざ辻堂からの乗車。平塚止まり、小田原止まりと2本見送って、熱海行きに乗車。待ち合わせ時刻を遅刻してしまった。

駅改札口の待ち合わせ場所についたら、「先に社協に行っている」とメールが来ていた。改札を出て驚いた。50余年前と、ほとんどかわっていないのだ。

交番のおばちゃんに道を聞くが、「そこ」、「あそこに見える」、「役場を折れて」…見えないし、指示代名詞だらけでさっぱりわからん。目が悪いと言っても、まあ、通りまで出てきてくれたが、全く変わらない、…というわけで、通行人に聞こうとあきらめて歩き出した。

甘かった。いつまでも誰も道を歩いていないのだ。急坂だらけで、見えていても回り込まないと降りられない。駐車場端の急石段を降りることは、やっと出会った高齢者の方に道を聞いて、この階段が近道なのだと知った。通行人に出会わないことを愚痴ると、「皆、車に乗っているからだ」という。「診療所で、きけばわかる」とのことで、診療所を探したが「往診中」の札。スーパーを見つけて客に聞くが、無残、社協そのものを知らない。クリーニング配達らしき業者の車に声かけて、やっと場所がわかった。「あの建物の2階だ」という。そこにまたメールが入り、「遅いから選挙の手伝いがあるので帰る。担当者に話しておいたから大丈夫」と書かれていた。クリーニング屋さんが「ああ、町議選だよ」と教えてくれた。

さて今度は建物の2階に登る階段がない。ただ、路地があって人影がみえたので話を聞くと、このビルは坂道に建っているから、ここが2階なのだと教えてくれた。距離はないのに、駅から迷って40分かかった。
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真鶴町のコロナ在宅療養単身者への「買い出し」、「ゴミ出し」等の代行援助は、説明をしてくれた社協の職員さんが一手に引き受けているのだという。人口7千人の町である。対象者が少ないのだと言う。町内会や民生委員さんが出るまでもないとのこと。ニュースにでたのは、彼の発案を県の関係者に報告したからだった。

町民活動との連携の話はないのかと問うと、「町民活動って何ですか、選挙ですか」と衝撃の言葉。

話をしていくと、「この辺は、地縁血縁が強く、ひとりにしておかないから」という。茅ヶ崎とは明らかに地域のタイプが違う。無念な結果となった。

役場の福祉課に立ち寄り、町の障がい者団体の所在を聞いたが、育成会はあるが、「今はちょっとね」と言葉をにごした。

土地の高低差が大きく、原・真鶴地区が低く浸水の危険があるが、町としては、崖崩れや、Uターンできなかったり車が入れない狭い道もあって、火事がこわいとのこと。施設関係の質問は、担当者が今いないとのことで、町のハザードマップをもらって帰って来た。

無念、空振りになった。

(校正2回目済み)

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9/21 企画予定は未定か

2021-09-22 05:33:00 | 地震津波災害ボランティア

2021/09/21 記
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明日の西伊豆のドライブ、断ってくれと急に母が言い出し、母の見守りをどうするか、騒動となった。

理由がわからなかった。ぎりぎりまで断り連絡を引き延ばし、対策をねった。急すぎた。私の真鶴町社協行の約束を流したくなかった。

夕食後、母はふらりと立ち上がった。しばらくトイレに入ってから、居室のベッドに横たわった。

ピンとくるものがあった。

「ドライブ、行けそうかい?」と私。
「出たから大丈夫」と母。


そういうことだったのだ。あとは明朝の体調だ。私からの電話チェック、最後の手段。高齢者介護に予定は未定。皿洗う指に力が入った。

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鶴嶺高校のボラ塾特別授業、コロナ禍下、中止となった。

災害の場面想定対話の中で「自分の行動予定表作り」を企画していた。

安全避難に閉じるものではなく、避難生活から、疎開者サポートに及ぶものだし、自主判断避難をこえて、災害時の戦力自覚を促すものだった。

「高校生とのzoom対話」という粘りがない。仲介屋の創造力低下、硬直化を感じる。

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明日、もし活動者と会えたとき、「御用聞き支援」のアキレス腱である「在宅避難者リスト開示」と「行政連携」の質問だ。わすれまい。
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(校正1回目済み)

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9/20 墓参帰りの車中にて

2021-09-22 04:20:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/20 記 
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東上線の墓地の手前に、私の学生時代の戦友の家があった。駅から離れているから車窓に張り付いても見えるはずもない。訪ねたのが安田講堂の頃の話だから、古い話。幹線道路も見えなくなっていた。

芋づる式に古い顔が浮かぶが、全く消息がつかめない。コペル君のおじさんの屋上対話のような、妙な感慨がなだれ込む情動の扉を押し留めている自分がいた。無縁くんに挨拶したからだと、彼のせいにしていた。

池袋で母懐柔用の和菓子を仕込み、何とか座れた電車で目を閉じた。

煩悩が闇に浮かぶ。爺いは新規の社会活動企画をたちあげることは迷惑なことなのか。境界線に立つ横断活動は、専門職ギルドの壁の前で、立ち尽くす以外ないのか。愚痴ではなく、イトミミズコロニーの周りを泳ぐ「ドオリ」ムシに出会いたいと念じた。
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久々に面白かった。
必見!
●NHKスペシャル「新型コロナ 市民と専門家の緊急対話」(再)
NHK-G   9/23(木) 23:35〜0:35
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(校正1回目済み)

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9/18&19 お彼岸目の祟り…さて

2021-09-20 05:49:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/18&19 記
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9/18
台風14号の進路がはずれて無事済んだが、ベランダのペットボトルゴミ集積箱が倒れて、ゴムサンダルの片方が消えた。気付かなかったが、風が強かったのだろう。

母の「めまい」は季節性があった。前線・台風が天気図にでる前から、はっきりと発作が増える。それにあわせて私のランドルト環状の幻視も、現れる頻度が高まる。気圧や気温変化は体調に影響する。

母に熱いタオルを絞って渡した瞬間、幻視が始まった。

申し訳ないが、注視が必要な読み書きアクセスを休ませてもらった。
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9/19
浜見平の@@さんに頼んで、母の様子見電話チェックをしてもらい、東京の父の墓を覗き、施設に維持費をはらってきた。寺院改修カンパである。近くの有名な神社まわりに人出。

今日は私の担当していた辻堂駅に漂着していた若い路上生活者の命日でもあった。池袋から東上線沿いの某墓地の無縁さんに花をたむけてきた。

もう五年になる。彼は辻堂駅南口側エレベーター前に、いくつもの買い物袋をにぎりしめて、虚な眼をしてすわりこんでいた。空腹そうなのでバス停前まで降ろそうとしたが、交番はいやだと激しい拒絶があり、かと言って買い出しに行ったら、急いで逃げ出しそうなので、しばらく離れて私も座っていた。(駅前交番への連絡を恐れているのだ。)

帰ってくれというので、連絡先の名刺を渡し、握り飯代の500円玉を渡し、真夜中でもいいから連絡をと告げ、別れた。日を空けて数回接触し、話せる様になった矢先、早朝、携帯が鳴った。

日立市の救急病院からで、先程ひき逃げ事故で、彼が息を引き取ったのだが、ポケットにポリ袋に包んだ名刺がでてきたので、身元確認で連絡したという。

いつまで遺体を保管しているか確認。直接お別れをさせてもらった。

半月ほどして、市警に連絡したが、個人情報保護の壁に阻まれ、ならばと市警を訪ねて事情を説明。断片的なヒントを得た。池袋に遠縁の方がいて、受け取りを拒否されたが、今度は区役所情報から、親が入っていた墓地に無縁墓に埋葬されていることを間接的につかんだ。その駅の近辺に他の墓地は無いことから墓地が分かり、今年も名無しくん(教えてくれなかった)に花をたむけてきた。

辻堂駅は、わけありの方3名が亡くなっている。彼は突然日立に現れ、亡くなった。救えなかった方だ。

東上線沿いの無縁墓に手を合わせ、池袋から帰って来たのだが、目は、さんざん。白い輪が何回も視野を遮り、立ち止まってはため息、縁起の悪い辻堂ではなく茅ヶ崎から帰宅した。宗教人だから、素っ気ない墓参も、故き父は文句を言うまい。

帰りが遅いと母に文句を言われつつ、濱田屋の幕の内弁当に、塩麹漬けしたカジキマグロを焼いて、熱い煎茶をつけた。まあ、文句言われつつも、母の怒りは治まった。@@さんに、いつもありがとうと電話。「いつか鰻重をおごれよ」と言われた瞬間、また白い輪が、視野を覆った。

明日は目を休める…無理か。

(校正2回目済み)





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9/17 台風接近、征露丸飲め!とは

2021-09-18 18:36:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/17 記
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台風14号の関東通過の予報があって、土日の予定はできる限り済ませておこうと、残りのビッグイシュー誌の配達と糖尿病薬の補充を行った。母は髪染めを勧め、美容院に預けた。

茅ヶ崎市立図書館には

●「急性期病院のエスノグラフィー 協働実践としての看護」2020/08

が来ていた。いわゆる「空気」の細部監視の参与観察のような方法が成り立つのか疑問があるが、救急医療の現場の感触は、外野からの評価を外さないための大事な素地になると思っていた(野次馬根性なのだが)、しかし、てごわそうだ。

図書館にビッグイシューを置いて、裏道からクリエイトにでて処方薬を受け取った。来週は飛び休日と休診日があり、今日の先手の始末は完璧だと思っていたら雨が降り出し、あわせるように携帯が鳴った。医者のところに糖尿病手帳を忘れているというのだ。やむなく受け取りに戻ると、母から鍵が開かないと、携帯に電話が入った。がらがらと予定が崩れるのを感じた。髪染めが早く済んだから先に帰ったのだという。雨が降ったからタクシーで帰ったが、入口の扉が開かないのだと訴えていた。母は自分の鍵を持って出なかったのだ。

やむなく私も、急ぎタクシーを呼んでマンションに戻ると、エントランスにも部屋扉前にも母がいない。ため息をついて携帯で母に電話すると、同じマンションの自治会役員さんが、お茶をと、母をあずかっていてくれた。エントランスで立ち尽くしている母に、通りがかりの際、声をかけてくれたのだった。お礼を言って帰宅したが、介護・子育てに予定は立てられないという言い伝えは、なめてはいけない。実際、予定は未定なのだ。

幸い母は発作を起こしておらず、私の糖尿病検査も順調にA1cもさがっている。しかし、母の西伊豆ドライブ大丈夫かと気がかりが。これらに相関はないが、漠とした不安に囚われる、こういう人の心が状況への反映のフラジャイルなあり方を判断できるだろうか。

こういうもやもやがあるときに、自分に言い聞かせてきた言葉がある。

「正露丸飲め!」である。

(クレゾール丸…日露戦争、征露丸だった時期もある、すごい下痢止め薬)

(校正1回目済み)

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9/16 真鶴行は9/22に/母の残薬にパキシルが、え?

2021-09-17 05:21:00 | 地震津波災害ボランティア
2021/09/16 記
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9/22(水)母の東京の定期診察は病院側の都合で再日送りとなって、日が空いた。22(水)・24(金)とのいずれかと、真鶴行の日程調整をしていたが、22日、母を西伊豆の魚会食ドライブに連れて行ってくれる趣味仲間夫婦(眼科医)が現れて、決定的になった。夫婦ともワクチン2回接種済み。私の行き先が真鶴で、母が西伊豆、漠然とした発想だが、母が東京方向より安心だった。

民生委員の@@さんとの調整も済み、9/22 町社協に行くことが決まった。
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母の残薬をみると、危ない曲者薬があった。パキシルだ。手をつけた跡がないのが幸いだった。数年前、初めての心療内科が処方した薬だった。的がはずれている。ノイロトロピンが可愛くみえた。良いにつけ悪いにつけ、母に任せた服薬は気分。よく貯めたものだ。
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門前仲町の友人から電話があった。ワクチンの2回目接種を済ませてきたという。地元飲み屋が復活しはじめたと彼はいう。彼の店は、どのみち閑古鳥だという。

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(校正1回目済み)

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9/15 上杉さんの陳情報告に/ビッグイシュー発売日

2021-09-16 06:03:00 | 地震津波災害ボランティア

2021/09/15 

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ビッグイシュー発売日。母はリハ通院+鍼。母を預けて、石川町往復。繋がりがよく、母を待たせずに連れ帰る。動いた後の鍼は、あまりいいことではないらしく、だるいを連発して爆睡。その間に、もとの家の近所の読者宅の配達。路線バスに乗り遅れて、20分かけて帰宅。慌ただしい昼間を終えた。


食べやすいように叩いた焼豚のスライスに、海藻サラダ。母には温かい茶碗蒸しが付き、私は玉ねぎの漬け物。即席物の夕食をすませた。

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ポストに紀伊國屋書店から「ヤングケアラーを支える」(ISBN :9784818023529)が届いていた。藤沢の竹村市議から教わったリーフレットだ。知人の沖村さんが寄稿されていた。

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電話が入った。乳癌手術後のペイン、漢方緩和ケアの千葉大病院通院には、紹介状がいる。今日は主治医に紹介状を書いてくれる様、頼んできたという。医師は誰がいいのか問われた。そこまで情報がなかったので謝った。

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自閉症協会横浜の上杉さんが、


お母さんたちの茅ヶ崎市初議会陳述の成果を報告されていた。


「市内で日中一時支援事業が立ちゆかない報酬体系なために、障がい者の18才以降の通所後や週末のお預かりサービスがなくなってしまう、ということで、親のフルタイム就労やレスパイトができなくなる、これじゃやっていけない、生活や命にまでかかわる」といった切実な内容。


結果は満場一致の採択。拍手である。


私は外野。立ち入ることもできないので、非常時の協力活動からしか提案できないが、要援護者支援の災害ボランティアの形で接点のある活動を提供しますと、眉間で念じていた。勝手ではある。


発災時の安全避難から始まり、途切れる支援と分断、日常生活破綻が続く長いスパンの家族連携支援の糸口を作りますと、思念だけが宙空を彷徨っていた。


(校正2回目済み)


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9/14 季節病、案の定/真鶴第二報告

2021-09-15 05:54:00 | 地震津波災害ボランティア

2021/09/14

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私の嫌な予感は的中。早朝、トイレから鈍い音。尿意でトイレに入ったが立ち上がれず、壁に寄りかかっていた。「めまい」の発作だった。


寄りかかれる椅子を持ってきて便座から移動。温めの白湯をゆっくり飲ませ、その間にトイレの始末をして、眼震とバイタルをとって、ベッドに誘導。睡眠導入剤ではなく、養命酒を飲ませ、眠らせながら記録。


台風14号が近海にいる。季節病の条件は整っていた。

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朝起きると、母は着替えを済ませ、ベッドサイドに、ちょこんと腰掛けていた。この几帳面さが、病を引き寄せているように感じてならない。


東京の主治医の定期診察は、休むことにした。


食事を消化の良いものにと、冷蔵庫に首を突っ込んでいると、「デパス、こんなに残っているよ」と、安定剤の袋を母が持ってきたので、片手で持てない量のその薬を預かった。すると「ロキソニンもあるよ」と追加。母のトートバッグ内の残薬をすべて回収した。…呆れた。

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母は、さすがに大人しくしていたが、忘れていた私の歯科治療があった。夜の予約なので、早めの夕飯を食べさせ、治療にでかけ、急いで帰宅。


☆☆さんという人から電話があったと母。真鶴の民生委員さんだった。


折り返し電話をすると、町社協に来ないかとのこと。調整して現地合流することになった。日程は調整中。


(校正2回目済み)


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