徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

銀塩写真講座 Step1 / 7日目 プリント実習3:コンタクトプリント

2020年01月31日 | 銀塩写真講座

この日は前回の暗室実習にて
現像を終えたフィルムからの
プリント作業に取り組みました。



まずは
コンタクトプリントの作成から。

テストプリントとして
段階露光をおこない
その結果を見て本番プリント。



その後
仕上がったコンタクトプリントを俯瞰して
引き伸ばす写真を選びます。



フィルム現像時に
うまくリール巻きができなかった部分は
コンタクトプリントで
白く画像が抜ける事となります。
(涙)
経験を重ねるなかで
このミスは失くしていきます。



受講生の方が
これまでにプリントした
モノクロ写真をご持参くださいました。
幾度となく焼き直しながら
1枚の写真が完成したことが伺えます。

本講座においても
後半は
バライタ印画紙を用いて
丁寧に暗室作業をおこない
銀塩写真制作に励みます。



<ご案内>
2020年度4月開始の講座は
現在、準備中です。

募集中の講座については
下記ページにて案内中。
http://tokunaga-photo.com/class/

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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

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古典印画技法 ヴァン・ダイクブラウンプリント講座 / 2日目 応用実習:デジタルネガフィルムを使用したプリント制作

2020年01月17日 | 古典印画技法講座

ヴァン・ダイクブラウンプリント講座
2日目の報告です。


前回に調合した感光液を用い
薄明るい光のもと
印画紙作りから始めます。


感光液を塗布した印画紙が
乾燥する間に
デジタルネガフィルムの作成。


自宅でフィルムを準備できる方は
持参したフィルムの仕上がりを確認。


準備が整った人から順次露光作業。


今回
2種類のサイズに対応しました。
TIPAの手作り露光機では
小さなサイズは1度の露光で4枚
大きなサイズは2枚露光できます。


露光直後のプリントです。

刷毛ムラが目立ちますが
風を描いたという解釈でヨシとします。


現像作業を進める中で
色調がどんどん変化していきます。


最終的にはこのような色調に仕上がります。


自宅から持参した和紙を用いて
プリントされた方もおられました。

感光材を塗布する際
和紙の繊維が刷毛に絡まり玉々が出来たために
白い小さな斑点が印画されました。

TIPAでは受講後も制作の場として
施設を使用いただける体制です。

その後の自主研究に期待して
2日間のプリント体験を終えました。



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創作実験クラブ / 藍染ワークショップレポート

2020年01月10日 | クラブ活動


徳永写真美術研究所は
大阪の下町
鶴橋に位置していますが
年に数回
大阪の郊外にて
活動をおこないます。



今回は
夏に2回にわたって開催した
藍の生葉染についてのレポートです。



藍を育て始めて4年目。
毎年3月に種まきをしますが
今年は前年のこぼれ種だけで
充分な藍畑となりました。

まずは葉の摘み取りから。



採集後
茎を取り除き、葉を洗います。



その後
ミキサーで葉を砕き
漉し袋に通して染液とします。



葉液は緑色ですが
空気に触れると青に変わります。
被染物に空気を含ませながら
葉液に浸し染色します。



布に糸を巻き付けたり
クリップやガムテープで
防染することで
柄を作る事も出来ます。



布地のほか糸染も・・・



染めた大きなシルクオーガンジーは
乾燥中、涼やかにそよいでいました。



それから・・・
興味深い染め物として
コチラ



エリンギの藍染です。



染色作業中は
手袋を着用する方が多いですが
日常生活に支障がない方には
素手での作業をおすすめしています。
藍染された手を数日間は楽しめます。





作業後は
BBQタイムを含む活動日も設定。
楽しいひと時を過ごしました。


<追記>



藍畑にて発見した
オオケマイマイです。

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銀塩写真講座 Step1 / 6日目 モノクロフィルム現像実習2:作業工程を習得

2020年01月07日 | 銀塩写真講座


2度目の
フィルム現像に取り組みます。
反復することで
一連の作業工程を
確実に身に着けます。



第一の関門となる
フィルムのリール巻は
前回よりもスムーズにおこなえました。



フィルム現像に必要となる
5種類の薬液の調合も手際よく・・・
温度管理も確実に・・・



現像タンクのかくはん作業は
秒単位の正確さが必要です。
工程表を参照して動作確認を怠らず・・・



・・・作業を終えました。



一部不具合も見受けられましたが
更に反復するなかで
成功率を上げていきます。



現像作業を終えたフィルムを
ドライヤーで乾燥させ・・・



6コマごとにフィルムをカットし
ネガスリーブに入れます。



今回は
35ミリフィルムが2本入る現像タンクで
2回に分けて作業をおこないましたが
現像本数が多い場合は
4本タンクを使用する場合もあります。



フィルムの乾燥後は
仕上がり具合をルーペで確認して
この日の実習を終えました。




受講者さんの愛機。
いつまでも実用品として活躍する
カメラであって欲しいです。


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