徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

創作実験クラブ / フォトグラム:光と影を操り描く

2019年11月25日 | クラブ活動




創作実験クラブのレポートです。
光と影を操り描くフォトグラムに取り組みました。



まずは
絵筆を持たずに描く展開について
そして
光と影を操り描く事とは?
など
手を動かす前に講義をおこないました。



講義後は暗室に移動して実習。

フォトグラムは
写真の基礎として学ぶ場合が多いですが
創作クラブでは
光と影を操ることに集約して
手を動かしました。

感光紙にモチーフをのせて露光したり・・・



上の写真は
光ファイバーの光で描いている様子です。



露光後は
現像液→停止液→定着液→水洗
各工程を経て完成。



セーフティーライトが灯る
赤暗い世界を脱すると
光と影による絵画が新たな見え方で現れます。



作業後に成果物を検証して
感想を述べあいました。



この実験をナビゲートした私が
最も気に入ったのはコチラ。

光ファイバーによる光画です。
人が制御できない動きを見ているように感じました。

今回の体験をもとに
次回は応用編と続きます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


銀塩写真講座 Step1 / 4日目 プリント実習1:密着プリントを作る

2019年11月12日 | 銀塩写真講座




銀塩写真講座4日目のレポートです。

前回の実習で現像処理した
フィルムからプリントを作成します。

まずは
仕上がったフィルムを一望するために
密着プリントの作成。

密着プリントは
コンタクトプリント
ベタ焼きとも呼び
印画紙にフィルムを置き
密着させてプリントします。



徳永写真美術研究所では
暗室薬品の準備から
実習としておこないます。
右から
現像液
停止液
定着液
水洗バット



最初に露光時間を決めるために
テストプリントをおこないます。



6段階の露光をおこない
適切な濃度となる時間を割り出し



フィルム1本分
36枚の画像をまとめて露光。



テストプリントであっても
密着プリントであっても
各薬液に浸す処理時間は厳守。

プリントドライヤーに通し
乾燥させて完成。



仕上がりは
24×35mmの画面となります。

小さな画面を凝視して
次回に引き伸ばす写真を
選ぶことを宿題としました。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


作品制作研究講座 / 3日目 表現とは何か3:制作物の言語化

2019年11月01日 | 研究講座


表現とは何かを考える3日目のレポートです。



今回は制作物の言語化について。

鑑賞者に対し
自由にご覧下さいと提示するのではなく

自分が作ったものは何なのか
何を考え
何を鑑賞者に伝えようとするのか

この “ 何 ” を明確にすることが目的です。



TIPAでは
自分の制作を客観視できれば
言語化はおのずとできると考え
自作を客観視するための
ディスカッションを重ねます。



表現とは何かを考える
最初のエクササイズで作ったものは
何だったのかと
改めて見直したり・・・



手の動きの軌跡を留めた画面・・・



絵の具のにじみを意識した画面・・・



読めそうで読めない紙片・・・



水入りペットボトルに入れたコレは・・・

これらは “ 何 ” なのか
今回のディスカッションを参考に
言語化する事を宿題としました。

次回は1ケ月後。
しばらく
自問自答の日々を過ごしていただきます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて
写真・写真表現・シルクスクリーンetc.
表現の研究活動をおこなっています。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・