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松本聖香ちゃん

2009年05月18日 | トマス小野田神父(SSPX)のひとり言
アヴェ・マリア!

愛する兄弟姉妹の皆様、
 松本聖香ちゃん(9歳)が、ベランダに出されて、親からいじめられ、ご飯さえろくに与えられずに、遺体で見つかったという事件のことを最近教えてもらいました。

 「お父さん」から、おまえなんか要らない、臭い、などと言われ続けた聖香ちゃん。

 ご飯も食べさせてもらえなかった聖香ちゃん。

 お父さん、お母さんと一緒に家にいたかったはずなのに、聖香ちゃんが聖香ちゃんだったから、聖香ちゃんが、母親の昔の子供だったから、受け入れてもらえなかった。

 誰も守ってあげることができなかった聖香ちゃん。

 お母さんに、もう少し勇気があったのなら、「お父さん」も虐待を止めただろうに。

 隣人も先生も、大人はみんな自分の都合を考えていたのかもしれない。法律の話しをしていたのかもしれない。「お父さん」がああいう説明をしているのだから、お母さんが聖香ちゃんはよく嘘をつくと説明しているのだから、聖香ちゃんが悪いのだろう、聖香ちゃんが不従順なのだろう、聖香ちゃんの訴えよりも不登校の現実よりも、お母さんの説明を信じて聖香ちゃんが悪いことにしよう、と。私たちには関係ないし、聖香ちゃんの言うことを聞いてトラブルかもしれない、と。

 新しくきた「お父さん」の方針は、狂っていた。この男は、酒を飲むと本性を現した。聖香ちゃんに対する憎しみを現した。

 聖香ちゃんが、この男にとって邪魔だった。自分のものではなかったから。新しい自分の子供ではなく、与えられた伝えられた子供だったから。

 天主の御母聖マリア様、聖香ちゃんの霊魂に、天主様の憐れみを祈って下さい。

 聖母マリア様、聖香ちゃんのお母さんに、「お父さん」に回心と痛悔の恵みを執り成してください。

 天主の聖母よ、新しい第二バチカン公会議の精神によって、いわばベランダに出され「破門」されて、おまえなんか要らないと言われ続けた聖伝を、誰かが立ち上がって守ってあげなければそのまま遺棄されようとしている聖伝を守るように、勇気ある行動を、私たちをして取らしめ給え。


天主様の祝福が愛する兄弟姉妹の皆様の上に豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

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