Credidimus Caritati 私たちは天主の愛を信じた

2024年から贖いの業の2000周年(33 - 2033)のノベナの年(2024-2033)が始まります

カトリック教会のウェストミンスター司教座大聖堂で、2017年2月18日に

2017年03月05日 | カトリック・ニュースなど
アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

1517年のルターが宗教革命を起こすと、天主は聖イグナチオを私たちに送ってプロテスタントを食い止めるためにイエズス会が発足させます。

1633年のフェレイラ神父が転んだとき、同じ年にフェレイラ神父の回心の為に日本に渡り、殉教するマストリッリ神父の奇跡的治癒がありました。

1830年のパリ・コミューンに対しては、同年、同じくパリで聖母がカタリナ・ラブレに不思議のメダイをお与えになりました。

1917年のロシア革命にたいしては、同年ファチマで聖母かご出現になり、また、聖コルベの聖母の騎士が発足しました。

ところで、今年もそうでした。
2017年2月18日土曜日には、同時に、イギリスで二つの記念儀式がありました。
一つは、聖公会のカンタベリー司教座大聖堂で、フリーメーソンの300周年記念儀式です。もう一つは、カトリック教会のウェストミンスター司教座大聖堂で、ファチマ100周年記念儀式です。

カトリック教会のウェストミンスター司教座大聖堂では、ヴィンセント・ニコルス枢機卿が、ファチマの聖母像の戴冠式を行い、英国を聖母の汚れなき御心に再奉献しました。今回は、1948年7月16日にグリッフィン枢機卿がした聖母の汚れなき御心への英国の奉献に少し手を入れたものを使いました。数千人がこれに参列しました。

ファチマでは子供たちが、フリーメーソンの市長に投獄されました。ファチマとフリーメーソンとは最初から対立しています。100年前の対立が今度はイギリスでなされたように思います。

罪のあるところに、聖母の汚れなき御心は償いを求める、これがカトリックの精神です。

「彼らの罪を償い、天主を慰める、彼らに代わって罪の償いをする」、これがカトリック教会の関心であり、これをキリストがお望みになっていることです。「祈り、償い」「天主から赦されるために、隣人を赦す」これが、2000年の聖伝のカトリック教会の精神です。

ファチマの天使はこう言います。
「あなたがたができるすべてのことを犠牲とし、それを天主に背く罪の償いの行いとして、また罪人の回心を嘆願して天主に捧げなさい。あなたがたはこのようにして自分たちの国に平和をもたらすでしょう。特に主があなたがたにお与えになる苦しみを従順に受け入れ、忍びなさい。」

「恩知らずの人々によって恐ろしく冒涜されたイエズス・キリストの御身体と御血を受け、飲みなさい。彼らの罪を償い、あなたたちの天主を慰めなさい。」

ファチマの聖母はこう言います。
「あなたたちは、天主に背く罪の償いと罪人たちの回心への嘆願の行いとして、喜んであなた自身を天主に捧げ、天主があなたにお与えになるすべての苦しみを耐えますか?」

「罪人たちのために犠牲をしなさい。たくさんこう言いなさい。特に何か犠牲をするときにこう言いなさい。“イエズスよ、これは御身を愛するため、罪人たちの回心のため、そしてマリアの汚れ無き御心に対して犯される罪を償うためです”、と。」

どうぞ良き四旬節をお過ごし下さい。

天主様の祝福が豊かにありますように!

トマス小野田圭志神父(聖ピオ十世会司祭)

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