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偽りの出現 : コロンビアの妄信的な修道女、教皇ベネディクト十六世の名前を乱用する

2024年05月17日 | カトリック・ニュースなど

アヴェ・マリア・インマクラータ!

愛する兄弟姉妹の皆様、

コロンビアの聖十字架のシスター・ベネディクタという身元不明の修道女が、2023年2月に教皇ベネディクトの幻視を受けたと主張しました。この想像力のたくましい修道女は、教皇ベネディクト十六世の死後のベネディクト十六世と出会ったと主張する内容を発表し、このメッセージは韓国語で翻訳されました。韓国の一部の人々から質問を受けたので、それについてここに調査結果を報告します。

それによると、ベネディクト十六世は死後、この女性のところにやってきて、自分自身が最後の本物の教皇であること、教皇フランシスコは教皇職の簒奪者であること、を言ったとされ、ベネディクト十六世は死ぬ前に回勅を書いたが、今、天から、この未発表の回勅のことを発表し、マリアを共贖者(コレデンプトリクス)、全ての恵みの仲介者(メディヤトリクス)と宣言し、新しい教義を提唱する、と告げたと主張しています。

この出現が明らかに虚偽である理由は次の通りです: 

1/教皇ベネディクト自身が、教皇フランシスコの選出の正当性を、彼が生きている間、繰り返し肯定していたから。

2/ 教皇ベネディクトは "天から"教義を宣言することはできないから。教皇は、時間において制限を受けるキリストの代理者であり、教皇の死後は「教皇職」を失うから。ドグマは地上の教会によってのみ宣言されるものだから。

3/ すべての教会史において、死者が死後に遺言を明らかにした例はないから。その主張自体が、死者との交信という魔術の禁じられた行為に加担していることだから。

4/ 或る死んだ教皇がこの世で最後の正統な教皇であったと主張することは、その主張者が教会においてどれほど高い地位に就いているかにかかわらず、教会による処罰を受ける理由となるから。なぜなら、現在の教皇の法的に有効な選出が無効であった、あるいは存在しなかったと主張する以上、それは使徒座との分裂行為に等しいから。

5/ もしある教皇がこの世で最後の教皇であると主張する者がいれば(主イエズス・キリストの再臨の間になされた主張を除けば)、聖ペトロが使徒座において永久に後継者を持つという第一バチカン公会議の定義されたカトリックの教義を否定することで、その者は大罪を犯すことになるから。

汝、天主の聖名をみだりに呼ぶなかれ。汝、偽証するなかれ。もし誰かが、啓示を受けていないにもかかわらず、啓示を受けたふりをするならば、聖なる名前に対して最も重大な罪を犯すことになります。

そのような人は、ある天上の人に嘘の証言をさせることになるからです。これは、天主と聖人たちの尊厳に対する恐ろしい侮辱です。

天主や聖人からのものだ、と言って物語を捏造し、事実や、定義された教義や、啓示された真理の代わりに偽りを提示することは、極悪な傲慢であり、欺瞞です。

 



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