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11/1、毎日新聞朝刊の「読んであげて」(BSラジオ面)コーナーに、寮美千子さんの童話「ならまち大冒険」の連載がスタートした(連載期間は1か月間)。連載に先立ち、奈良支局長の山内雅史さんが「支局長からの手紙」欄(10/26付)でこの童話を紹介されていた。
http://mainichi.jp/area/nara/news/20091026ddlk29070222000c.html
《作者は泉鏡花文学賞作家で多彩な才能を発揮されている寮美千子さん(53)です。寮さんは奈良の魅力にひかれて、3年前に首都圏から奈良町に引っ越してきました。お話を聞きながら、その言葉の端々からにじみ出る奈良への深い愛情が、奥の深い物語を生み出したことを実感しました》。
《ほんの少しですが、物語のさわりを紹介します。関東地方に住む小学3年生の男の子の家に、大きな柏の葉っぱのはがきが届きます。そこには、奈良町に住むおじいさんの家が壊されそうになっていることが書かれていました。家は、築150年の町家ですが、雨漏りやすき間風のため、新しい家に建て替えようという話が進んでいたのです。しかし、その家が気に入っていた男の子は、冬休みを利用して一人で奈良町を訪ねます。そして、そこで起こる不思議な出来事を通じて、奈良町の地名の由来や奈良の歴史などにも触れられるものになっています》。
《寮さんは奈良町の魅力について、こんな話をしてくれました。「資本主義的な拝金主義ではなく、『足るを知る』という価値観があり、物質的なものではなく文化的なものに目が向いています。今生きている人たちが面白く、そのネットワークが張り巡らされている。これからあるべき世界があるという意味で、周回遅れのトップランナーと言えるのではないでしょうか」》《奈良に移られた経緯や、奈良町での生活のこともお聞きしましたが、面白すぎてとても書き切れませんので、機会があれば、改めて紹介したいと思います》。
昨日、新聞紙上で第1回(11/1付)と第2回(11/2付)をまとめて拝読したが、いきなり、柏の葉で作られたハガキや不思議な「陰の声」が登場し、期待が高まる。大人でも十分楽しめる童話である。
挿絵の作者は、遷都1300年祭の民間キャラクター「まんとくん」の原作者・クロガネジンザさんである。この童話の雰囲気にピッタリ合った、見事な挿絵だ。当記事のトップ画像は、クロガネさんが童話の広告パンフレット用に描き下ろされたものを、ご本人の承諾を得て掲載させていただいたものである(転載はご遠慮いただきたい)。
※クロガネさんのホームページ
http://www.hi-ho.ne.jp/kuroganejinza/index.html
毎日新聞における「ならまち大冒険」の掲載地域は、
近畿(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)
北陸(富山・石川・福井)
中国(島根・鳥取・岡山・広島)
四国(香川・徳島・高知・愛媛)
また、同新聞のサイトにも掲載されるので、ぜひお読みいただきたい。
http://mainichi.jp/life/edu/yonde/
http://mainichi.jp/area/nara/news/20091026ddlk29070222000c.html
《作者は泉鏡花文学賞作家で多彩な才能を発揮されている寮美千子さん(53)です。寮さんは奈良の魅力にひかれて、3年前に首都圏から奈良町に引っ越してきました。お話を聞きながら、その言葉の端々からにじみ出る奈良への深い愛情が、奥の深い物語を生み出したことを実感しました》。
《ほんの少しですが、物語のさわりを紹介します。関東地方に住む小学3年生の男の子の家に、大きな柏の葉っぱのはがきが届きます。そこには、奈良町に住むおじいさんの家が壊されそうになっていることが書かれていました。家は、築150年の町家ですが、雨漏りやすき間風のため、新しい家に建て替えようという話が進んでいたのです。しかし、その家が気に入っていた男の子は、冬休みを利用して一人で奈良町を訪ねます。そして、そこで起こる不思議な出来事を通じて、奈良町の地名の由来や奈良の歴史などにも触れられるものになっています》。
《寮さんは奈良町の魅力について、こんな話をしてくれました。「資本主義的な拝金主義ではなく、『足るを知る』という価値観があり、物質的なものではなく文化的なものに目が向いています。今生きている人たちが面白く、そのネットワークが張り巡らされている。これからあるべき世界があるという意味で、周回遅れのトップランナーと言えるのではないでしょうか」》《奈良に移られた経緯や、奈良町での生活のこともお聞きしましたが、面白すぎてとても書き切れませんので、機会があれば、改めて紹介したいと思います》。
昨日、新聞紙上で第1回(11/1付)と第2回(11/2付)をまとめて拝読したが、いきなり、柏の葉で作られたハガキや不思議な「陰の声」が登場し、期待が高まる。大人でも十分楽しめる童話である。
挿絵の作者は、遷都1300年祭の民間キャラクター「まんとくん」の原作者・クロガネジンザさんである。この童話の雰囲気にピッタリ合った、見事な挿絵だ。当記事のトップ画像は、クロガネさんが童話の広告パンフレット用に描き下ろされたものを、ご本人の承諾を得て掲載させていただいたものである(転載はご遠慮いただきたい)。
※クロガネさんのホームページ
http://www.hi-ho.ne.jp/kuroganejinza/index.html
毎日新聞における「ならまち大冒険」の掲載地域は、
近畿(滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山)
北陸(富山・石川・福井)
中国(島根・鳥取・岡山・広島)
四国(香川・徳島・高知・愛媛)
また、同新聞のサイトにも掲載されるので、ぜひお読みいただきたい。
http://mainichi.jp/life/edu/yonde/
キャラにも和風と洋風があるように思えますがいかにも和風テイストで落ち着きます。
奈良のバンビなどどんなキャラ表現になるか是非、いろいろなバージョンで期待したいものです。
連載は紙芝居を毎日1枚ずつ見ていただくようなもの。
楽しんでいただければ、幸いです。
あをによしさま
今回は残念ながらバンビちゃんは登場せず。
続編も考えていますので、その時に、ぜひ!
> 温かみのあるキャラで味わいありますね。
良い雰囲気が出ているでしょう? これからが楽しみです。
> 連載は紙芝居を毎日1枚ずつ見ていただくよう
> なもの。楽しんでいただければ、幸いです。
全くその通りですね。第3回では、「耳がにゅうっと長くとがった」怪しい中年が出てきて、ワクワクドキドキです。
http://mainichi.jp/life/edu/yonde/news/20091103ddn018070040000c.html
> 続編も考えていますので、その時に、ぜひ!
おおっ、続編も考えておられるのですか、期待しています。