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いよいよ明日(1月6日)開催!/宝蔵院流槍術 稽古始と狸汁会(2018 Topic)

2018年01月05日 | お知らせ
回を重ねるごとに人気が高まる宝蔵院流槍術(ほうぞういんりゅうそうじゅつ)の「稽古始」と「狸汁会(たぬきじるえ)」、1月6日(土)に開催される(午前10時から稽古始め、正午から狸汁のふるまい)。会場となる鴻池の「ならでん第二武道場」の近く(池の北端)にはスターバックス鴻池運動公園店もオープンしているので、この機会に訪ねてみるのも良いだろう。
※トップ画像は、宝蔵院流槍術のFacebookから拝借

稽古始と狸汁会については、昨年12月14日付の毎日新聞奈良版「ディスカバー!奈良」で紹介したので、以下に記事全文を貼り付けておく。

宝蔵院(ほうぞういん)は興福寺の子院(しいん)でしたが、明治の廃仏毀釈(きしゃく)で廃絶。場所は現在の奈良国立博物館なら仏像館(旧本館)のあたりでした。同院が伝えた宝蔵院流槍術(そうじゅつ)は、柳生新陰流剣術とともに奈良発祥、日本を代表する古武道です。

約460年前、興福寺の僧・胤栄(いんえい)が猿沢池に浮かぶ三日月を突き、十文字鎌槍(かまやり)を創始したそうです。穂先に枝刃(えだは)の付く鎌槍を使った槍術は攻防にすぐれ、やがて全国を席巻。現在は同高田派(第21世宗家=一箭[いちや]順三さん)がこの流れを伝えています。



狸汁を振る舞う一箭さん

かつて正月の稽古(けいこ)始めには、伝習者に「狸汁(たぬきじる)」が振舞われていました。もとは狸の肉でしたが、やがて歯ごたえが似ているコンニャクを使用するようになりました。2003年の稽古始めで、直径1メートルの大鍋2基でこれを再開。伝習者と見学者に振る舞われ、現在まで続いています。
 
メモ 来年1月6日午前10時から、ならでん第二武道場(奈良市法蓮佐保山4)で稽古始め、正午から武道場前で狸汁の振る舞い(先着200人)がある。近鉄・JR奈良駅から、加茂駅行・高の原駅行バス「鴻ノ池」下車(奈良まほろばソムリエの会専務理事 鉄田憲男)。


いつも人気の狸汁会は「先着200人限定」なので、ご注意いただきたい。なお現在、宝蔵院流槍術では「樫植樹募金」を募っている。宝蔵院流槍術では、長くて節のない(長尺・無節)樫製の「稽古槍」を使う。しかしすでに国内で長尺・無節の樫材は枯渇してしまっているので、同派は自ら山林を購入し、伝習者の手により槍柄用材の樫の木を植え、育てているのだ。

協賛金は、個人が「一口 5,000円」法人は「一口 10,000円」。詳しくはこちらをご覧ください!


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