tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

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ビジコン奈良2013(県のビジネスプランコンテスト)募集開始!(2012Topic)

2012年10月10日 | お知らせ
奈良県は、起業家を掘り起こし、世界に通用する企業に育てるため、ビジネプランコンテスト「ビジコン奈良2013」を実施する(締切は11/12)。

以前私は「奈良県はかんてき経済だ」と書いたことがある。かんてきとは七輪(しちりん)のことであり、これは七厘(=0.7%)からきている。工業従事者数の全国シェアは0.8%で、全国ランクは36位、工業事業所数は1.0%で31位、工業製品出荷額は0.7%で35位というありさまなのである。だから県は、企業育成に力を入れざるを得ないのである。県創業・経営支援室(産業・雇用振興部)のHP(新着情報)によると、
「ビジコン奈良2013」ビジネスプランの募集を開始しました

遙か1300年前、奈良が日本の中心だった頃は、きっと人・モノ・金・情報が集まる活気に満ちあふれたところだったはず。今の奈良に当時の活気を呼び戻し、日本、そして世界へ発信できる企業の育成を目指すため、野心ある斬新なアイデアをもった起業家の発掘を目的として「ビジコン奈良2013」を実施します。

1.募集〆切 
2012年11月12日(月)17時必着
※Under22部門は12月14日(月)17時必着

2.募集部門
○ベンチャー部門…ジャンルを問いません。
○まほろば部門…奈良県の地域資源を活用したビジネスプランを競います。
○Under22部門…応募時の年齢が22歳以下の方を対象とします。

3.応募方法
(1)エントリーサイト(URL:http://nara-biz.jp/)から。
(2)電子メール
(3)FAX
(4)郵送      の四つの方法により受け付けます。
※エントリーシート(Word、PDF)は、上記サイトからダウンロードしてください。
詳しくは、エントリーサイトをご覧ください。

4.応募先
「ビジコン奈良2013」運営事務局 一般社団法人 奈良県中小企業診断士会 内  
〒630-8217 奈良市橋本町3-1 きらっ都・奈良3階302号 
【電話】080‐2520‐7851 
【FAX】0742‐81‐8880 
【メール】 info@nara-biz.jp


また県は、ビジネスプラン作成のための個別相談会なども実施する。県のHPによると 

「ビジコン奈良2013」へのエントリーに向けて『ビジコン登龍門』を開催します!

ビジコン登龍門では、既にビジネスプランをお持ちの方だけではなく、具体的なアイデアはないけど起業に興味がある方なども対象に、ビジネスアイデアの創出手法、ビジネスプランの作成方法等に関するセミナー、アイデアやプランを具体化するワークショップ、個別相談会などを実施します。ビジネスアイデアのある方はもちろん、アイデアはないけど起業に興味がある人も、ぜひご参加ください!

1.開催日: 第1回 平成24年10月20日(土) 第2回 平成24年10月27日(土)

2.時 間:13時30分~17時30分(両日とも)

3.場 所:なら産業活性化プラザ 1階イベントホール 〒630-8031 奈良市柏木町129-1

4.プログラム
●13時30分~14時30分 オリエンテーション&全体セミナー
・起業するために必要なこととは? 
・楽しく事業創造するアイデア創出方法
・事業計画づくりのキホン
●14時50分~17時30分 分科会(アイデア創出&事業計画書作成)
・分科会(1)既にビジネスアイデアのある人
■事業計画作成方法
■事業計画作成演習
■事業計画の発表と個別相談
・分科会(2)ビジネスアイデアから考えたい人
■ビジネスアイデア創出の考え方
■ビジネスアイデア創出演習
■ビジネスアイデアの発表と個別相談

5.講 師:合同会社FSソリューションパートナーズ代表・中小企業診断士 佐伯 眞、株式会社ブルーオーキッドコンサルティング代表取締役・中小企業診断士 渡辺 淳

6.申込方法:「ビジコン奈良2013」WEBサイト(http://nara-biz.jp/)からお申込みください。

7.お問い合わせ先:ビジコン奈良2013運営事務局
〒630-8217 奈良市橋本町3-1 きらっ都・奈良3階302号
(一般社団法人奈良県中小企業診断士会 内)
専用電話:080-2520-7851 
専用FAX:0742-81-8880
専用メールアドレス:info@nara-biz.jp


昨年の「ビジコン奈良2012」で最優秀賞(知事賞)の45万円を獲得されたのは、古民家で自給自足の宿泊体験を提供する事業プランを発表した柏木英俊さんだった。県工業振興課(産業・雇用振興部)のHP(ニュースリスト)によると



古民家宿泊型農村体験 柏木 英俊 さん

奈良県下の山間部(宇陀市周辺)での古民家を利用した体験型の農家民泊。宿泊者は電気・ガスの無い古民家での宿泊を基本とし、光源・熱源としては山からの薪を利用して生活を行うことで、より自然との距離が近い、エネルギーを生み出す、昔の農村宿泊をする。宿泊者は、薪の調達や、食材の調達も行い、調理なども行う。

山間地の山の荒廃が進み、手入れされていない里山の増加。それに伴う野生動物の増加と農業被害の拡大。さらに過疎化が進み伝統ある日本の家屋の空き家の増加。そのような中山間地域の再生と活性化、および都会生活者の癒しの場所の提供を行う。山の荒廃の一番の理由は、山の利用価値の低下にあると考え、新たな側面から付加価値を高めることを目的とし、最終的には農業と林業の再生を目的におく。


なるほど、これは面白い。「電気・ガスの無い古民家での宿泊を基本とし、光源・熱源としては山からの薪を利用して生活を行う」とは、「おじいさんは山へ柴刈り(薪取り)に、おばあさんは川へ洗濯に」を地でいくのである。薪を取れば、荒れた里山も再生する道理だ。

柏木さんの獲得賞金は45万円だったが、今年の最高獲得賞金は60万円(=知事賞40万円+トップ賞20万円)だから、これはチャレンジする価値はある。「Under22」(22歳以下)部門もあるそうなので、学生たちも、ぜひ挑戦していただきたい。奈良市立青和小学校出身、奈良先端大でiPS細胞を研究し、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授に続け!




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