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パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ を読んだ。 自分には明確さがかけているような印象でした。

2011年12月31日 22時31分27秒 | 読書評
パブリック―開かれたネットの価値を最大化せよ
ジェフ・ジャービス
NHK出版

2011年最後に読んだ本。

この1ヶ月でこの手のソーシャルネットワークにかかわる本を読みまくっていた。

PUBLIC、自分にとっては、この書籍は今ひとつ解釈しずらい本でした。

タイトルどおりネットへ関わるにあたってのプライバシーとパブリックの
境、オープンにする為の知識、認識すべきこと、考え方などを切々と
記述している。

現代のソーシャルネットへ関与するため、コミュニティへ属するに当たって
どこまでプライベートをオープン化し、それが社会、個人、国、企業へどう
影響するか。個人のパブリック化へのアプローチと供与することによる
メリットとデメリットが書かれているが、ネットを閲覧ばかりしている
自分にとっては、今ひとつ理解しがたい内容であった。

シェアしすぎなのか、そうでないのか。
シェアすることにより、アメリカでは、個人のカードで購入した履歴で
あったり、購入金額、カード番号までネットの公にすることもあるという。
ここまでくると、今の自分からすると明らかにシェアしすぎだと思うが。

通して読んでいると、前半は、昔、一子相伝的なノウハウの継承から、
印刷機が発明され本が世に出回り、その形態が変化することへの抵抗と
それが今の時代へ当てはまるというような内容が占め、結構退屈でした。

面白みが増したのが、180ページからの「シェアしすぎ」というタイトルから。

現代のパブリックとプライバシーの境界をどうとらえるか。
シェアしている企業のいくつかの事例
最後は、国が捉えるパブリックとは、どんなものかなどが書かれており
この辺は、ネット事情的な書きぶりで面白かった。

でもこの本は事例や過去、歴史的な事例を多く載せているせいか、理解する
のに退屈さを伴うので、ちょっと閉口してしまった。

個人的な所感でいうと、ネットに関わる、コミュニティとして存在を明確に
するためのパブリック化は、プライバシーをリスクを織り込んでどこまで
公表するか個人の資質にかかってくるという捉え方しか今のところできない
ような気がした。

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