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下町ロケット 町工場の快活劇が面白い

2013年02月02日 08時51分20秒 | 読書評
下町ロケット
池井戸 潤
小学館

下町ロケットをついに読みました。

面白い本であることは、評判で聞き入っていたのでいつか読もうと
思ってました。

評判どおり面白い。

製造業が元気ない今の日本で、会社一丸となって夢へ向かっていけると
面白いだろうなと思わせる快活なストーリーでした。

小型エンジンのメーカーである佃製作所。下町の町工場で200人、100億円
ほどの規模の会社。社長の佃は、宇宙開発の元研究者で、技術力を売りと
する会社を経営。

小さいながらもエンジンメーカーとして経営していると様々な問題が。
大手取引先からの発注が途絶え、主要製品の特許侵害で訴えられ、
会社存続の危機に。

金融機関、取引先からも見放され、ピンチが続くがあきらめず、裁判にも
勝利。そんな様子を見ていた大手重工会社から、部品の特許使用許可を
求められ、メーカーとしての魂の火がつき、部品提供にこだわり、激烈な
交渉が始まる。

しかし社内は賛否両論。特許使用許可を出せば、何もいわず大きなお金が入る
のに何故、部品提供にこだわるのか。

佃社長の奮闘、社員の奮闘がサクセスストーリーを生む。

どこにでもある、企業の問題、葛藤が快活に描かれていてほんとに面白い。
読むのが止められない話です。

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