寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3222話) しそジュース

2021年10月29日 | 出来事

 “三重県四日市市に住む小・中学校、高校と同級生だった友達から「赤じそある?スーパーにはもう売ってない」との電話があった。梅干しをこしらえる時季が終わったからのようだった。「ある、ある」と私が答えたら早速葉を取りに来た。これを使って、しそジュースにするそうだ。私も友達みたいに作りたくなって、どうすればいいかを教わった上、スマートフォンを介してレシピを自ら調べてみた。出来上がったジュースに氷を入れて飲むと爽やかな味がしておいしかった。
 青じそでも作ったらさっぱりしたジュースができた。しその葉もやがて少なくなり最後は赤・青混合にすると双方の特徴のものが完成した。”(10月4日付け中日新聞)
 
 三重県いなべ市の伊藤さん(女・74)の投稿文です。しそジュースはボクの妻も毎年作っている。煮込んで漉して酢と砂糖を入れてもう一度煮込む。聞くとこれだけであるが、酢が入っているので全く爽やか、健康食品である。暑い夏野には最適である。買ってくる生ジュースに劣らない。こう書いていてもボクはやったことがない。
 しそは強い。もう何十年と作っているが、種を蒔いたことはない。種がこぼれて毎年同じ場所に生えてくる。同じ場所どころか、種が飛んで至る所に生える。余分なところを抜いて回ることが大変なくらいである。昔は梅の木があったので梅を漬けるために使っていたが、なくなった今はジュースのみである。赤じそも青じそも同じである。ありがたい野菜である。